チェムスキー・クロムロフ城を歩き回っていたら、数メートル見下ろしたところにヒグマが一頭いた。メスグマのようだ。もう400年近い前からお城の堀で飼われているようだ。
欧州は日本と比べて早くから大陸を人々が移動し住んでいた。日本の卑弥呼がいた時代には、欧州ではすでにローマ帝国が欧州を広範囲に占めていた。ローマはスイス・オーストリアのアルプス山塊を越えて北まで押し入っている。その後でもなおかつクマはチェコに生息していたようだ。しかし、現在はスカンジナビアやロシアの方面とピーレネ山脈の方やイタリア北部など生息地が分断され飛び飛びにしか生息していない(下図参照)。
図1.まだほかに1、2頭いるようだ。
図2.クマがいる場所はお城イラスト図の真ん中より右の方にクマ
図3.欧州のヒグマUrsus arctosの分布(EURONATURから)
向こうで引いた風邪が治らない。ベルリン、ドレスデン、ウィーン、プラハなどは15年振りであった。しかし、もう街並みは代わり以前本当に来たのかっと思う程であった。前回も風邪を引きウィーンのホテルで寝込んだが、今回も同じだ。我家が寒くて、室内でダウンを着ている。欧州は外は寒いが屋内は温かい。北海道の釧路からこちらに出てきた時に感じた屋内の寒さを今再び感じている。