2023年5月31日水曜日

クチナシの花の季節   The season of gardenia flowers

昨日は、歩かなければ歩けなくなるかもと云う恐怖心からビッコを引きながら散歩した。3キロちっとの距離を1時間もかけて歩いた。途中の元から住んでいる大きな家の塀越しにクチナシの白い花がいくつも咲いていた。が、香りは漂ってこない。ぼくの背の方から南風が吹いているためだ。枝を引き寄せて匂いを嗅ぎたいが1メールも離れている。クチナシの素晴らしい香りを嗅げないのは残念だ。
図1.クチナシ
引地川沿いの遊歩道を1キロくらい歩いて、柳橋を渡って円行公園の坂道を登り公園を出ると、ナツツバキの花が咲いている。我が家のナツツバキはスイカズラが覆いかぶさってしまって枯れてしまった。
図2.ナツツバキ
そのスイカズラの葉を食べるコエビガラスズメの幼虫は今も葉をムシャムシャ食べている。ぼくの中指くらいの太さで長くなった。今は、味付け海苔が入っていた円筒のプラ容器に土を2センチくらい入れ、その中にお猪口のような小さな容器に水を入れてそれにスイカズラの枝を挿して蓋をして飼育している。そろそろ土に潜って蛹になってくれるだろう。

2023年5月30日火曜日

ホタルブクロが咲いている   Bellflowers are blooming

庭のホタルブクロが咲いている。このホタルブクロは20年以上前に連れ合いが貰ってきて植えたものだが、今では真紅色のカタバミと共に庭ばかりでなくプランターや鉢の中にも蔓延っている。このホタルブクロ、ウィキペディアを見ると若芽の時や、今の時季の蕾や花を採取して、お浸しや和え物、天麩羅、油炒めとして食べられるようだ。今夕の酒の肴として食べてみようかな?でも、何だか毛が多くゴワゴワした感じ。
このホタルブクロを切り花にして居間や階段の踊り場の花瓶に挿している。昨日も連れ合いは三つ葉を摘んで御浸しで食べた。4回目だ。葉だけを摘み取ると株が残り、次々に新しい葉が出てくる。
図1.敷石の間から出ているホタルブクロ
図2.鉢から出ているホタルブクロ
図3.ミョウガの間から出ているホタルブクロ
今も変わらずプーチン・ロシアのウクライナ侵攻は続いている。若ければウクライナに義勇兵にでもなった侵攻を食い止めたいが、ぼくができることはこの場で侵攻反対の意を述べるだけだ。

2023年5月28日日曜日

スズメガの仲間の幼虫だった!    It’s a larva of hawkmoth family

 スズメガ亜科コエビガラスズメSphinx constricta の幼虫だと判った。5月20日にアップしたスイカズラを食草とする幼虫は、スズメガ亜科のコエビガラスズメだと判った。この幼虫、毎日一枝20センチくらいのスイカズラの枝についている葉を食べ、20日は2センチくらいだったが、今は5センチくらい大きさになった。落とす糞も半端ではないので、スイカズラの枝を挿している小さな花瓶を直径20センチくらいの鉢受けの上に置いて、糞が鉢受けに落ちるようにした。感心するのは、葉の根元の方を食べていても葉を噛み落とすことがなく、一枚を完食することだ。

コヤツはぼくがクシャミをしたり、花瓶を持ち上げるとフリーズすることだ。下の写真も頭部を食べている葉から離してフリーズした状態だ。

このイモムシ、最後は地面に潜って蛹になるようなので、今は5センチくらいだが7センチくらいまで大きくなるようなので、そろそろ庭のスイカズラに放してやるかな?

スイカズラの葉を食べるコエビガラスズメSphinx constrictaの幼虫

2023年5月27日土曜日

泡におおわれる引地川    The Hikichi River covered with bubbles.

