2012年7月31日火曜日

真夏の花 Flowers in the mid-summer.

今回の早戸川歩きで、是非見たいと思っていたものの一つが、
このタマアジサイである。蕾の時の様子はタマゴタケ科の幼菌に似ている。
もちろんクリックして拡大できます。
ヌスビトハギが一株咲いていた。
これは、秋になると登山者にひっついてどこまでも運ばれるだろう。 
まだ、早かったかな?と思いながら探しながら歩いて見つけた時は嬉しいものだ。
isa隊員、k-ta隊員ややまぼうしさんと歩いた時教えてもらったものだ。
大好きなバイカウツギという名前と混同してしまう、バイカツツジだ。 
涼風で揺れるので撮るのが難しかった。 
雷滝の前の岩壁にはヤマユリが咲いている。
何本、咲いているか判るかな? 
もちろん、あでやかなヤマユリを撮るために、対岸の岩壁下まで行く。
見上げて撮った。 
帰路、鳥屋地区の民家の垣根に見事に咲いているヤマユリを撮っていた。
通り過ぎる車の中から、農作業姿のおじさんが車を徐行しながら、
「きれいダネェー」とニコニコしながら声を掛けてくれる。
何だか、この言葉で疲れも吹っ飛ぶ。
このヤマユリは明日にでものせます。

2012年7月30日月曜日

久しぶりの雷滝! Long time at the Kaminari water fall

 
今日は、久しぶりに雷滝に行ってきた。
往路・復路とも一人にも会わなかった。
魚止め橋から舗装されていない林道のヘアーピンカーブのところに駐車して、
歩き始めたのが7時半頃である。
カーブを曲がってすぐ、神奈川県県警の立ち入り禁止の看板。
もちろん無視して進むと、
すぐ、巨岩の落石が道路を塞ぐ、
通り過ぎてから撮る。
落石ひどくあったようで、歩きづらい。
完全に道路を塞ぐ落石だ。
さすがに、ここは自転車なら運べるがバイクはここでUターンだ。
以前もここは落石で塞がれてあったが、その上にさらに落石があったのだ。
早戸川の対岸の尾根は崩壊しているのが縦間から分かる。
経験したことがないような豪雨があったようだ。
案の定、橋は流され、しかもその痕跡もない。
酷い、豪雨で川が暴れたようだ。
パンツ一枚になって渡渉。流れが早く、冷たい。
2回目の渡渉だ。
今度はズボンを膝上までたくし上げる。靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、また履く、実に面倒だ。
ここでもズボンも脱ぐのだった。膝上まで水深があった。
水が冷たくて気持ちが良い。
雷滝に着いたのが、ほとんど10時だった。
なんと2時間半もかかったのだ。
雷滝の水量もスゴク、こうやって撮ってもカメラに水滴が付くほどだ。
以前はぼくが立っているところから水辺に下りられたが、今回は、水量が多いため
ぼくが立っている岩のところまで水がきている。
泳ごうか、どうしようか迷った。辞めた。友人たちがいたなら水に入っただろう。、

水滴が当たるし、涼しいというよりも寒いので、早めのお昼を食べて帰ることにする。
帰りは、岩伝いに跳び移れるところえらんで渡る。
帰路は、伝道で、一目のつかないところまで川を遡上して素っ裸になって
水に浸る。あー男に生まれて良かった。

2012年7月29日日曜日

コンパスと太陽 Which do you trust the compass or the sun?

昨日、5時に八重洲の居酒屋で高校時代に友人と会った。
その居酒屋では何度か彼と会っている。
ぼくは東西線の葛西から行くときは、大手町で降りて地下道を歩いて
東京駅の八重洲北口に出てから行く。
大手町からいきなり地上へ出て行った時も、
東京駅八重洲北口まで行ってからその居酒屋へ向かう。
昨日、専門学校のパソコンのグーグルで
東京駅八重洲北口と東西線の日本橋駅との位置関係を頭の中にいれだ。
とにかく日本橋駅から西に歩くと東京駅につくことがわかる。

