「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2023年9月13日水曜日

死を悼む気持ち    Mourning for death

 お隣のAさんはぼくより10歳上で、沢登りや渓流釣りをやっていたが、10数年前に止めた。渓流を移動する時に岩をピョンと軽く渡ることができなくなり、さらに怖くなってきたからだと云っていた。こちらは尾根歩きだが、今まで何でもなかった細尾根が足が竦んで怖くなっている。あるいは、何でもなく下ることができた岩場やザレ場の尾根が足が竦んでしまっていた。もっとも、今は散歩もようやくだ。山歩きをしていたのは今年2月の高取山が最後だ。

2023年2月、高取山の展望台から見た蛭が岳

Aさんが8月に入院した。肺ガンのようだ。ぼくも通っている同じ内科医に診てもらっていた。毎年のように肺ガン検診も受けていたが、レントゲン検査では見つからなかったようだ。Aさんは、毎日朝から夕方まで畑仕事、草取り、庭木剪定と動き回っていた。さらに週2回はダンスのインストラクターをしているようだった。ぼくはしゃがめないので草取りをしている身軽そうなAさんを羨ましく思っていた。

そのAさんが8日に亡くなった。Aさんが戻っているので顔を見てやって欲しいと玄関前の草むしりをしていた奥さんが声を掛けてくる。完全防腐された棺桶に入れられて戻ってきたようだ。連れ合いと二人でAさんの顔を見た。綺麗な顔をしている。線香を上げ合掌だ!

Aさん宅とは、夕食の総菜のやり取りをしたり、家を2,3日開ける時は庭の鉢物の水遣りを頼み合う仲だった。山で拾ってきた死骸を庭の水道栓で洗っていると「精が出ますね!」と云われたものだ。ぼくの両親が逝った時は特別な悲しみの感情は湧かなかった。しかし、15年飼ったクロが死んだ時は思い出しても涙が出た。Aさんの死は胸にぽっかり穴が空いた感じだ。死を悼む気持ちは、死の直前まで顔を見て接していた時間の長さによるものかな?

2023年9月11日月曜日

顎関節         Artioculatio temporomandibular

前回アップしたように、キツネなど多くの動物たちは下顎骨が後ろに下がっていかないようにつっかえ棒しての関節後突起がある(図1&2)。
この関節後突起は側頭骨が横に張り出した側頭骨頬骨突起にあり、下顎頭が接する部分は下顎窩となって凹んでいる(図2)。
図1.キツネの顎関節(赤線で囲む)
図2.キツネの顎関節部分の関節後突起(
しかし、齧歯目やウサギ目では関節後突起がない。下顎骨歯と上顎骨骨の歯を合わせただけで、モルモットもカイウサギも、下顎骨の下顎頭(関節突起)は側頭骨頬骨突起の関節部分から後ろに出てしまう(図3&5)。
モルモットでは下顎頭が当たる側頭骨頬骨突起部分が凹んで下顎窩が溝となっている(図4)。カイウサギでは、そのような溝も無く横に張り出した側頭骨頬骨突起に下顎頭が関節する(図6)。
図3.モルモットの顎関節部分(赤線で囲む)
図4.モルモットの右:下顎窩()と下顎頭(関節突起)
図5.カイウサギの顎関節部分(赤線で囲む)
図6.カイウサギの下顎窩(
関節後突起がキツネのように明確なのは食肉目や霊長目や有袋類がいるが、シカのように不明確な関節後突起を持つものが多い。

台風の影響による雨が多かったので、涼しい日が続いた。が、今日は再び朝からエアコンだ。
HP「福田史夫の世界」を有料なので夏前にアップするのを止めた。が、HPでアップしたことをネットサーフインしていて拾うことがあるので、無量のサーバーを探している。

2023年9月10日日曜日

関節後突起が無いネズミやウサギの仲間       Rats and rabbits do not have postglenoid process

哺乳類の下顎骨と頭蓋は頭蓋の側頭骨の部分と下顎骨の下顎頭(関節突起)で接して顎関節を形成している(図1&2)。
図1.キツネ♂の下顎骨と頭蓋の関節部分(赤線で囲む
関節部分の顎関節は下顎骨の下顎頭(関節突起)と側頭骨の下顎窩(下顎頭が入る凹み)と窩関節後突起からなる(図2)。
図2.図1の関節部分を拡大
:下顎頭(関節突起)  ←:関節後突起
図1と2を見ても判るように、側頭骨の関節後突起は下顎骨が後ろへこれ以上下がらないように受け止めていることが解る。

