「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年2月24日木曜日

春は苦味を!

引地川の土手のカワズザクラの開花状態を見にいった。
足元にこやつが顔を出して陽を浴びている。
春だ!このところの温かさで様子を見に出て来たのだ。
写真を撮った後、採ろうと思ったが、一つだけでは、、、。
と思いつつ辺りを見回したらある、ある。
摘んできたフキノトウは6個である。
これなら十分酢味噌和えでいける。
夕食前に小鍋で湯を沸かし、沸騰したところに落とし、一、二、三と
ゆっくり数えて引き上げ水に漬ける。
絞って、きざんで、酢味噌和えだ。 
連れ合いも美味しいという。
「春は苦味を盛れ」の言葉通り、苦味があって美味しい。
これから、菜の花のほろ苦さ、タラの芽、ウドなどのウコギ科の苦さいずれも
春の苦くて美味しい山菜だ。
これからの山歩きは楽しみが倍増!

2011年2月23日水曜日

わかった!

2009年11月6日「初めての鍋嵐」(これは誰が齧ったの?)でアップした
丹沢山中の赤い帽子を被った「水源の森」の杭。
その帽子が何者かに齧られていることをお伝えしました。
クマ、サル、テン、ウサギ、ネズミ、タヌキなど、誰が齧ったのか
判りませんでした。
今回も宮ヶ瀬尾根から堤川林道へ降りるシカ柵の横の赤い帽子の杭、
2本とも齧られておりました。
ここで、この齧り跡を、新しい一眼レフのカメラでしっかり写真を撮りました。
10円硬貨を乗せて、大きさの目印にします。
10円硬貨の厚さは1.5ミリ、 直径は23.5ミリです。
真ん中の歯型が、4本であることがわかりますか?
もちろん、この動物はこの杭に上って、下顎の切歯を当ててぐいーっと齧ったのです。
4本の切歯を持っている日本に生息する哺乳類はサルだけです。
まさか、サル?
そんなバカな?
左から2本目が少し幅広で、奥から深く入り込んでおります。
10円硬貨の厚さは1.5ミリ、歯型の一条一条と同じくらいです。
4条あわせて6ミリ前後です。
サルの切歯は、ぼくらヒトと同じようにヘラ状で幅が一本の幅が5ミリ以上もあります。
サルではないとすると。
尾根の杭の上に乗って齧って歯型が4本もできるのは少なくても、
3対6本の食肉目だけです。

ネズミやウサギは切歯は一対だけなので4条にはなりません。
テン、ハクビシン、アナグマ、タヌキです。
クマ、シカ、カモシカ、イノシシも6本以上の切歯をもつが切歯の幅が広すぎて論外です。
テン、ハクビシン、タヌキ、アナグマ、キツネの下顎の切歯の幅を計りました。
もし、4本の歯型ができるとしたならば、、、
もっとも可能性が高いのはハクビシンかテンです。
 結論、テンだと結論付けました。
テンの下顎の切歯は写真のように第一切歯が小さくて引っ込んでいて
第二切歯が上に出ています。
杭の上の部分の左端の跡は、右第二切歯のもので、
左から二番目の奥から深く入っている跡が、一対の第一切歯の跡で、
左から三番目が左の第二切歯で、右端の跡が左の第三切歯の跡だと
考えられます。

一応、羊羹でテンの下顎を用いて、噛み切りテストをした結論です。
第一切歯は小さいので一対で一本のようになります。

(下は、テンの下顎切歯のアップ)
杭の上に乗って、ウンチをするのは、イタチ、テンかサルです。
下はテン糞です。 
テンやイタチが杭の上で糞をするのは、マーキングとして一番目立つからです。
だが、杭を噛むのはどうして?
それがこれからの課題です。

2011年2月22日火曜日

サル糞の中身が???