コンパスは持っている。
このところ災害が起こった時を想定して、
使わなくなったコンパスを学校へ出かけるデイバックの中に
しのばせている。ぼくにとっては鬼に金棒だ。
これさえあれば、夜中でも曇りでも家の方向へ歩くことができる。

東西線の日本橋駅から地上に出た。強烈な熱風だ!
磁石を見た。西を目指す。が、背中に太陽光線が当たる。
ん?何故だ?太陽が今沈んでいく方が西だ。
ビルの影響?そんな思いで少し歩いた交差点でコンパスを見る。
やはり、太陽とは逆の方向が西だ。
コンパスが狂っている?
今、太陽が出ている方が西の方向に間違い無い筈だ。
コンパスがおかしいのだ!と腹を決める。

で、歩いていくと交差点の看板にに「直進→大手町」とある。
そのまま歩いて行くと電車が高架線を走っているのがみえる。
無事、八重洲駅前の居酒屋に入る。
日本橋の駅を出てから25分も歩いた。でも、5時10分前着であった。

先ほど、いつも山に持っているコンパスと昨日のコンパスを見比べた。
やはり、昨日のものは狂っている。西に160度くらズレテいる。
どうして、このような狂いが生まれたのか?
この磁石は頂いたものなので、山に持っていかず机の上の引き出しに容れたままだった。
しかし、何故、狂うのか?
パソコンなどの影響だとしても、NとSの磁力が弱められたとしてもN,Sは変わりない筈だ。

2012年7月28日土曜日

テン糞から出てきた骨 Bones which were included in the marten scats

仏果山ルートで見つけたテン糞から出てきた骨を乾燥して、
詳しく見た。
先ずは、10時5分に見つけた、大きなムカデを含むアカネズミ?の毛が多数含まれていたものから出てきた骨。
赤線で囲ったAの中に左下顎切歯と臼歯が4個ある。
このうちの右の大きな臼歯がBの下顎骨の穴にすっぽりおさまった。
この下顎骨は右のものである。”え?”と思って、切歯を再び見た。
やはり、左の切歯だ。Cが第三から第六までのどれかの頚骨である。
DとEは胸骨である。

ここで、手持ちのアカネズミの歯や下顎骨と比較すると一回り、小さいのだ。
アカネズミのチビを食べた?のかあるいはカヤネズミを食べたのか?
カヤネズミの標本がないので、しっかり同定できない。残念。

下のは、8時35分のテン糞から出てきた骨片だ。
昨日は、小型哺乳類(齧歯目かトガリネズミ目)とアップした。
しかし、骨が硬くしっかりしている。赤の矢印で示した骨は、大腿骨や肩甲骨などの
関節に着く軟骨だ。さらに、赤の線で囲った骨は、脛骨の一部のようだ。
トガリネズミ目のものではなく、齧歯目のものだ。
アカネズミではなく、リスの可能性もある。 
いずれにしても、テンたちは、ムカデはほぼ丸呑みだが、小型哺乳類の場合はガリガリ噛み砕いて食べるようだ。

昨日、慶應日吉の動物行動学、252名分の採点と評価をつけ、パソコンで送信。
終わった!夏休みだ!と飛び上がりたいが、今日は葛西のTCA専門学校のチャレンジキャンパス、終わったら八重洲の居酒屋で高校の同級生と会い、新しい本を渡す。
丹沢の早戸川に身体を浸けたいネェー!


2012年7月27日金曜日

細尾根上のテン糞とタヌキ糞 Marten & raccoon dog scats on the narrow ridge within 1km.