この関節後突起が全く無い動物たちがいる。ネズミの仲間(恐らく全ての齧歯目)、ウサギの仲間だ。ネズミやウサギに共通している形態的特徴は切歯は伸び続ける無根だ。しかし、マダガスカル島に生息するアイアイも切歯が伸び続けるが関節後突起は存在するようだ(ADWの頭骨の写真から)。ネズミやウサギが関節後突起が無いのは系統分類学的特徴なのかも知れない。

隣の人が亡くなった。1ヶ月くらい前に肺ガンで入院したので、その内元気になって退院してくると思っていた。それもぼくと同年齢の友人が食道ガンで半年入院し、退院した時は枯れ木のようにやせ細っていたが、半年経った今はかなり回復し、元気に飛び回っている。亡くなった隣の人も元気に動き回り、畑仕事、草むしりに余念が無かった。ぼくはしゃがめないないので、羨ましい限りであった。だから、きっと元気になって退院してくると思っていたのだ。何だか、胸にぽっかり穴が空いた感じである。御冥福を祈る。

2023年9月7日木曜日

常緑樹のヤマボウシ?     Japanese dogwood of evergreen?

 昨日、4時半過ぎに連れ合いと散歩に出た。20分くらい歩いた道路脇の住宅の庭にヤマボウシのような花が咲いている(図1)。連れ合いのスマホで撮った。我が家のテイカカズラも白い花をたくさんつけているから、ヤマボウシの狂い咲きのようなものかな?っと立ち止まって見た。でも葉がテカテカ輝いて常緑だ。あまりにも猛暑が7月が続いていたので、ヤマボウシも、、、、と思ったが、しっかりした常緑の葉だ。なんと果実までヤマボウシの実(図2)、そのものだ!

図1.ヤマボウシそっくりの花の常緑樹

図2.果実までヤマボウシの実だ!
このヤマボウシに似た常緑樹は何なんだろう?やまぼうしさんは知ってましたか?

2023年9月6日水曜日

スイレンの花     The flower of waterlily

今朝、スイレン鉢を覘くとスイレンの花が無い、葉をどけて見ると花が蕾状になって水中に没している(図1)。9月3日の朝に咲いて昼過ぎには閉じ、4日、5日も同じ状態であった。が、今日6日の朝は花が水中に沈んでいる。このスイレンの花は3日間だけ水上に顔を出して午前中だけ咲き、昼過ぎには花を閉じていた。
花が閉じて水中に潜ったということは受粉できて、種子が形成されるのかな?それとも、スイレンの花は3日間だけ水上に顔を出すだけなのかな?
図1.9月6日、花を閉じて水中に潜った
図2.9月5日、花
沖縄県が名護市辺野古海岸の埋め立ての差し押さえを求めた裁判が敗訴した。地方は国の方針には反対できないと云う事だ。三権分立と云うが、日本の司法(裁判所)は国の言い成りだ。まるで、中国やロシアと同じだ。何だか刻々と戦争が近づいてきているような感じだ!




 