土山峠から湖沿いの道を清川トンネル方向へ行ったところで
サル糞、半分持ち帰る。
表面に浮き出ている種子は?
茶漉しの中で水洗いすると、この種子、見たことがあるのだ。
昨夜は思い出せず。
割ってみる。堅い。ん?これは、ヤマボウシの種子だったかな?
ヤマボウシの果実なんて、落ちて干乾びたものでもあったのかな?
糞は一個だけだったので、群れに接近しているハナレザルのものだろう。
オオウラジロノキの果皮?と共に教えて! 

テンとタヌキの糞内容物の種子の違い

昨日の土山峠・清川トンネル・ハタチガ沢林道・堤川林道で:
見つけたテンとタヌキの糞の違い。
これは、堤川に架かる橋の上のテン糞
なんとサルナシの種子とオオウラジロノキの果皮(と判断、下に写真)
これは、宮ヶ瀬尾根近くで見つけたテン糞
なんとこれもサルナシの種子だけだった。 
上のテン糞のすぐ近くにあったタヌキのタメ糞
これは、3、4センチの長さの哺乳類(シカかも?)の毛とキブシの種子だ。
テンはどこでサルナシを見つけたのだろう?
干乾びて、かろうじて蔓についている果実を見つけて食べているとしか思えない。
オオウラジロノキの果実は尾根などの落ちているからそれを食べたのだ。
タヌキは、木に登ってサルナシを食べることができないので、木から落ちた?
キブシの果実を食べているのだ。
それと、恐らく猟期に撃たれて解体されたシカを食べたと思われる。

下の写真が橋の上で見つけたテン糞の内容物の一部
左にサルナシの種子、右にオオウラジロノキ?の果皮と果柄
テンは木登り上手だからサルナシをまだ食べることができるが、
タヌキはサルナシは残念ながら食べることができないので、仕方なく?
美味しくないキブシの実を拾い食いしているのかな?
しかし、どの糞からも昆虫やゲジゲジなどの外骨格などが出てこなかった。
まだ、日陰には雪が残っていたし、越冬昆虫を見つけるのは大変なのかな?

2011年2月21日月曜日

クマ糞を踏んじゃった!

今朝、4時半に起きる。丹沢へ行く用意を整え終わったのが5時半。
今年で3回目の丹沢だ。清川のコンビニで弁当を買う。
まだ、ライトをつけて走っている対向車がある。
土山峠に車を乗り入れ、駐車。
まだ、ところどころ残雪がある。風はまだ冷たい。
軍手ではなく毛の手袋を持ってくれば良かった。
新しいテン糞やサル糞を見つける。少しゲット。
清川トンネルへ向かう経路を行くことにする。
ん?砂岩?っと思って強く足を置く。
なんと、クマ糞だった。クマがドングリを食べた時の糞だ!
まるで、ゴマを擂り鉢ですり潰したような状態だ。
大半が右足の靴底に付いてしまった。
まったく種子が見当たらないのでゲットせず。
何?もう出てきた?それとも冬眠しなかった。
いずれにしてもこの道は野生生物探検隊の忘年会で歩いた道だ。
その後、クマさんが歩いているのだ。
クマは林床に落ちているドングリを拾い食いしたのかな? 
忘年会の時は、モクレンの落ち葉で埋まっていた道。
宮ヶ瀬尾根に1時間半かかって到着だ。
ヒミズの通路が縦横に走る。 
清川トンネルを出た、山側の側溝にアカガエル?が4、5匹いた。
卵塊もたくさん。 
ハタチガサワ林道の崩れていた部分の補修工事がなされている。
横を歩かせてもらい、再び尾根に向かう。
途中、2ヶ所で少しだが、キクラゲをゲットする。 
11時35分に土山峠に到着。
GPSの記録では、10.3キロだった。
帰宅したのが13時頃、インスタントラーメンに上のキクラゲをいれて連れ合いと食べる。
歯触りが良い。美味い。見つけた辺りをもっと真剣になって探してみるんだった。
次はテン糞、サル糞、タヌキ糞の内容物についてアップします。

