2023年8月23日水曜日

スズメガが蛹から孵っていた!     A hawkmoth has hatched from pupation

昨夜寝る前にコエビガラスズメの蛹の様子を見ようとプラ容器の蓋を開けて見たら、蛹の左上の角に見慣れない物が、羽化したコエビガラスズメであった。いつ羽化したのか?かなり残念な気持ちだ。この羽化した成虫の姿を見ると、羽化しても翅を広げる事なく死んでしまったようだ。残った蛹のどこが裂けて羽化して出てきたのだろう。
図1.脱皮したコエビガラスズメSphinx constrictaと抜け殻の蛹
抜け殻を取り出して見ると、頭部の部分が裂けている(図2)。蛹から這い出してきても周りが土なので翅も広げられないでそのまま死んだのだ。気の毒な事をした。 
図2.コエビガラスズメの抜け殻
この異常な暑さはいつまで続くのだろう? プーチンロシアによるウクライナ侵攻も依然と続いている。福島原発の処理水の海洋投棄が間もなく始まる。終わるのはいつになるのだろう。
暑さは10月になれば当然涼しくなるだろう。あと1ヶ月も我慢すば暑さから逃れられる。しかし、ウクライナ・ロシア戦争や処理水の海洋投棄は終わりが見えない。

2023年8月22日火曜日

我が家の庭にヨウシュヤマゴボウ    Pokeweed in our backyard

縁側の直ぐ下のプランターからヤマゴボウが出ている。 花穂がの状態からヨウシュヤマゴボウであろう。ヨウシュヤマゴボウもマルミノヤマゴボウも実が熟すと赤紫色から黒くなる。見た目の果実も食べてみたいとは思わない色である。果実の雰囲気としてはマムシグサの実の感じであり、「ホイド」のぼくでも一度も摘まんで口に放り込んだ事はない。

我が家のヨウシュヤマゴボウはヒヨドリが運んできたのだろう。赤黒い実となるまでこのままにしておこう。

図1. ヨウシュヤマゴボウPhytolacca americana

暑い日が続いて、もうエアコンが効いた部屋から出たくなくなっている。それでも、夜、寝る時はエアコンはつけない。設定温度を29度にしても寒く感じるのだ。日中は長袖シャツや長ズボン、靴下を履いてエアコンをつけている。設定温度は28度だ。連れ合いは暑いと云って温度を下げようとする。ぼくは扇風機の風が当たる時でさえ寒く感じるのだ。これは歳をとって高温に鈍くなったからなのだろうか?  風呂は39度のお湯は嫌だ。42度にしたい。連れ合いはオカシイと云うが若い時から熱く感じるお風呂が好きだ。

2023年8月21日月曜日

アゲハの幼虫 A larva of swallotail butterfly on the leaf of lemon

 昨日夕方、庭木にぶら下げている洋ラン類に水遣りをした。ついでに、鉢植えのレモンの木にも水遣りをした。このところ連日のようにアゲハが飛び回っていたので、産卵した卵が孵った幼虫が育っているのではないかと葉を見ると案の定、成長した幼虫がいた(図1)。この一匹だけなのでコヤツはその内に我が部屋に取り込んで、レモンではなくユズの葉でも餌として入れて飼うことにするかな?コヤツだけでも恐らくレモンの葉を食べ、丸坊主状態にするだろう。このレモンは食べたレモンのタネを植えてもう7,8年?ン10年近くになるが、毎年アゲハの幼虫に食べられてまだ1メートルも伸びてはいない。いつも、葉がほとんどなく枝だけの状態だ。

図1.アゲハの幼虫
しかし、このアゲハの幼虫良く見るとごつごつとしているし棘状のものまでたくさん出ている。一見鳥糞のようで軟らかそうだが、そうではない。


2023年8月20日日曜日

きな臭い!

広島に原爆が投下された日、平和公園で行われた平和祈念式典での岸田首相の式辞は相変わらずで、広島選出の国会議員とは思えないものであった。

 最近の日本政府の諸外国への対し方、及びマスコミの論調、日本国憲法への変更要求、さらには身近な周りの友人、知人たちの諸外国への考えが、いつの間にか戦争を煽るものになっている。それは、初めは致し方がないと思っていた。北朝鮮のミサイル発射実験、中国の尖閣諸島付近への侵入、ロシアのウクライナ侵攻、さらには台湾と中国の関係などの日本周辺の地域の不穏な動きに待ってましたとばかりに、ぼくらの頭の中には近隣諸国からの軍事侵攻に対応するためにはと反撃能力を備えるのはあたりまえであり、何をあまちょろい反戦・平和思想を持っているのか?っと揶揄される雰囲気になっている。石垣島に反撃能力のある自衛隊基地をつくり、日本海側の各地には飛んできたミサイルを打ち落とす設備を設置している。

