2012年7月23日月曜日

霊長類学会を辞める Leave Primate Society of Japan.

先日、日本霊長類学会の年会費6千円を郵便振り込みで払った。
通信欄に「今年度限りで学会退会希望」と書いた。
ぼくがサルを追い始めた頃には霊長類学会などなかった。
プリマーテス研究会なるものが犬山にある日本モンキーセンター内の会場で行われていた。
1960年代の中頃である。
サル学が華やかな時であった。

何でもアリの研究会の雰囲気があった。
今、山から降りてきましたというようなスタイルで研究発表する人たちが輝いて見えた。
ぼくは、大船駅から真夜中頃にでる大垣行きに乗って犬山に行った。
学生たちもたくさん全国から集まっていた。
サル学の人気が高かったのだ。
京都大学霊長類研究所がモンキーセンターの裏山にあたる場所にでき、
1980年代中頃に、日本霊長類学会が設立、認可された。
しだいにプリマーテス研究会のような自由な雰囲気が消えていった。
発表内容、そのものの面白みというか、ぼくの興味をひくものがなくなっていった。
学会に入っていてもいなくても論文誌はネットを通じて、Abstract and/or Summaryは読み取ることができる。現在、ぼくはサルそのものを調査研究している訳ではない。
サルやヒトを含む多くの動物や植物などの自然に興味があるだけだ。

通信欄の退会希望だけでは不安なので、学会事務所宛てにメールした。
これも、ぼくの年齢による身辺整理の一環だ。


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