2011年2月20日日曜日

大株のハナビラニカワタケ

野生生物探検隊が歩いたGPSの軌跡である。
take隊員のフィールドなので、少し判別できないようにしました。
カシミールで6千分の1の電子国土で見たものだ。
ほんの少ししか歩かないのに、実にいろんな発見の山だった。
タヌキのタメ糞を見つけ、内容物の種子を調べるために
子指の先ほどのウンチを採集してきた。
種子はキブシで間違いなかった。

さらに、地上から4メートルくらいの所にあったハナビラニカワタケは
お店で湯通ししてもらって酢醤油と酢味噌和えで食べた。
中華風の汁の実か野菜炒めならさらに美味いだろう。
大株だったので、皆で山の幸を味わえて満足!
店で出された小皿は、アザミの茎の煮物だという。
味や歯触りはキャラブキ風だ。
これがイケル。皮を向いても小指の太さくらいある。
少し焼いたイワシの丸干しも出された、これまた懐かしく美味い。
ぼくは、このような山や海の幸で、あまり加工されていない物が好きだ。

2011年2月19日土曜日

野生生物探検隊の新年会

昨日、野生生物探検隊の新年会が湯河原の白銀林道であった。
雨があがるという予報であったが、午後から本降りとなり、
喜んで二次会の呑み会の場へと移動した。
新メンバーが加わった呑み会が盛り上がった。

白銀林道周辺はノウサギが多く、至る所で新しい食痕や糞を見つけた。
1メートルを超えるササの仲間が、ノウサギに食べられている。
まず、林床から3、40センチのところで噛み切る。
そして、上部の葉の部分を食べるようだ。
下は恐らくササを食べた糞であろう。
噛み切られた切り口はナイフで切られたように見える。
が、拡大してみると鋭利なナイフとはやはり違う。
下顎の切歯が右から左に、つまり左側を上顎の切歯で押さえ、右側から下顎の切歯で噛み切ったと推定できる。
切り口は、ほぼ45度に噛み切られている。
もってきた食痕のついたササは、噛み切られた上部の方のものだ。 
ノウサギが地上部3、40センチのササの茎を噛み切るには
頭を45度に傾けて、茎を上下の切歯で抑えて、
下の切歯を押し上げて噛み切っているということが判る。
モミジイチゴや、ミヤマシキミ、さらにはテイカカズラの茎(直径6ミリ)もこのようにして噛み切られた食痕が付いていた。
下は、斜めカットされたテイカカズラの断面の写真を撮るisa隊員。
ぼくは久しぶりの野山歩きであった。
やはり、街中の川沿いよりも山が良い。

2011年2月17日木曜日

幼女誘拐からなるマントヒヒの社会

ロンは三時間あまりの内に7、8回もアクビをして犬歯を見せてくれた。
20歳だが、野生のサルたちとは違って犬歯も切歯も磨り減っていない。
これだとあと10年は軽く生きる?
メスはパーコとサチコの2頭だけで、パーコは発情が人為的に抑えられているようだ。

マントヒヒの社会はニホンザルやキンシコウなどの他のアジア・アフリカに生息する狭鼻猿たちとは全く異なる。
ほとんどの狭鼻猿たちは、群れはメスたちの血縁集団が基本であり、オスは生まれた群れから分散していく。
だから、群れにいるオスは他所からやってきた個体だ。
が、このマントヒヒの群れは、複数のバンドからなっており、バンドは複数のクランからなっており、さらにクランは複数のハーレムからなっている。
このハーレムが基本的社会集団であり、オスが一頭と複数のメスからなっている。
このハーレムのメスたちは、オスが若い時に他のハーレムのチビメスを誘拐してきた個体なのだ。

マントヒヒのオスとヒトのオスだけがチビメスを含むワカモノメスに性的興味をもつサルだ!

2011年2月16日水曜日

マントヒヒは病気だよ!