2023年9月5日火曜日

貰ったカシオの目覚まし時計   Casio alarm clock I got from Nifty-forum

今から40年以上前のことである。PCの3.5インチのフロッピーディスクに対応したPCが売りに出された時、PCを買ったが全く使い物にならないブランウン管の箱だった。当時はワープロがまだ全盛の時代であった。論文を書くのはタイプタイプライターであった。しかし、間違えてタイプしたら、そこを白で消しその上に正しいアルファベットを打つのであった。そのタイプライターは時々アルファベットのアームが折れたりした。その為、ワープロの機能を備えたPCが欲しかった。
PCを買ってから1,2年経つと英文ソフトのWardStarが登場した。これは感動であった。間違えてタイプしてもPC上で打ち直すことができるし、斜字体を打つこともできるし、大小の文字を変えて打つこともできた。何よりもコピペができ、タイプした文章を保存でき、次にまたその文章を開いて使えることだった。
そんな時期にニフティでe-mailができることを知ったので一機に世界が広がった。さらにニフティフォーラムでワイルドライフor野生動物があり、そこで、様々な人たちと遣り取りを行った。
そのフォーラムではオフ(line off)で、上野公園で会い、皆で飲食し楽しい時間を過ごした。このフォーラムで知り合った仲間の一人とは今でも年賀状を遣り取りしている。そんなオフの集まりでCasioに努めている人から目覚まし時計(図1)を貰った。この目覚まし時計は7種類の鳥の声がセットされていて、アカショウビン、コルリ、ウグイス、クロツグミ、ホオジロ、イカルを目覚まし代わりに鳴いてくれる。
図1.カシオの7種類の声の目覚まし時計
上のダイヤルを回して聞きたい鳥に合わせる。
下の白いバー(台)を押すと数秒間点灯する。
この目覚まし時計は今も現役で鳥が鳴いてくれる優れものである。電池が消耗して文字が薄くなったので、電池を取り換えたところである。

2023年9月4日月曜日

ドイツの野生イノシシのセシュム汚染         Seschum contamination of wild boars in Germany

 ドイツのイノシシが高濃度のセシュウムに汚染されているようだ"Disproportionately high contributions of 60 year old weapons-137CS explain the persistence  of radioactive contaminination in Bavarian wild boars. "。イノシシは雑食性だが、地中にあるキノコのトリュフを好んで探し出して食べる。

猛禽に食べられていたイノシシ♀の死骸 20090325伊勢沢
上図の伊勢沢のイノシシ♀の頭骨
1960年代に世界中で核実験が行われた、その後、1979年のアメリカのスリーマイル島の原発事故、1986年の旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故、2011年の福島原発事故。核実験や原発事故によって世界中が放射性物質によって汚染された。

ドイツの高原に生息する野生イノシシが異常にセシュウムに汚染されていることが知られていたようだ。そのメカニズムが解かったようだ。

それは、イノシシはトリュフが大好きで地面に鼻をこすり付けて地中のトリュフを見つけて掘り起こして食べる。このトリユフが大気や雨から地中に浸透したセシュウムを取り込むようだ。そのトリュフを好んで食べる野生イノシシにセシュウムが高濃度で蓄積されているのだ。

今世界中の原発の全てが核燃料を冷やした水を処理して川から海に流している。1960年代の南太平洋はアメリカ、イギリス、フランスの核実験が行われた。さらにアメリカはネバダ州で、中国や、ロシア、インド、パキスタン、北朝鮮でも、核実験が行われ、当然のごとく多量の核汚染物質が海に溜まり、大気が汚染され山に雨となって降り注ぎ海ばかりでなく陸地も核汚染物質で汚染されている。原発を稼働させている国々はこれからもずーと川から海に冷却水を流し続ける。

海の植物プランクトンが動物プランクトンに食べられ、そのプランクトンが小魚や腔腸動物たちに食べられ、さらに大きな魚が小魚を食べ、それらを海の哺乳類や鳥たちが食べて放射性物質は濃縮されていき、最後に人が食べる。

尚、セシュウムの半減期は30年だが、ウランは45億年だとさ。問題となっているトリチウムの半減期は12.3年。つまり、今あるトリチウムの量が12.3年経たないと半分にならない。

やはり、原発は怖い、核は怖い!

2023年9月3日日曜日

スイレンが咲いている   A waterlily is blooming

毎年、庭のスイレンの花が咲くのは5,6月なのに、今年は9月になっても咲いている。同じ様に駐車場横のテイカカズラも咲いている。春と間違えた狂い咲きとも思われない。7月から猛暑が続いているのだ。
図1.スイレンの花
スイレンを部屋の窓を開けて撮っていたら、シジミチョウが飛んでいる。ミョウガの葉に停まった(図2)。ヤマトシジミだ。我が家の庭にはカタバミがたくさんあるので産卵しにきているのだろう。