そして、日米韓の同盟強化へと進んでいる。マスコミはこれらの進行状況を大本営発表のように流すだけである。そして多くの国民はそれを良しとしているかのようである。

実際にウクライナのように隣国の中国、ロシア、北朝鮮が軍事侵攻してくることを想定しているのだ。そうならないような手立てが外交であろう。また、ぼくらの声である。

2023年8月15日火曜日

大きな上下の犬歯は互いに擦り減る       Large upper and lower canine teeth abrade against each other

 ぼくは歯が悪い。上も下も入れ歯をしている。定期健診に行くと、入れ歯と自分の歯との間の嚙み合わせが悪くなり、自分の歯を削って調整されたりする。自分としは入れ歯の方を削って欲しいといつも思う。

ニホンザルはぼくらヒトと同じ歯式を持つ。サルの歯を見ていて感じる事がある。それはサルは、自らの歯で他の歯を削っていることである。特に♂の上顎の犬歯が下顎骨の第一前臼歯や犬歯を削り、さらに下顎の犬歯が上顎の犬歯を削っていることである。その事を写真で見てもらう。尚、標本は秩父で有害鳥獣で射殺されたオトナ♂である。

図1.ニホンザルMacaca fuscata♂の正面からの頭蓋骨
上下の歯がしっかり噛み合っている
下顎の第二切歯が欠如
図1や図2を見ても判るように、下顎の犬歯が上顎の第二切歯と犬歯との間に収まり、上顎の犬歯は下顎の犬歯と第一前臼歯の間に収まっている。この上下の犬歯の収まる位置はネコやタヌキやイノシシも同じだ!
図2.ニホンザル♂の左側面からの頭蓋骨
上下の歯がしっかり嚙み合っている
正面図や側面図では擦り減った歯が判りづらい。下顎の第一前臼歯(pm1)の前の部分が斜めに擦り減っている(図3,4)。それは下顎骨が引き上げられた時に上顎の切歯Cと接触してCがpm1を削ることになる(図4)。
図3.下顎の第一前臼歯前部が擦り減っている
図4.上顎の右犬歯Cがpm1の前部と擦れる
図5.前部が擦り減った下顎骨の第一前臼歯pm1
さらに、下顎の犬歯が上顎の犬歯の前面に縦溝を作っている(図6)。
図6.上顎の犬歯前面の縦溝(←→)
何故、サルでは上と下の歯が接触して、歯を摩耗させるのか?他の哺乳類ではほとんど見られない事である。それは、サルの歯が出ている口吻部が短くなり、奥に引っ込んでいるからだ。
ネコもサルと同じように口吻が短いが、第一前臼歯は消失し第二前臼歯は小さく、さら臼歯は小さな第三臼歯1本だけになっているが、サルでは口吻部が短くなっても前臼歯や臼歯が大きく、2・1・2・3の歯が隙間なく存在するため、大きな犬歯は噛み合う歯との間に隙間がないため、接触する上下の歯同士が擦り減ることになる。
サルように上下の歯が互いに接触して擦り減るのはイノシシ♂の上下の犬歯どうしでも見られる(図7)。
図7.イノシシSus scrofa♂の上下の犬歯が互いに擦り減る
図7を拡大すると、下顎犬歯の後側と上顎犬歯の前側が接触し合い、互いに擦り減っている。互いに鋭く研ぎ合っているとも云える。
図8.図7の犬歯部分を拡大
アジア・アフリカの狭鼻猿の♂は犬歯が大きくなり、歯槽部に収まり切れなくなるため、また、イノシシの♂でも同じように犬歯が大きくなり、口蓋にはみ出るために、犬歯が互いに接触し合うことになる。

狭鼻猿もイノシシも♂だけが犬歯が大きくなる。これらの♂の持っている性による障害とも云える。もちろん、サルもイノシシの♂も♀を獲得するために同姓同士で犬歯を用いた争いをする。

2023年8月14日月曜日

この腓骨が脛骨と癒合するリス科の動物は?    What is Sciuridae animal whose this fibula and tibia fused ?