今日はどうしてもマントヒヒの写真が欲しくて、横浜市立野毛山動物園に行ってきた。
正面の大きな透き通ったガラスが汚れているため、鉄格子の外から写真を撮った。
手前はオスのロン20歳、後ろがサチコ19歳:
オスの犬歯と勃起したペニスを写そうと3時間粘った。
が、一度だけ勃起したが鉄格子に阻まれてダメ、

このロンとサチコは仲が良いようで、いつも一緒。
もう一頭のメスのパーコは、上の2頭から離れ、凄くストレスを強く感じているようで自分の手の届くところの毛を毟り取っていた。さらに、彼女は下の写真のように同じ場所でくるくる回る動作を繰り返していた。
もう、戻すことができないような精神的病に侵されている。
動物を見にやってくるお客さんや、仲間からも隠れる場所がないからだ。 
とパーコの狂った反復行動を見ていたら、今度は、上の2頭が、サチコが前を歩き、それを追うようにしてロンが付いて歩く。この2頭は檻の周囲をぐるぐる回っている。
何と、3頭ともストレスが溜まって病気になっているのだ。

今、動物園は動物たちをできるだけ野生に近い状態で飼うための、エンリッチメントが実施されている。
が、野毛山動物園はどうなっているのだろうか?
まるで、一昔前の動物園の動物の行動を見た思いだ。
他の動物はまったく見なかったが、平日なのにたくさんの入園者があるだけに、マントヒヒが可哀相だ。

2011年2月14日月曜日

イタチを求めて!

今日も、2時過ぎに引地川沿いを歩く。
目標はイタチの痕跡を見つけること!
引地川を下っていくと、親水公園があり、
そこで今月5日にイタチが写真に撮られている。
写真では、土手のコンクリートの水抜き穴に魚を抱えて
潜り込もうとしているのだ。

やまぼうしさんにコメントいただいた土曜日のアオサギが同じ場所にいた。
これは、チュウサギ?ダイサギ?ちょっと同定できない。 
親水公園は引地川を昔?のままにして取り囲むようにしている。
この環境だとイタチが居そうだ。ここまで来るのが1時間ちょっとかかるが楽しみだ。 
それにしても、川の流れを蛇行させると、上流部は直線状なので
増水時にはおそらく、この場所も直線となって水がながれ、
その結果、ゴミが河原の草や潅木に引っかかっている。
この目につくゴミの大半がスーパーのレジ袋だ。
汚らしいが、すべての川をこのように昔のようにしてもらいたい。
河原のゴミを見て、さらに、ゴミ捨てを注意するようになるだろう。
そのうち、イタチの糞くらいは見つけたい。

途中から雨になった、傘を持たないで歩いたが帽子を被りコートを着ていたので、足元しか濡れなかった。

2011年2月12日土曜日

恐竜の子孫たち!

何だこれは?始めはゴミかな?と思ったくらいだ。
どうも一本足で立っている。
サギの仲間だろうが、同定できない。
これまたカワウがミゾレ混じりの中で立っている。 
引地川沿いにGPSを持って下る。スズメ、キジバト、カラス、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリが田んぼで群れていて、川の土手には口に大きなミミズをもったカワセミ、コガモ、カルガモ、オナガガモ、コサギ、ハクセキレイを見る。ハクセキレイは30秒おきくらいにダイビングするように川面に飛び、足を水につけてまた戻るという行動を繰り返す。何やってんだかわからない?寒くなければ見続けられたのだが、5分もしないで諦めた。
それにしても、鳥たちの顔は獰猛な恐竜の顔だ。可愛くない!

2011年2月11日金曜日

久しぶりの雨&ミゾレの中

こちらはお昼頃まで雨であったが、しだいにミゾレになってきた。
庭のナツツバキの枝にとまっているヒヨドリも寒そうだ。
毛を逆立てているが、鳥たちは寒い時にどうして毛を逆立てるのだろう。
もちろん、そうした方が温かいからなんだろう。
しかし、鳥の毛の構造を知らないぼくにとっては身体の温かい空気が逃げてしまうと思っている。が、そうではなく、逆立て毛を膨らませることで温かい空気の層を作ることになるのだろう。
頭の上に雪の粒が乗っている。
なんとこのヒヨドリ二時間近くもこのようにして動かなかった。
これは、手持ち手動でピントを合わせたが、少しボケている。

ぼくは子供の頃から動かないと手足が冷たくなるので、パソコンのキーボードを叩くのは
手を揉みながらだ。
もう少しでウィスキーの時間だ!