昨日の昼過ぎにカメラを持ち、GPSをセットして散歩にでた。引地川沿いの野原を通る道でモンシロチョウやシジミチョウの仲間が飛んでいた。2匹で絡み合って飛んでいたシジミの仲間が一匹シロツメクサの花に停まった(図1)。
図1.ルリシジミだ!
引地川沿いを川に沿って下ると堰がある。そこには遡上してくる魚を狙う、サギたちがいる。時々カワセミもいるところだ。堰の上にはアオサギが立って上流の溜まった水の中の獲物を狙っており(図2)、下ではコサギが歩きながら小魚を捕まえていた(図3)。水が落ちるところは泡がたくさん浮いていた(図4)。引地川にも数多くの生活排水が流れ込んでいるが、こんなに泡が浮かんでいるのを見たことはなかった。50数年前の多摩川を思い出した。

図2.堰の上に立つアオサギ
図3.コサギが歩きながら魚を獲る
図4.泡が浮かぶ中を歩くコサギ
久しぶりに汚れた川を目にしたので、戻ることにする。川沿いの遊歩道のサクラ並み木の思わぬ所にビワの木があり、しかも実がたくさん生っている。以前には無かったことだ。ビワを食べるハクビシンがそれだけ増えているのだ。
図5.ビワがたくさん生っている
ビワの木の近くに黒くなっているソメイヨシノのサクランボウがあったので、摘まんで口に入れた。苦くない。一つ、二つ、三つと摘み、口に入れる。左手の指が薄赤紫に染まる。それでも摘まんでとうとう20個くらい食べた。ぼくの口も赤紫になっているだろう。で、この木のサクランボウが苦くないので撮った(図6)。
図6.20個余りのも摘まんだサクランボウ
友人の一人暮らしの妹さんが急性心不全で亡くなったようだ。親しかった妹を亡くす事は親を亡くす以上に悲しい事だろう。

2023年5月26日金曜日

アナグマは短足でキツネは足長だ。     Badger has short legs, fox has long legs

前回はアライグマの大腿骨が他の同じ大きさの食肉目の動物たちに比べてガッシリしていることを示した。同じ様に上腕骨も比べてみた。
大腿骨で比べたのと同じように、上腕骨でもキツネ、ネコが長く、タヌキ、アライグマが同じくらいで、アナグマ、ハクビシンの順になる。大腿骨と上腕骨の大きさ(長さ)から動物の大きさを比較するならば、キツネ、ネコの順でアライグマとタヌキが次で、アナグマは上下肢とも短い動物だ。見た感じはアナグマ、アライグマ、タヌキやキツネも同じくらいの大きさに見える。が、アナグマは短足で、キツネは足が長いのだ。
タヌキとキツネの④肘頭窩は孔が開くが他の4種の肘頭窩には孔が開かない。しかし、他の4種には⑤顆上孔がある。
え?顆上孔の有無と肘頭窩に孔が開いているのとは食肉目の動物では関係があるのかな?
ぼくの持っている食肉目の他の上腕骨を見た。イタチやマングースは顆上孔を持ち、さらに肘頭窩にも小さな孔が開いている。この肘頭窩は尺骨の肘突起が当たる部分でもある。
図1.アライグマと他の食肉目との上腕骨を比べる
a:アライグマ b:アナグマ c:ハクビシン d:タヌキ e:ネコ f:キツネ
abcは前から見た右上腕骨、defは後ろから見た左上腕骨
①上腕骨頭 ②大結節 ③上腕骨滑車 ④肘頭窩 ⑤顆上孔
上腕骨を見ていたら、カイウサギの肘頭窩には孔が開いているが、ノウサギには開いていない。1例だけなので確かな事を云えない。

2023年5月25日木曜日

2回休んで2時間以上の散歩     Waliking for more than 2 hours with 2 breaks

昨日は天気も良く温かったのでお昼を食べた後境川の遊水地公園まで散歩し、横浜市泉区和泉町の「くわくわの森」まで足を伸ばした。と云うのも少しでも山の雰囲気を味わいたかったのだ。日大生物資源学部の農場の側に大きなムクノキがある。風が強いので枝の先を指で押さえて撮った(図1)。
図1.ムクノキのまだ青い実
境川を渡り、遊水地の外周を回り、「くわくわの森」に入る。すぐ階段の登りだ。何故か両足の太腿の付け根付近が痛い。でも登る。え?これはキンランじゃないの?撮る(図2)。へぇー、山に行かなくてもこんな里でもキンランが自生しているんだ! 
図2.花が終わって種子の鞘になっているキンラン
フタリシズカの花が終わり、果実がついている(図3)。フタリシズカまであるんだ。これで、アオダイショウかカナヘビでも表れてくれないかな?っと思いながら歩く。
図3.フタリシズカの青い実
ん?この蔓性植物(図4)は、シオデ(ヒデコ)でではないの?でも、サルトリイバラのような雰囲気が無い。この蔓性植物は?