土山峠・仏果山・仏果山登山口のコースで、
6か所でテンとタヌキの糞を見つけ、拾ってきた。
最初は、土山峠バス停を下って、まもなく道路上にテン糞であった。
恐らく、昨夜というよりも今朝早くのものだ。
6時14分
大きなムカデ(orオオゲジゲジ)一匹分
登山道を登って、革籠石山の道標を過ぎて、細尾根になったところで、タヌキのタメ糞だ。
8時19分
土壌動物の脚、外翅、外骨格の一ミリ前後の砕片、土砂
 
岩の上にテン糞だ。
8時26分
ムカデ一匹の殻
上のテン糞からすぐにまたもやタヌキのタメ糞(タヌキのトイレ)だ。
8時30分
土壌動物の砕片、シデ類の苞鱗の一部、不明植物砕片、土砂
 
なんとすぐにまたテン糞である。
8時35分
小哺乳類(齧歯目orトガリネズミ目)の毛多数、骨片
 
仏果山山頂着が8時50分であり、ここは、涼しい、747mという標高と草木のおかげだろう。
宮ヶ瀬越を9時36分に通過して、仏果山登山口への南西に走る尾根を下る途中にまたもや新鮮でしかも大きいテン糞だ。
10時5分 
大きなムカデ1匹分、アカネズミ?の毛多数、左下顎切歯1本、臼歯2本、骨片多数
今回は車道と登山道歩きであったが、テン糞もタヌキ糞も草が生えていないところで見つかったことだ。これは、草が生えていないから見つかりやすいということもあるだろう。
しかし、それ以上にテンもタヌキも草が生えていない剝き出しの岩や土の上にウンチをしたいのだ。っと感じている。
とくに、革籠石山から仏果山までの1キロは細尾根である。
幅1メートルもないところがたくさんある。
当然登山者が足をおくところは草木が芽生えることができない。
そんな訳でこの細尾根にウンチをしやすいのだろう。
さらに尾根は両側の斜面に生息している動物たちの行動域が重複しているところでもあるだろう。
それらの要因があって、糞がまとまってあったのだろう。
 
もう一つ、云っておきたいことがある。
それは、テンは動き回るムカデやネズミなどの小型哺乳類を捕食しているが、
タヌキは、土壌動物のばかりのようだ。タヌキにとっては冬の方がまだ落ちている果実もたべられたのに、この時季は土壌動物を食べているだけだ。アナグマとの違いが見えてこない。
テンはムカデを食べても恐らく一噛みくらいで丸呑みしているが、
タヌキはミミズでも昆虫などの節足動物でもかなり念入りに噛んでいるようだ。
0.5ミリメッシュの茶漉しで水洗いすると残るのは大きな土砂と噛み砕かれなかった脚や外骨格だ。それでも2ミリ以下の小片になっている。
しかし、テンはネズミのような小哺乳類を食べるときは、丸呑みではなく、
頭の部分はかなりガリガリ噛んでいるのが分かる。

2012年7月26日木曜日

オオバギボウシ A plantain lily!

仏果山山頂にオオバギボウシが咲いていた。
もちろん、大きな葉もしっかり残っている。シカに食べられていない。
植物たちはこれから、種子が風に飛ばされて、あるいは小鳥や動物たちに食べられて
仏果山や経ヶ岳一帯の地域に広がっていくだろう。
斜面の土や岩が剝き出しの山が、夏は緑の山に代わっていくのだ。

しかし、シカの管理捕獲で射殺されたシカたちは、どのようなことになっているのだろうか?
焼却処分ということではなく、毛皮、肉、骨などはしっかり利用されていうのだろうか?
釧路ならエゾジカの肉を食べさせてくれるレストランはいくつもあるが、
清川村で捕られたシカはどのようなことになっているのだろう。
御存知の方は教えてくれませんか?

昨日の慶應の試験で、昨夜は50名くらいの採点をして、夜の10時にダウンした。
今日も、これから採点の続きだ。あと200名分が残る。
仏果山からゲットしてきたテン糞、タヌキ糞の分析はいつできるかな?