7月10日に「秦嶺山脈のリス科の動物」をアップした(図1)。上顎骨の歯式が1・0・2・3であった。頭骨の大きさからリス科のムササビの仲間であろうと思った。しかし、図1の2本の脛骨はあるが腓骨が見当たらなかったので、大腿骨を含めて水に浸けて腐らした。
図1.秦嶺山脈で拾ったリス科の動物の猛禽に食べ残した骨
水に浸けて腐らして晒骨した左右の脛骨の足首の方で腓骨と脛骨が癒合し、膝の方に伸びた腓骨が欠如している(図2、3)。
図2.左右の脛骨と脛骨に癒合した腓骨の一部
上:左の脛骨と腓骨 下:右の脛骨と腓骨
図3.図2の腓骨部分を拡大 :腓骨
リス科のリスもムササビも脛骨と腓骨は癒合していない(図4、5)。それはアメリカモモンガも同じだ(図6)。
図4.ニホンリスの脛骨と腓骨
図5.ムササビの脛骨と腓骨
図6.アメリカモモンガの脛骨と腓骨
リス科であるが、脛骨と腓骨がネズミたちのように足首側で癒合している。これはこのリス科の動物は左右の足を外側に広げたり、内側に曲げたりできないことを意味する。ぼくは、マーモットのようなリス科に含まれる地上生の動物であろうと考える。

2023年8月13日日曜日

台湾からスインホーキノボリトカゲ Diploderma swinhonis from Taiwan

 台湾の友人YNからLINEでスインホーキノボリトカゲの写真を送ってきた(図1,2)。こんなトカゲが家の中に入ってくるなんて羨ましい限りだ。タンザニアのタンガニーカ湖畔の家に住んでいた時、家の中はサソリを含む様々な虫や、それを食べるヤモリが壁や天井に、床にはトカゲが歩き回り、それらを狙ってヘビやネズミがいた。ぼくにとっては子供の頃の夢が実現したような家であった。

YNは大工仕事や畑仕事などをしながら、時々家屋に入ってくるチョウやセミ、トカゲを撮って楽しんでいる。

スインホーキノボリトカゲDiploderma swinhonis
このスインホーキノボリトカゲは台湾の固有種である。が、今では台湾から運ばれる荷物に紛れて2017年には厚木市でも定着しているようだ。厚木で増殖していると云う事は、もう我が家付近にもいるかな?外来種の侵入動物であるので、アカミミガメのようにならない事を願う。

2023年8月12日土曜日

貰った大きなスイカ   A big watermelon we got

今日昼過ぎにいつも野菜を貰うNさん夫婦が大きなスイカを1個まんま持ってきてくれた。これが今年最後のスイカとのことだ。今年は一度もスイカを買わずに貰い物だけでやってきた。いつもは、1/3から半分の場合だったが、週に2度も貰うと冷蔵庫は、タッパーに入ったスイカだらけだ。小さく切ってタッパーに容れと、それを積み重ねることができる。その為、毎食後のデザートはスイカを食べることになる。このスイカを持って重量を測ったら12キロ近くあった。包丁を入れるとパカっと割れそうだ。
ぼくはスイカはもちろんの事、ブドウ、ナシ、モモ、ソルダム、メロンと夏は大好きな果物が食べられるので、暑い夏が大好きだ。

子供の頃はキリギリスをたくさん飼っていたので、スイカの皮はキリギリスやウサギの餌だった。今は、この皮を干して水分を蒸発させてから生ごみとして出している。

2023年8月9日水曜日

雨で涼しくなった     It rained and cooled off  

 急な大雨で、2階の開いている窓を閉めに駆け上がったり天手古舞。しかし、ぼくは連れ合いの動きを見ているだけだ。ん?10分もしないで陽が射してきて雨が止んだ。子供の頃からこんな雨を天気雨と呼んだものだ。庭の木に吊り下げている鉢物にとってはとっても良い雨だった。っと雨上がりの庭を見ていたら、トンボが、、、。また、キキョウの鉢に挿している杭に停まった。シオカラトンボ♂だ!この杭は風にも揺れないから停まりやすいのかな?