2011年2月10日木曜日

ランが開花中

デンドロビュームの仲間、品種名分からなくなった。
日本で作られたものだった。
これは、セッコクとかけ合わされたようで、背丈が小さいので気にいっている。
ユキダルマは綺麗で豪華だが大きすぎる。
ファレノプシスの仲間、これも品種名の名札がなくなった。 
パフィオペディラムの仲間。これはよくあるパフィオだ。 
ソロジネ・フラクシダ
これはすぐ大株となり、昨年、幾つかに株分けしたので、野菜を持って来てくれる知人に
上のパフィオとこのソロジネを分譲した。 
あと、オンシジュームとカトレアの仲間があるが、花が咲いているのは
これら4種だけ。

30年前は、部屋の中のビニールのフレームにヒーターを容れて管理したものだが、いつ頃からだか覚えていない。ただ、キンモクセイが匂い始めたら屋外から部屋の陽の当たる場所に置くだけとなった。これからは、ヤエザクラが咲き始めたら屋外に出すようにしている。

昨日の続き

境川沿いには水田や畑もある。
スズメだ!と思って写したが、違う。
カワラヒワという綺麗な羽をした小鳥だった。
図鑑を見てようやく同定できて、”ほ!”とした感じだ。
むむ!怪しげな足つきの哺乳類と思って、急いで近づいて行ってみたら、ネコだった。
土手に来る鳥でも捕まえられるのか? 
丹沢でこのカメラを持ち歩くには、双眼鏡を軽いものにしていこう。
帰路、Yさんに会う。引地川を下った方で、イタチの写真を撮った人がいたようだ。
やはり、鳥ではなく哺乳類を撮りたい。

2011年2月9日水曜日

境川沿いを歩く

午後2時になったので、散歩へ出かける。
横浜市と藤沢市の境を流れる川、境川沿いのサイクリングロードを歩く。
手持ちでマニュアルで300mmを如何に素早くピントを合わせられるか?
慣れていないせいかピントをマニュアルで合わせるには無理だ。
三脚などに固定しているなら良いが、ピントを合わせるためダイヤルを回すだけで
対象物がどこかわからなくなる。
で、先ずオートで合わせ、次にマニュアルにしてダイヤルを回す。
だが、これでは林の中を動く動物ではダメだ。
フィルムカメラのファインダーの中のように+の上と下の縦線が合えばピントが合ったことになる、そのようなデジカメのピント合わせは無いものだろうか?

以下、オートだ。機械が合わせてくれた。
これってオオジュリン?どうも同定できず。
カワウの飛んで来たのを狙った。
このような芸当は以前のデジカメでは無理だった。
この川でも川底の砂を取り、土手の泥を取る工事がなされていた。
ただ、川の流れをスピーディにするための工事であり、川で生活している動物のことなど全く考えていない。
工事をしていないところではtake隊員から教えてもらったイソシギがいた。
何か虫か魚がいないかと探している。
ここも川底から土砂ごとパワーシャベルで掻き取られるだろう。
遊水地が作られ、そこには水鳥たちがいるようだ。三脚をもった愛好家たちが並んでいる。

2011年2月8日火曜日

この水鳥は?