2012年7月25日水曜日

植生回復とシカ管理 Revegetation & Deer management

久しぶりの仏果山である。気が付いたことがある。
このところぼくが歩いている宮ヶ瀬尾根や辺室山付近と林床の下草の状態が大きく違う。
先ずは歩いたコースである。クリックすると拡大する。
これで、全行程8キロで、6時10分に土山峠をでて、仏果山登山口バス停には10時25分
そこから、土山峠までダンプカーが行き来する横を歩く。
土山峠に戻ったのは10時50分だ。約4時間半かかったことになる。
この間、写真を撮ったり、糞やキノコを採集したりで1時間は時間をつぶしているだろう。
土山峠のバス停を少し下り、仏果山への道標があるところから入って、すぐ山が違うと思う。
登山道以外は下草がはえているし、繁茂している斜面もある。
下は正面のシカ柵の扉をくぐって登ってきたところで、ここは剝き出しの土が見えていたところだ。
草が生えている。
ここは、仏果山の頂上の休憩場所のところ、下草がはえている。 
ここは、仏果山から下りてきて、宮ヶ瀬越え近くの場所である。
登山道以外はしっかりと下草や灌木で覆われている。
こんなところを以前はサルを追ってヤブコギをしたんだ。
だから、ナタはサル観察には必需品だったんだ。
最近の丹沢土山峠から辺室山、鍋嵐、宮ヶ瀬尾根付近でこのように下草で覆われた山を見なくなっていたので、すごく嬉しい。
テンやタヌキ糞は数カ所で見つけたのにシカ糞は一個も見つけられなかった。
シカの数が少なくなっているのだ。
仏果山登山口バス停の近くに、シカの管理捕獲を行っていることが書かれたものがあった。
シカによる食害を減らすため、シカを捕殺し、少なくすることで、こんなにも目に見えるかたちで下草やヤブが育ち、森が回復してきている。



2012年7月24日火曜日

梅雨明けの丹沢

今日は午後4時に東京駅で友人との待ち合わせがある。
土山峠でどこに行こうか迷う。
車から出ると、車が一台スーッと寄って来て停まる。
窓が開き、ドアが開けられて女性が出てきた。
僕に何か話している。
えすさんだ。
我が家の黄色い車に気がついたのだ。
彼女はこれから早戸川の方に行くようだ。
仏果山はヒルが多いだろう。しかし、久しぶりの仏果山だ。
前にソクラテスたちと登った同じコースを行こう。
車道で新鮮なテン糞を見つけ、土山峠から仏果山登山口に降りるまで5、6個の糞を見つける。
美味しい真っ赤なタマゴタケも見つけ、お昼には家に戻る。
真水のシャワーがきもち良い。
これは、東京行きの東海道線の中で。
明日は慶應日吉の動物行動学の試験だ。今月は採点や成績簿付けがあり、それが終われば夏休み!

2012年7月23日月曜日

霊長類学会を辞める Leave Primate Society of Japan.

先日、日本霊長類学会の年会費6千円を郵便振り込みで払った。
通信欄に「今年度限りで学会退会希望」と書いた。
ぼくがサルを追い始めた頃には霊長類学会などなかった。
プリマーテス研究会なるものが犬山にある日本モンキーセンター内の会場で行われていた。
1960年代の中頃である。
サル学が華やかな時であった。

何でもアリの研究会の雰囲気があった。
今、山から降りてきましたというようなスタイルで研究発表する人たちが輝いて見えた。
ぼくは、大船駅から真夜中頃にでる大垣行きに乗って犬山に行った。
学生たちもたくさん全国から集まっていた。
サル学の人気が高かったのだ。
京都大学霊長類研究所がモンキーセンターの裏山にあたる場所にでき、
1980年代中頃に、日本霊長類学会が設立、認可された。
しだいにプリマーテス研究会のような自由な雰囲気が消えていった。
発表内容、そのものの面白みというか、ぼくの興味をひくものがなくなっていった。
学会に入っていてもいなくても論文誌はネットを通じて、Abstract and/or Summaryは読み取ることができる。現在、ぼくはサルそのものを調査研究している訳ではない。
サルやヒトを含む多くの動物や植物などの自然に興味があるだけだ。

通信欄の退会希望だけでは不安なので、学会事務所宛てにメールした。
これも、ぼくの年齢による身辺整理の一環だ。


2012年7月22日日曜日

広場にあった小さな花たち Small flowers in the open place of the ridge.

