昨日のお昼過ぎ、エアコンの効いていない自室に戻り、風が入ってくる庭を見るとトンボが一匹、キキョウを植えている鉢に差し込まれている杭に停まっている。まずは網戸越しに撮り、網戸を静かに開けてまた撮る。ヤンマの仲間かな?イヤ、太い尾の模様からムギワラトンボだろう?いくつか撮ったので、手持ちの昆虫図鑑でヤンマ科を見て、撮ったヤンマと対照させる。どれも合うトンボがいない。ムギワラトンボ(シオカラトンボの♀)を見る。おー、ドンピシャだ!ムギワラトンボだ!
なんと、このムギワラトンボ、14時になっても杭に停まっていた。1時間以上は停まっていたことになる。停まって虫でも狙っていたのかな?我が家の庭に来るということはスイレン鉢に産卵しにきたのだろう。絶対産卵した筈だ。先日、スイレン鉢の水面に尻先をチョイチョイ浸けているトンボがいた。すぐ逃げたので何トンボか同定できなかったが、きっとシオカラトンボの♀(ムギワトンボ)だったのだろう。来春はスイレン鉢の中のヤゴを探す楽しみが増えた。
図1.シオカラトンボOrthetrum albistylum speciosum♀
我が家のスイレン鉢は二日に一回は水を注がないと2,3センチくらい鉢の周りから低くなる。毎日のように、スズメかハト、あるいはカラスやヒヨドリが時々シジュウカラが来て水を飲むので、暑くて陽が当たるために蒸発するのではなく、鳥たちが水を飲むために早く水が減るのだ。鉢の中にはグッピーを放しているが、皆、赤や青などの色がない黒っぽい色の個体だけになる。生まれているチビも黒っぽい個体だけだ。色がついているとネコやカラスに捕られるのだろう。
昨夜の雷と雨で連れ合いに起こされた。稲光が寝ぼけた目に飛び込み、ドドドドと家を揺らすような雷鳴がすぐ近くで聞こえる。久しぶりの雨音と雷鳴をうつらうつらと聴いていた。その為だ、起きたのは5時半だった。
このシオカラトンボ♀はまだ若いシオカラトンボ♂のようだ。
返信削除シオカラトンボの未成熟の♂と♀の見分け方は複眼の色のようだ。
複眼が青ならば♂、緑なら♀。
コヤツは青いので未成熟♂となるかな?
しかし、腹部末端は二つの突起の間に短いもう一つある。
この特徴は♀のものだ。♂は二本の突起だ。
個体変異が大きいのだろう。
ちょっと判らない。