図1.シオカラトンボの♂
今日のシオカラトンボは♂で腹部末節部の先が白い二股になっている(図2)。先日のムギワラトンボ(シオカラトンボの♀)は腹部末節部の先の白い二股の間に短いもう一本ある(図3)。
図2.♂の腹部の先っぽ二股
尚、末節部が黒い(図2)と白い(図3)があるが、若い♂も白い事がわかった。
図3.♀の腹部の先っぽは二股の間にもう一つ

尚、今日の♂は少なくても午後5時半まで、この杭に停まっており、時折飛び上がっていた。否、暗くなっても停まっている。

2023年8月7日月曜日

1ヶ月振りの散歩   First walking in a month

今日は、1ヶ月振りに散歩をした。ルートは引地川沿いを下って、行けるところまで歩こうと思った。ザックにはペットボトルの水とカメラだ。途中の川沿いのベンチに休んで腰かけようと思ったら、セミの抜け殻がたくさんあった(図1)。セミの幼虫は夜に地中から這い出てきて、適当なところに停まって脱皮し羽化するのだ。
図1.休み台の藤棚の柱にアブラゼミの抜け殻
川沿いに下り、車止めがある橋の上で、引地川を覗く。大きなコイの他に30センチくらいの魚が群れていた。それを見ていて苔を腹を横にして食べていることからアユだと判った(図2)。

カワウが10数羽堰のところにいたし、コサギやアオサギ(図3)もいた。しかい、群れアユは深さ30センチくらいのところにいたので、カワウには狙われないのだろう。サギたちには絶好の餌だ!

図2.川床の苔を食むアユたち

図3.アユを狙うアオサギ
アカミミガメが石の上で日向ぼっこをしているの(図4)を見て、戻ることにした。ソメイヨシノの木の間にエノキがあり、カラフルな実を付けていた。帰宅後の冷たいシャワーで生き返った。1時間ちょっとの6361歩の散歩であった。
図4.3匹のアカミミガメ
図5.エノキの赤、黄、青の果実

2023年8月6日日曜日

台湾からミカドアゲハ   Common Jay from Taiwan

 台湾のYNから室内に入ってきたというミカドアゲハの写真をLINEで送ってきた(図1,2)。アオスジアゲハGraphium sarpedon に似ている。アオスジアゲハは我が家の近くでもせわしなく飛び回っているのを見たことがあるが、同属のミカドアゲハGraphium doson は関東までは飛んでこないだろう。

台湾はチョウの国とも云えるほど、綺麗なチョウや珍しいチョウがたくさんいる。半世紀以上前に初めて台湾に行った時に捕まえたタテハチョウ科のコノハチョウは三角紙に包んで今でも持っている。っと思って台湾で捕ったチョウを納めているブリキ製の海苔の缶を開けて、一つ一つ三角紙を開けて見たが持っていると思っていたコノハチョウがない!でも、捨てる訳が無いので別の宝物箱に容れているのかもしれない。

図1.ミカドアゲハ裏側の翅
図2.ミカドアゲハ表側の翅

2023年8月4日金曜日

歳をとると左右の寛骨が癒合・合体するが、左右の下顎が癒合・合体する哺乳類はアナグマだけ!

 性成熟を過ぎて老齢化していくと、哺乳動物たちの左右の寛骨は、恥骨と坐骨で癒合・合体する(図1,2,3,4,5)。図3のクロ(イヌ)は15歳で死亡した。他の、シカ、カモシカ、ネコ、タヌキは老齢個体と推定したものだ。

シカ、カモシカ、イヌ、ネコ、タヌキは老齢化して左右の寛骨が癒合・合体する。老齢化した哺乳類の左右の寛骨が癒合・合体するのはメスならばもう出産はしないので、左右の寛骨が合体しても問題がない。しかし、仙骨までが寛骨と合体している骨を拾ったことがない。但し、図2のカモシカの仙骨は左右の寛骨の間にボンドでくっ付けたものである。これは老齢化して寛骨が癒合・合体したメスでも出産の可能性があることを示していると考えられる。

しかし、老齢化したシカ、カモシカ、イヌ、ネコ、タヌキの左右の下顎骨が癒合・合体している骨や死体を拾ったことがない。サルやイノシシ、ハイラックスの仲間は生まれながらに左右の下顎骨は一つになっているが、他の多くの哺乳類は左右の下顎骨は癒合・合体しない。