図4.シオデと思われる蔓
4月1日に来た時に花が咲いていたウグイスカグラは実がついていた。あんなに花が咲いていたのに実が一つだけだ。今は日陰になるからかな?
図5.ウグイスカグラの赤い実
期待していたヤマユリはまだ蕾だ。しかし、何本も出ていたヤマユリの大半は、周りの木々が枝を伸ばし葉を広げたために日陰になり蕾が出来ない状態の物が多かった。
図6.ヤマユリの蕾
ニワトコの実が生っている(図7)。しかし、ここも反日蔭なので実は全部ならないだろう。気持ち良さそうな休み台があったので、座って持ってきたウーロン茶を飲む。っとザックに帽子に長靴の山歩き姿の男性がやってくる互いに会釈をする。立ち上がり、彼が来た方へ向かう。
図7.ニワトコの実
落葉の道を下る。え?モミジイチゴが生っている(図8)。僅か3個だけだ。食べてみたいが止めよう。
図8.モミジイチゴの黄色の実
「くわくわの森」から出て和泉川沿いを歩く。岸辺には手が届かないところにクワの実がなり、オニグルミの木(図9)がたくさんあった。
図9.オニグルミの実
このような昔の植生を残している散策路を藤沢市にも欲しい。引地川の親水公園に植えられて植物は外来種が多い。



2023年5月24日水曜日

頑丈なアライグマの大腿骨    Stocky femur of racoon

アライグマの上下肢骨をアップした。アライグマと見誤るような同じくらいの大きさの丹沢山域に生息する7種類の食肉目の大腿骨と比べた(図1)。
キツネの脚が長く見える。大腿骨も長く、次にネコ、アライグマ(若い個体)、タヌキ、アナグマ、ハクビシン(若い個体)となる。興味深いのは大転子や大腿骨頭のすぐ下の部分(←→)が幅広いことである。
図1.6種類の食肉目の大腿骨
a:アライグマ b:アナグマ c:ハクビシン d:タヌキ e:ネコ f:キツネ
abcは右大腿骨 defは左大腿骨 Tm:大転子 Cof:大腿骨頭
アライグマは頭骨を含めて骨が頑丈である。それはアナグマもそうである。神奈川県ではアライグマが都市近郊でも目につく移入種である。タヌキよりも頑丈な頭骨や骨を持っており、しかも似たような食性をしているのでタヌキはアライグマにその生態的地位が奪われていくだろう。アライグマはタヌキ以上に木登りは得意なので小鳥の雛や果実や池の魚が狙うので大事になる前に環境庁の対策が求められる。

2023年5月23日火曜日

若いアライグマの前足と後足の骨    Bones of front and hind limbs of young racoon

Tさんから貰った交通事故に遭ったアライグマは頭蓋骨が砕けていた(5月6日アップ)。しかし、肋骨や脊柱の骨を含む骨が折れていなかった。歯では解らなかったが、まだ、若い個体で、上肢・下肢の長骨の骨端の軟骨部分が全て離れていた。上腕骨の上腕骨頭と肘関節部分、橈骨の橈骨頭と内側茎状突起、尺骨の肘頭と茎状突起、大腿骨の大腿骨頭や大転子と膝関節部分、脛骨の膝にあたる部分と内果や足首にあたる部分、腓骨の腓骨頭と腓骨外果、全ての長骨の骨端軟骨が剥がれていた。下の写真はそれらを全て木工ボンドで着けた。
これまでアライグマの上下肢をアップしたことが無かったのでアップする。
図1.アライグマの上肢(左側)と下肢(右側)
上肢と下肢の左の骨が後ろから見た右の骨で、右の骨が前から見た左の骨である。
G7にグローバル サウスの国やウクライナも入った広島サミットが終わった。原爆が投下された広島で開催された今回こそ、岸田首相は強く核廃棄を訴えるべきだった。各国の代表を持て成す座敷として広島が使われた感がある。

 

2023年5月22日月曜日

路傍のタチアオイの花     The flowers of hollyhock on the roadside

昨日、歩かなければと思い散歩した。外は晴れていて気持ちが良い。近くの亀井神社までと思ったが、足を伸ばして多摩大学の裏から引地川を渡った。そこで、タチアオイが道路際に立ち上がって見事な花を付けている(図1)。今までは多摩大を通り過ぎて引地川を渡ったら引地川沿いに南下して親水公園の方まで歩くのだが、今は、右足を前に出す時左足で体重を支えるので何故か膝が崩れるように感じる。その為、右足を出す時にビッコを引くことになる。左膝、腰に力を入れるのだが、何故かガクっと崩れるようになる。小股で歩いたり、小走りにジョギングするとそのガクと崩れるような感じがしない。
腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛と整形外科で診断されたのが昨年1月。以来、目覚めてベットから起きて、靴下やズボンを履き、シャツを着て立ち上がり手摺りに摑まって一歩一歩階段を下りる。それから洗面所で恐るおそる腰を曲げて顔を洗う。そして、玄関を開けて、少ししゃがんで郵便箱の窓を上げて新聞を取る。そしてぼくの1日が始まるのだが、起きてから30分はそろりそろりの動きだ。
図1.タチアオイ
散歩は55分の4724歩であった。