図2.ヤマトシジミだ!
NHKの囲碁番組を見終わってスイレンを見ると花が閉じている(図3)。また、明日の朝開くのだ。
図3.お昼過ぎには、花が閉じたスイレン

2023年9月1日金曜日

西武デパートのストライキに思う     Thoughts on the Seibe Department Store Srike

 西武デパートでストライキが始まった。日本でストライキのニュースを聞くのは久しぶりだ。半世紀前はさまざまな工場、会社、店でストライキがあった。当時は労働組合が強かったのだ。しかし、今は御用組合のような労働組合が多い。もっとも労働者を束ねるところ自体が労働者側よりもオーナー側に重きを置いた連合(日本労働組合総連合)がある。これは総評(日本労働組合総評議会)が1989年に解散して作られた。

総評は社会党の支持母体であり、共産党とも共闘した。しかし、連合はその支持政党の立憲に共産党との決別を求めている。そんな連合は「早期の事態収拾を求める」談話を発表している。

今の西武は7&iが親会社であり、その7&iが西部デパートの株式をアメリカの投資会社に売ろうとしている。

これからもわかるように今の西部デパート労働者は、足元がしっかりしない根無し草のような存在である。これは西部デパートの労働者に限った事ではない。半世紀前の会社のように労働者側・オーナー側という組織が明確だった。が、今はオーナー側の部分が曖昧になってきている。以前なら、会社や工場を労働者とオーナーでより良い物にして行こうと作り上げてきた。しかし、今は、利益がでなくなれば会社や工場そのものを売ってしまうオーナーが多くなってしまった。新しい資本主義の勃興だ!

2023年8月23日水曜日

スズメガが蛹から孵っていた!     A hawkmoth has hatched from pupation

昨夜寝る前にコエビガラスズメの蛹の様子を見ようとプラ容器の蓋を開けて見たら、蛹の左上の角に見慣れない物が、羽化したコエビガラスズメであった。いつ羽化したのか?かなり残念な気持ちだ。この羽化した成虫の姿を見ると、羽化しても翅を広げる事なく死んでしまったようだ。残った蛹のどこが裂けて羽化して出てきたのだろう。
図1.脱皮したコエビガラスズメSphinx constrictaと抜け殻の蛹
抜け殻を取り出して見ると、頭部の部分が裂けている(図2)。蛹から這い出してきても周りが土なので翅も広げられないでそのまま死んだのだ。気の毒な事をした。 
図2.コエビガラスズメの抜け殻
この異常な暑さはいつまで続くのだろう? プーチンロシアによるウクライナ侵攻も依然と続いている。福島原発の処理水の海洋投棄が間もなく始まる。終わるのはいつになるのだろう。
暑さは10月になれば当然涼しくなるだろう。あと1ヶ月も我慢すば暑さから逃れられる。しかし、ウクライナ・ロシア戦争や処理水の海洋投棄は終わりが見えない。

2023年8月22日火曜日

我が家の庭にヨウシュヤマゴボウ    Pokeweed in our backyard

縁側の直ぐ下のプランターからヤマゴボウが出ている。 花穂がの状態からヨウシュヤマゴボウであろう。ヨウシュヤマゴボウもマルミノヤマゴボウも実が熟すと赤紫色から黒くなる。見た目の果実も食べてみたいとは思わない色である。果実の雰囲気としてはマムシグサの実の感じであり、「ホイド」のぼくでも一度も摘まんで口に放り込んだ事はない。

我が家のヨウシュヤマゴボウはヒヨドリが運んできたのだろう。赤黒い実となるまでこのままにしておこう。

図1. ヨウシュヤマゴボウPhytolacca americana

暑い日が続いて、もうエアコンが効いた部屋から出たくなくなっている。それでも、夜、寝る時はエアコンはつけない。設定温度を29度にしても寒く感じるのだ。日中は長袖シャツや長ズボン、靴下を履いてエアコンをつけている。設定温度は28度だ。連れ合いは暑いと云って温度を下げようとする。ぼくは扇風機の風が当たる時でさえ寒く感じるのだ。これは歳をとって高温に鈍くなったからなのだろうか?  風呂は39度のお湯は嫌だ。42度にしたい。連れ合いはオカシイと云うが若い時から熱く感じるお風呂が好きだ。