図1.シカの寛骨
図2.カモシカの寛骨と仙骨(仙骨はボンドで接着)頭蓋骨アリ
図3.クロ(イヌ)の寛骨(頭蓋骨アリ)
図4.ネコの寛骨(頭蓋骨アリ))
図5.タヌキの寛骨(頭蓋骨あり)
しかし、手持ちの標本では、アナグマだけが老齢化すると左右の下顎骨が一つになり、そのため上顎骨の関節から外すことができない(図8)。このような老齢のアナグマの頭骨が2つある。しかし、これらのアナグマは白骨化した頭骨や一部の骨を拾ったが、寛骨や仙骨は見つからなかった。
図6.アナグマの底面からみた頭蓋骨と下顎骨
図7.左右の下顎骨が完全に癒合しその境目も不明
図8.このアナグマは下顎骨を関節から外す事ができない
ぼくが一番多く持っている頭骨はタヌキだ。しかし、持っている全てのタヌキの下顎骨は左右がバラバラだ。タヌキはアナグマほど長生きは出来ないのかもしれない。今、ペットのイヌが15歳を過ぎても生きている。そんなイヌの左右の下顎骨はどうなっているのか見てみたいものだ。
しかし、アナグマは他の哺乳類とは違って左右の下顎骨が別々に動かすことが少ないのかもしれない。それは上下の歯を見ても左右のどちらかの歯が特に摩耗していることが無いので、噛む時は左右どちらの咬筋も同じように力を入れているのだろう。

2023年8月2日水曜日

このタテハチョウは?   What is this nymphalid?

雨が降り涼しい!庭の梅の木にタテハチョウが停まった。裏側の姿しか見えない(図1)。雨が止み少し風があるので、飛ばされないようにしがみ付いている(図2)。とてもピントが合った写真は撮れないだろうと思いながらも何回もシャッターを軽く押している内に何故かピンが合ったような時がある。その時にシャッターを強く推す(図3)。
図1.翅の裏側からのタテハチョウ 
図2.風に揺られて翅の表も見える ヒメアカタテハ?
図3.このタテハチョウは?
全く、この頃のぼくは庭にも出るのが億劫になった。ウィスキーが切れてしまったが、ザックを背負って買い物に行く元気がない。左足を引きづりながら歩きたくないのだ。颯爽と歩きたいとは云わないが、ゆっくりでもビッコを引きながら歩きたくないのだ。こうやって、だんだん歩けなくなるのかな? その為、部屋の椅子に座りながら庭を眺めることが多くなった。骨を眺めるのも面倒になってきたのだ。これでは良くない!

口の周りのヒゲ、さらに頬のヒゲも伸ばし放題。ヒゲトリマーで大雑把に剃り落とす。外出できないのでこれでもOKっと思ってしまう。でも、これではいけない。良し、今日は床屋に行き、髪を短く切ってもらい、ヒゲは全部落としてもらおう。帰りにウィスキーを買ってこよう。

2023年8月1日火曜日

ムギワラトンボが我が家の庭に!     There is a female dragonfly named MugiwaraTombo in Jap. in our backyard

昨日のお昼過ぎ、エアコンの効いていない自室に戻り、風が入ってくる庭を見るとトンボが一匹、キキョウを植えている鉢に差し込まれている杭に停まっている。まずは網戸越しに撮り、網戸を静かに開けてまた撮る。ヤンマの仲間かな?イヤ、太い尾の模様からムギワラトンボだろう?いくつか撮ったので、手持ちの昆虫図鑑でヤンマ科を見て、撮ったヤンマと対照させる。どれも合うトンボがいない。ムギワラトンボ(シオカラトンボの♀)を見る。おー、ドンピシャだ!ムギワラトンボだ!
なんと、このムギワラトンボ、14時になっても杭に停まっていた。1時間以上は停まっていたことになる。停まって虫でも狙っていたのかな?我が家の庭に来るということはスイレン鉢に産卵しにきたのだろう。絶対産卵した筈だ。先日、スイレン鉢の水面に尻先をチョイチョイ浸けているトンボがいた。すぐ逃げたので何トンボか同定できなかったが、きっとシオカラトンボの♀(ムギワトンボ)だったのだろう。来春はスイレン鉢の中のヤゴを探す楽しみが増えた。
図1.シオカラトンボOrthetrum albistylum speciosum
我が家のスイレン鉢は二日に一回は水を注がないと2,3センチくらい鉢の周りから低くなる。毎日のように、スズメかハト、あるいはカラスやヒヨドリが時々シジュウカラが来て水を飲むので、暑くて陽が当たるために蒸発するのではなく、鳥たちが水を飲むために早く水が減るのだ。
鉢の中にはグッピーを放しているが、皆、赤や青などの色がない黒っぽい色の個体だけになる。生まれているチビも黒っぽい個体だけだ。色がついているとネコやカラスに捕られるのだろう。

昨夜の雷と雨で連れ合いに起こされた。稲光が寝ぼけた目に飛び込み、ドドドドと家を揺らすような雷鳴がすぐ近くで聞こえる。久しぶりの雨音と雷鳴をうつらうつらと聴いていた。その為だ、起きたのは5時半だった。