始めてのデジカメの一眼レフを持って、引地川沿いを散歩する。
植物写真家・鈴木庸夫さんがフィールド日記で書いていた、
LUMIX DMC-GHにH-FS100300
の望遠レンズをつけて、ショルダーバックに入れて歩く。
マガモ、コガモ、カルガモ、コサギ、ハクセキレイ、ツグミ、スズメの他に、
下の鳥がいた。シギの仲間?
短い尾をセキレイのように上下に振って素早く歩く。
カワズザクラが4、5本植えられているところにやってくる。
この枝だけがかなり開いている。
今月末くらいには全部開くだろう?
レンズをH-FS014045の標準?で取る。
ピントをマニュアルで合わせやすい。 
もちろん、全部手持ちである。
今まで持っていたLUMIX  DMCFZ8と比べると重く、肩こりしそうだ。
でも、フィルムカメラのNIKON F やF3と比べるとレンズも小さく軽い。
山に持って行く品物はことごとく軽量化を図ってきたが、
体重の軽量化も図らなくてはいけない。
重くなった分を体重で減らさなければ足・腰に負担がかかる。

2011年2月5日土曜日

精神のガラパゴス化

大相撲では、今度は八百長が明るみに出た。
文部省は大相撲の公益法人としての認可を取り消すかもしれない。
ぼくは、子供の頃から大相撲が好きである。
小中学校の時は、親たちも学校の先生たちも星取り表を作って毎日予想が当たったの外れたのと楽しんでいた。

このところ気になるのは、公務員、学校の先生、警察官、弁護士、検事、さらには議員に対して、はたまた、電車の車掌、食品会社、病院、企業、大学、ありとあらゆる状況下で、
そこまで完璧な人や学校、企業を望むのか?
と思える情況がわが国に生まれているようだ。

ぼくは、ゴチャゴチャしたような市場が好きだ。綺麗に整備されたような市場は面白くない。
どうも、わが国は綺麗好きが高じて、裏の世界を消し去ろうとしているようだ。
屋内は温かいが屋外は寒風吹きすさぶ、内はキレイだが、外はバイキンだらけの世界。
これだと、抵抗力がなくてすぐ病気になる。外国には負ける。
そういう世界をわが国の人々は望んでいるの?

下は、2001年のキンシコウ調査地、秦嶺山脈の麓の村のお墓。
なんとなく、郷愁をそそる。もちろん土葬されている。
日本では土葬することは難しくなっているようだ。
もっともっと、多様な生活、生き方、人を、組織を少し認めたら良いのに!
少しバイキンいる世界の中の方が、健康になれるのに!
そうしなければ、ぼくらは潰されてしまう。

2011年2月4日金曜日

ヒミズとヒメヒミズ

専門学校の試験の採点と成績簿つけが終り、ホットする。
来週、また試験があり、その成績をつければ、長い春休みだ。
丹沢にも行けないし、冷凍庫の小動物たちの皮を剥こうと思い立つ。
野生動物探検隊の忘年会でやまぼうしさんよりプレゼントされていた2匹のヒミズを取り出した。
ン?ヒミズじゃないのがいる。
左の細いのがヒメヒミズ、右の太っているのがヒミズだ。
毛皮の色
ヒメヒミズ:黒ぽい褐色といったビロード状の毛色
ヒミズ:真っ黒(ツキノワグマの黒)のビロード状の毛色
毛色でもっても区別できますネ。

尾の状態
ヒメヒミズ:細長い尾(最大直径3.3ミリ、長さ28.0ミリ)
ヒミズ:こん棒状(最大直径4.5ミリ、長さ25.5ミリ)
尾の感じが随分ことなります、すーとなだらかに細いのがヒメヒミズで、短くて途中で太くなるのがヒミズ。

手の最大幅
ヒメヒミズ:右5.5ミリ、左5.0ミリ
ヒミズ:右6.4ミリ、左6.5ミリ、
ヒミズはモグラの仲間という感じの手ですが、ヒメヒミズはトガリネズミのように華奢な手です。

上顎の切歯の形状も違うのですが、ぼくの今のカメラではその違いを写せない。
で、再び冷凍庫へ。

ヒメヒミズはぼくにとって始めての標本です。
やまぼうしさんに感謝!
しかし、清川村にこの2種が棲んでいるんだ。
近縁二種が同所的種ということになれば、この形態状の違いと生態が上手く咬み合って異なっているんだろう。食べ物が違うの?わずかに生息環境が違うの?もちろん、性行動も違うから二種がいるんだ。