2023年5月21日日曜日

我が家のアマガエル   Tree frog and/or hyla in our yard

5月1日にベランダの上のプランターの縁に乗っていたアマガエルがミズキの枝にいる。プランターの縁に居た時は、灰色がかった色をしていたのに今日の個体は緑色だ。大きな個体なので先日の個体と同じヤツだろう。こんな所に居て餌を獲れるのだろうか?アリンコなら歩いているが、、、他の昆虫がいるのかな?
図1.アマガエル
午後2時半になってもこのアマガエルさん(♀だ)、直射日光に当たり暑いだろうに、動こうとしない。アマガエルのオスはケロケロと鳴くのだが、コヤツは昨日のように雨が降っている時も鳴き声を出さない。それに身体も4センチ以上あり、大きい。メスなのだ。
図2.正面からのアマガエル

天気が良いので、散歩に行きたい。が、何て事だ!上半身の肩も肘も腕も下半身の両膝も両方の股関節も痛いのだ。昨日、コロナワクチンの6回目を接種した部分が重苦しい。副反応が出ているんだ。今まで全く反応が無かったので、自分の身体が反応してくれた事が半分嬉しい感じもする。

2023年5月20日土曜日

スイカズラの葉を食べる幼虫は誰?   Who is the larva which eat leaves of honeysuckle?

 先ほど、6回目のコロナワクチンの接種から戻ってきて、PC横の花瓶に挿してあるスイカズラをそろそろもう花芽もないので捨てようかな?っと思い花瓶を手に持った。一本の枝が虫に食われているので、どんな虫がいるのか探したら長さ2センチくらいの幼虫がいた(図1)。しかし、動かずにもう15分も同じ状態だ。この枝の葉が4枚食べられている。このスイカズラは庭から4月28日に切り取って机の上に置いてある。その時すでに卵がついていたのであろう。その後孵化したとすると孵化後20日は経っているだろう。しかし、まだ動かない。コヤツはいつ活動するんだ。

図1.スイカズラの葉を食べる幼虫
何と!お昼を食べて戻ってきたら、あの幼虫がいない!花瓶を持って回しながら3本の枝を丁寧に見た。が、いない!どこに行ったんだ!花瓶の口もとに入り込んだのかも知れない。径1センチくらいの狭い口もとはスイカズラの3本の枝の葉が押し込められている。その中に潜り込んでいるかな?

この幼虫はオオスカシバの幼虫なのだろうか?でもオオスカシバの食草はクチナシの葉のようだ。ではコヤツはだれの幼虫なのだろう?

今朝、5時に目覚めたのでスイカズラを挿した花瓶を見ると、あの幼虫がいる。今度は尾を上げている(図2)。しかし、コヤツどこに潜っていたのだ?留まっている枝の葉を大半食べてしまった。隣にはまだ葉がたくさんある枝があるから、そちらに移動するかな?

図2.昨日の幼虫がいた!

2023年5月18日木曜日

以前45分で歩いていたルートを62分で!     The route that used to take 45 minutes to walk took 62 minutes!

昨日は午後1時過ぎに家を出て、小田急線路沿いを行き、途中で西に折れて引地川を越え、引地川沿いに歩いて湘南台高校の前を通ってくる約4キロのルートである。以前は40分から45分で歩いたルートだが、昨日は左腰の状態を伺いながらビッコを引きながら歩いたら、1時間ちょっとかかった。真夏日になるような暑さになるとの予報だったが、そうでもなかった。しかし、途中で3度水分を補給した。
引地川を越える橋の近くで紫色の園芸品種の種子が飛んでそこで発芽し、根を下ろして花が咲いていた。風が吹いて花が揺れるのでピンとが合わせ辛かったが、何回もシャッターを押したら、ピントが合うのがあった(図1)。
図1.路傍に咲いていた草丈150センチ
高校のグランドの裏側にサンゴジュが植栽されている。蕾がもうすぐ開きそうだ。
図2.サンゴジュの蕾
高校の前を過ぎると、川の土手に大きなクワの木があるが、その実が大きく黒く熟していた。もちろん、ぼくは手を伸ばして黒い実を採って口にいれるが、元気な高校生なら何十個も採れるだろう。ヤマグワの実は小さいがこれは大きい、ヤマグワの2,3倍はありそうだ。「ホイド」のぼくは8個を採るのが精一杯だった。この実ならペットボトルをすぐ満杯にできそうだ。しかし、どうして誰も採らないのだろう?
図3.クワの実
帰路、円行公園の中を通るが、ウメの木の枝が激しく揺れている。揺らして梅の実を採っているのだ。