940m付近の尾根の小さな花たち
クワガタソウ、ゴマナハグサ科
どれも土埃がかかっている。林床が草本で敷き詰められていなくて剝き出しだからだ。
コナスビ、サクラソウ科
クワガタソウもコナスビも標高400mのあたりにも生育している。
ここは涼しかった。また、キャッチボールが十分できるようななだらかな広い尾根である。
雨が降って丁度よかった。

タヌキ糞の内容物  The contents of raccoon dog's scat

7月19日の続き
塩水橋からスギの植林地帯を歩き出して間もなく、セミの抜け殻が落ちている。
小さなセミだ。
カナカナカナと鳴いているヒグラシのものだろう。
この鳴き方まるでウエーブが起こったような感じだ。
帰路の時は雷のゴロゴロが鳴ると、カナカナと鳴きだす。
741mのピークを下った鞍部のところにタヌキのタメ糞がある。
糞中が蠢いている。
ともかく採取する。このところ身体中がおかしいので、寄生虫病などにならないようにするため
直接指でつまみ上げることはやめて木の枝を使う。
結局、見つけた糞はこのタヌキ糞だけであった。
どんな種子が入っているか、わくわくしながら洗った。
が、種子は一個も混じってなかった。
昆虫の脚、外骨格、外羽、触覚の一部などであった。

2012年7月21日土曜日

シカ柵の保守管理を! The maintenace of deer fences!

塩水橋から「本間ノ頭」への途中、741ピークからの鞍部のシカ柵が
2009年4月から倒木によって押し倒されている。
せっかく新しく作ったステンレス製の柵なので、せめて年1、2回は見回りをして
柵の保守管理をしてもらいたいものだ。
倒木によって、シカが行き来できる状態が3年も続いていることになる。
丹沢の森をしっかり保全するためには、保守管理がなければお金をドブに捨てるようなものだ。
上の鞍部から登りだけとなり、本間ノ頭の主尾根と合流したなだらかな標高930mくらいの広い場所でも大木2本が倒れて新しいシカ柵を押しつぶしている。 
我が国は梅雨があり、台風があり、降雪があり、落雷があり、季節風があり、
シカ柵もそうだが、治山治水のため砂防堰堤も作ったあとは、定期的な保守管理が必要だ。
それができないならせっかくの設置物が無駄・無益なものになり、税金の無駄使いで地方の土建業を潤すだけのもので、本来の森や山の保全・保護には程遠いものとなる。

2012年7月20日金曜日

夏のキノコ Summer mushroom!

今朝、5時に起きたのだが、もたもたして家を出たのが6時40分、
もちろん朝の渋滞に巻き込まれる。
途中から裏道を行くが、塩水橋に着いたのが8時45分だ。
「本間ノ頭」に行くことにする。
塩水橋からの塩水川(本谷川)の流れを撮る。水量が多い。
歩き始めてまもなく、汗が身体中から噴き出る。
鼻頭から、額から、まつ毛から汗が落ちる。
どうも身体が重たい。汗を出して絞ろうと思う。
が、ぜいぜいと云った感じで早くもバテたような歩き。
お!タマゴタケだ!今年初めてだ!もちろん収穫。 
ドクベニタケを下から撮る。これもゲットする。 
これは、ヤマドリイグチかな、調べなくては!
食べられるのでこれも採る。 
左足のクルブシの辺りが異様に痛い。これは、先週金曜日の鍋嵐の帰路からだ。
「本間の頭」の主尾根についたのが11時、そこはあまりにも冷風が気持ちが良いので休むことにする。なんと1時間余りもそこで休憩していた。
大きな木を背に半分昼寝状態だ。清川のコンビニで買ったミカンのゼリーを食べ、飲むヨーグルトを飲み、サンドイッチを食べ、オイナリさんを食べたので、眠くなったのだ。
ここは、帰ってきてGPSの軌跡でみると標高935mだ。この標高だと半袖では涼しすぎる。
涼しいはずだ、空は青空がなくなりみるみる黒雲で覆われて、ゴロゴロと雷まで鳴りだした。
もちろん、このまま下ることにする。
下り始めると再び汗が噴き出てくる。
が大きな雨粒がボツ、ボツと落ちてきたので、これが気持ち良い。
塩水橋近くで、シャツを脱ぎ、頭から上半身を川に浸ける。この状態で川の水をたらふく飲む。
もう、雨に濡れたのか川で濡れたのか分からない。
車の座席シートが濡れないようにザックカバーを敷いて帰宅する。
雨は塩水橋付近までだけであった。
不思議、歩くと足のムクミが消えてほっそりした足に戻っている。