2023年8月21日月曜日

アゲハの幼虫 A larva of swallotail butterfly on the leaf of lemon

 昨日夕方、庭木にぶら下げている洋ラン類に水遣りをした。ついでに、鉢植えのレモンの木にも水遣りをした。このところ連日のようにアゲハが飛び回っていたので、産卵した卵が孵った幼虫が育っているのではないかと葉を見ると案の定、成長した幼虫がいた(図1)。この一匹だけなのでコヤツはその内に我が部屋に取り込んで、レモンではなくユズの葉でも餌として入れて飼うことにするかな?コヤツだけでも恐らくレモンの葉を食べ、丸坊主状態にするだろう。このレモンは食べたレモンのタネを植えてもう7,8年?ン10年近くになるが、毎年アゲハの幼虫に食べられてまだ1メートルも伸びてはいない。いつも、葉がほとんどなく枝だけの状態だ。

図1.アゲハの幼虫
しかし、このアゲハの幼虫良く見るとごつごつとしているし棘状のものまでたくさん出ている。一見鳥糞のようで軟らかそうだが、そうではない。


2023年8月20日日曜日

きな臭い!

広島に原爆が投下された日、平和公園で行われた平和祈念式典での岸田首相の式辞は相変わらずで、広島選出の国会議員とは思えないものであった。

 最近の日本政府の諸外国への対し方、及びマスコミの論調、日本国憲法への変更要求、さらには身近な周りの友人、知人たちの諸外国への考えが、いつの間にか戦争を煽るものになっている。それは、初めは致し方がないと思っていた。北朝鮮のミサイル発射実験、中国の尖閣諸島付近への侵入、ロシアのウクライナ侵攻、さらには台湾と中国の関係などの日本周辺の地域の不穏な動きに待ってましたとばかりに、ぼくらの頭の中には近隣諸国からの軍事侵攻に対応するためにはと反撃能力を備えるのはあたりまえであり、何をあまちょろい反戦・平和思想を持っているのか?っと揶揄される雰囲気になっている。石垣島に反撃能力のある自衛隊基地をつくり、日本海側の各地には飛んできたミサイルを打ち落とす設備を設置している。

そして、日米韓の同盟強化へと進んでいる。マスコミはこれらの進行状況を大本営発表のように流すだけである。そして多くの国民はそれを良しとしているかのようである。

実際にウクライナのように隣国の中国、ロシア、北朝鮮が軍事侵攻してくることを想定しているのだ。そうならないような手立てが外交であろう。また、ぼくらの声である。

2023年8月15日火曜日

大きな上下の犬歯は互いに擦り減る       Large upper and lower canine teeth abrade against each other

 ぼくは歯が悪い。上も下も入れ歯をしている。定期健診に行くと、入れ歯と自分の歯との間の嚙み合わせが悪くなり、自分の歯を削って調整されたりする。自分としは入れ歯の方を削って欲しいといつも思う。

ニホンザルはぼくらヒトと同じ歯式を持つ。サルの歯を見ていて感じる事がある。それはサルは、自らの歯で他の歯を削っていることである。特に♂の上顎の犬歯が下顎骨の第一前臼歯や犬歯を削り、さらに下顎の犬歯が上顎の犬歯を削っていることである。その事を写真で見てもらう。尚、標本は秩父で有害鳥獣で射殺されたオトナ♂である。