昨夜、夕食に3種類のキノコを一緒に鍋にいれてキノコ汁にした。
苦い、強烈に苦い!どうしてだ!
連れ合いはすぐ食べるのをやめ、ぼくも半分くらい食べてやめた。
そうだ!ドクベニタケは細く切って水に晒して苦味を抜かなければダメだったのだ。
が、後の祭りだ!中の具や汁も全て苦い。
この苦さがドクベニタケと誤った名前がついた原因なのだ。

2012年7月19日木曜日

身近な自然探索 Exploration of the familiar nature!

一昨日は、引地川沿いを歩いた。
歩くと足のムクミがひくから不思議だ。
子どもたちが田んぼの畔で遊んでいる。
小さな女の子も大きな男の子もいる。
おそらく、近所の遊び仲間なのだろう。
このような場所で、子供たちだけで遊んでいるのが懐かしく、しばらく座って眺めていた。
この辺りはこのような田園風景が広がる。 
田んぼに流れる水音が爽やかである。
歩くと、田んぼの中の大きくなったオタマが慌てて泳ぎ去る。
これは、オオシオカラトンボだ。 
ヤブカンゾウにキアゲハのオスが蜜をすっている。
ちょっと前までは、トンボやチョウを見つけるとすぐ捕まえようとしたものだ。
が、今は彼らの動きを見ているだけ。それだけでも十分満足できる。
 
このところ、土山峠付近の動物たちの食べているものが知りたくて糞を水洗いしていたが、
以前のように土山峠以外の場所も歩いてみたくなった。

2012年7月18日水曜日

テン糞 The marten's scats

昨日梅雨が明けた。
夜は暑くて寝苦しかった。
いよいよ丹沢の山肌も乾いてくるのかな?
今週で夏休み前の専門学校と慶應の授業が終わる。
バンザイと叫びたいところだが、来週は慶應の試験があるので、
その採点と評価付けで今月いっぱいは身動きがとれないだろう。

7月12日の堤川林道・湖岸林道で見つけたテン糞
8時38分、テン糞:湖岸林道で帰路に拾う。往きにも気が付いていたが、
少し古そうなので拾わなかった。
が、タヌキ糞などの収穫が無かったので、帰路思い直して持ち帰る。
水に浸けておいて洗った。
昆虫の脚や外骨格のと下記の種子が30個くらい混じっていた。
昨年7月に本谷林道でヤマボウシさんと歩いたときに教わったヒメコウゾの果実を採って種子標本を作っていたのだが、種皮の表面がぶつぶつなっているところは似ているが少し違う。
で、コウゾも調べた。コウゾの種子だ!
洗っている時は、キブシの種子?と思うくらい似ていた。
非常に小さい、見てのとおり長径で1.5ミリくらなものだ。
10時12分、テン糞:堤川林道でこの日の早朝にしたものだろう。 
ヒミズかネズミの毛が多数とムカデの殻と脚、昆虫の脚と外骨格からなる。
哺乳類の毛が多数あったので、小さな歯が出てくればヒミズかジネズミか判ったのに骨片は一つも出なかった。骨片や歯が出てこなければ同定は難しい。
倍率の高い光学顕微鏡でもあれば毛を同定できるだろうか?
冬は外の水道栓で、糞の水洗いは手がかじかんで冷たくて嫌だが、今の時季は庭のヤブ蚊のために蚊取り線香を両側に置いてやっている。それでも刺される。
蚊に刺されると異様に痒くなった。免疫力が落ちているのだ。