図1.ニホンザルMacaca fuscata♂の正面からの頭蓋骨
上下の歯がしっかり噛み合っている
下顎の第二切歯が欠如
図1や図2を見ても判るように、下顎の犬歯が上顎の第二切歯と犬歯との間に収まり、上顎の犬歯は下顎の犬歯と第一前臼歯の間に収まっている。この上下の犬歯の収まる位置はネコやタヌキやイノシシも同じだ!
図2.ニホンザル♂の左側面からの頭蓋骨
上下の歯がしっかり嚙み合っている
正面図や側面図では擦り減った歯が判りづらい。下顎の第一前臼歯(pm1)の前の部分が斜めに擦り減っている(図3,4)。それは下顎骨が引き上げられた時に上顎の切歯Cと接触してCがpm1を削ることになる(図4)。
図3.下顎の第一前臼歯前部が擦り減っている
図4.上顎の右犬歯Cがpm1の前部と擦れる
図5.前部が擦り減った下顎骨の第一前臼歯pm1
さらに、下顎の犬歯が上顎の犬歯の前面に縦溝を作っている(図6)。
図6.上顎の犬歯前面の縦溝(←→)
何故、サルでは上と下の歯が接触して、歯を摩耗させるのか?他の哺乳類ではほとんど見られない事である。それは、サルの歯が出ている口吻部が短くなり、奥に引っ込んでいるからだ。
ネコもサルと同じように口吻が短いが、第一前臼歯は消失し第二前臼歯は小さく、さら臼歯は小さな第三臼歯1本だけになっているが、サルでは口吻部が短くなっても前臼歯や臼歯が大きく、2・1・2・3の歯が隙間なく存在するため、大きな犬歯は噛み合う歯との間に隙間がないため、接触する上下の歯同士が擦り減ることになる。
サルように上下の歯が互いに接触して擦り減るのはイノシシ♂の上下の犬歯どうしでも見られる(図7)。
図7.イノシシSus scrofa♂の上下の犬歯が互いに擦り減る
図7を拡大すると、下顎犬歯の後側と上顎犬歯の前側が接触し合い、互いに擦り減っている。互いに鋭く研ぎ合っているとも云える。
図8.図7の犬歯部分を拡大
アジア・アフリカの狭鼻猿の♂は犬歯が大きくなり、歯槽部に収まり切れなくなるため、また、イノシシの♂でも同じように犬歯が大きくなり、口蓋にはみ出るために、犬歯が互いに接触し合うことになる。

狭鼻猿もイノシシも♂だけが犬歯が大きくなる。これらの♂の持っている性による障害とも云える。もちろん、サルもイノシシの♂も♀を獲得するために同姓同士で犬歯を用いた争いをする。

2023年8月14日月曜日

この腓骨が脛骨と癒合するリス科の動物は?    What is Sciuridae animal whose this fibula and tibia fused ?

7月10日に「秦嶺山脈のリス科の動物」をアップした(図1)。上顎骨の歯式が1・0・2・3であった。頭骨の大きさからリス科のムササビの仲間であろうと思った。しかし、図1の2本の脛骨はあるが腓骨が見当たらなかったので、大腿骨を含めて水に浸けて腐らした。
図1.秦嶺山脈で拾ったリス科の動物の猛禽に食べ残した骨
水に浸けて腐らして晒骨した左右の脛骨の足首の方で腓骨と脛骨が癒合し、膝の方に伸びた腓骨が欠如している(図2、3)。
図2.左右の脛骨と脛骨に癒合した腓骨の一部
上:左の脛骨と腓骨 下:右の脛骨と腓骨
図3.図2の腓骨部分を拡大 :腓骨
リス科のリスもムササビも脛骨と腓骨は癒合していない(図4、5)。それはアメリカモモンガも同じだ(図6)。
図4.ニホンリスの脛骨と腓骨
図5.ムササビの脛骨と腓骨
図6.アメリカモモンガの脛骨と腓骨
リス科であるが、脛骨と腓骨がネズミたちのように足首側で癒合している。これはこのリス科の動物は左右の足を外側に広げたり、内側に曲げたりできないことを意味する。ぼくは、マーモットのようなリス科に含まれる地上生の動物であろうと考える。

2023年8月13日日曜日

台湾からスインホーキノボリトカゲ Diploderma swinhonis from Taiwan

 台湾の友人YNからLINEでスインホーキノボリトカゲの写真を送ってきた(図1,2)。こんなトカゲが家の中に入ってくるなんて羨ましい限りだ。タンザニアのタンガニーカ湖畔の家に住んでいた時、家の中はサソリを含む様々な虫や、それを食べるヤモリが壁や天井に、床にはトカゲが歩き回り、それらを狙ってヘビやネズミがいた。ぼくにとっては子供の頃の夢が実現したような家であった。

YNは大工仕事や畑仕事などをしながら、時々家屋に入ってくるチョウやセミ、トカゲを撮って楽しんでいる。

スインホーキノボリトカゲDiploderma swinhonis
このスインホーキノボリトカゲは台湾の固有種である。が、今では台湾から運ばれる荷物に紛れて2017年には厚木市でも定着しているようだ。厚木で増殖していると云う事は、もう我が家付近にもいるかな?外来種の侵入動物であるので、アカミミガメのようにならない事を願う。

2023年8月12日土曜日

貰った大きなスイカ   A big watermelon we got

今日昼過ぎにいつも野菜を貰うNさん夫婦が大きなスイカを1個まんま持ってきてくれた。これが今年最後のスイカとのことだ。今年は一度もスイカを買わずに貰い物だけでやってきた。いつもは、1/3から半分の場合だったが、週に2度も貰うと冷蔵庫は、タッパーに入ったスイカだらけだ。小さく切ってタッパーに容れと、それを積み重ねることができる。その為、毎食後のデザートはスイカを食べることになる。このスイカを持って重量を測ったら12キロ近くあった。包丁を入れるとパカっと割れそうだ。
ぼくはスイカはもちろんの事、ブドウ、ナシ、モモ、ソルダム、メロンと夏は大好きな果物が食べられるので、暑い夏が大好きだ。

子供の頃はキリギリスをたくさん飼っていたので、スイカの皮はキリギリスやウサギの餌だった。今は、この皮を干して水分を蒸発させてから生ごみとして出している。

2023年8月9日水曜日

雨で涼しくなった     It rained and cooled off  

 急な大雨で、2階の開いている窓を閉めに駆け上がったり天手古舞。しかし、ぼくは連れ合いの動きを見ているだけだ。ん?10分もしないで陽が射してきて雨が止んだ。子供の頃からこんな雨を天気雨と呼んだものだ。庭の木に吊り下げている鉢物にとってはとっても良い雨だった。っと雨上がりの庭を見ていたら、トンボが、、、。また、キキョウの鉢に挿している杭に停まった。シオカラトンボ♂だ!この杭は風にも揺れないから停まりやすいのかな?

図1.シオカラトンボの♂
今日のシオカラトンボは♂で腹部末節部の先が白い二股になっている(図2)。先日のムギワラトンボ(シオカラトンボの♀)は腹部末節部の先の白い二股の間に短いもう一本ある(図3)。
図2.♂の腹部の先っぽ二股
尚、末節部が黒い(図2)と白い(図3)があるが、若い♂も白い事がわかった。
図3.♀の腹部の先っぽは二股の間にもう一つ

尚、今日の♂は少なくても午後5時半まで、この杭に停まっており、時折飛び上がっていた。否、暗くなっても停まっている。

2023年8月7日月曜日

1ヶ月振りの散歩   First walking in a month

今日は、1ヶ月振りに散歩をした。ルートは引地川沿いを下って、行けるところまで歩こうと思った。ザックにはペットボトルの水とカメラだ。途中の川沿いのベンチに休んで腰かけようと思ったら、セミの抜け殻がたくさんあった(図1)。セミの幼虫は夜に地中から這い出てきて、適当なところに停まって脱皮し羽化するのだ。
図1.休み台の藤棚の柱にアブラゼミの抜け殻
川沿いに下り、車止めがある橋の上で、引地川を覗く。大きなコイの他に30センチくらいの魚が群れていた。それを見ていて苔を腹を横にして食べていることからアユだと判った(図2)。

カワウが10数羽堰のところにいたし、コサギやアオサギ(図3)もいた。しかい、群れアユは深さ30センチくらいのところにいたので、カワウには狙われないのだろう。サギたちには絶好の餌だ!

図2.川床の苔を食むアユたち

図3.アユを狙うアオサギ
アカミミガメが石の上で日向ぼっこをしているの(図4)を見て、戻ることにした。ソメイヨシノの木の間にエノキがあり、カラフルな実を付けていた。帰宅後の冷たいシャワーで生き返った。1時間ちょっとの6361歩の散歩であった。
図4.3匹のアカミミガメ
図5.エノキの赤、黄、青の果実