2023年5月17日水曜日

睡蓮鉢のグッピー    Guppies in a water lily pot

今日は埼玉の方で真夏日になるくらい暑くなるようだ。庭の睡蓮鉢に連休前にグッピーを放した。今日は、朝からの日差しで鉢内の水温が高くなってきたのだろう。グッピーたちが水面に上がってきている。水面の方が水温が高いのだ。でも、活発な動きではない。温かい水面を楽しんでいるかのようだ。
興味深い事に睡蓮鉢内のグッピーは全体が肌色っぽい目立つ個体はいなくなり、全体として目立たないグッピーたちになる。もうすぐ稚魚が産まれだすが、目立つヤツはいなくなり、秋になって部屋の水槽に移してやると、どれも地味な色のグッピーになっている。水浴びにやってくるキジバトやカラスに狙われるのだろう。
図1.睡蓮鉢のグッピー
さぁー、今日もカメラを持って散歩に行ってこよう。
 

2023年5月16日火曜日

久しぶりの30分以上の散歩  First walk of more than 30 minutes in a long time

久しぶりに天気が良いし、温かいので自分なりに軽やかな服装に着替えて散歩に出た。13日に「置き鍼」を足の甲に置かれてから、何となく痛みが薄らいできていたので、以前歩いていたルートを少しショートカットして歩いた。途中、公園のベンチで休もうかな?っと思ったが頑張って歩いた。5610歩、58分だった。
久しぶりにカメラを持っての散歩だ。引地川沿いの道の石垣は鳥に散布された植物が見られるので、石垣を見ながら歩く。ん?このキイチゴは何だ(図1)? 園芸品種かな?
図1.キイチゴの仲間
我が家の庭にも出てきたツルウメモドキの実がついている(図2)。
図2.ツルウメモドキ
何と!ウツギの花が咲いていた(図3)。ウツギも我が家の庭に出て花を咲かせていたが、暴れるのでツルウメモドキ同様根本から切った。このウツギもヒヨドリか誰かかが実を食べて散布したのだろう。このウツギを見てすっかり嬉しくなった。花枝に近づいて匂いを嗅ぎたいが、ぼくの今の状態は背伸びもままならずだ。
図3.ウツギの花
石垣と道路との境にニラが10メートルくらいに渡って出ていた(図4)。これもやはり鳥の糞からかな?
図4.ニラの花
大きな葉のノブドウが蕾をたくさんつけていた(図5)。ノブドウもヒヨドリたちの糞からだろう。
図5.ノブドウの蕾
帰宅してから汗が吹き出た。明日はさらに温かくなるようなので明日も歩こう!

2023年5月12日金曜日

ウシ科のこの頭骨は何属?  What genus is this skull of Bovidae?

キンシコウ調査で秦嶺山脈の山麓を歩いていて、何頭かのカモシカの滑落死体を見つけた。その内の腐敗してない一頭の頭部を胴体から切り離し、皮を剥き、除肉し、燻製状にして持ち帰ってきた(図1)。それを今年2月に2.7リットルのペットボトルの上部を切り放してその中に入れて水に浸していた。先日、それを洗い、乾かした(図2)。
図1.燻製状にした頭骨

図2.腐らして水洗いした頭骨
このウシ科の動物の頭骨は何属のものだろうか?ニホンカモシカと明らかな違いは、涙骨の前部が凹まないことと、下顎の第一切歯がニホンジカのように幅広であることだ(図3)。この個体はまだ若く、上顎も下顎も臼歯2本がまだ出揃ってない。
図3.第一切歯が幅広い
「中国西北地区脊椎動物系統与分布」李保国他編によると、秦嶺山脈には牛科Bovidaeには蔵羚属Pantholopsチルー属、原羚属Procapraチベットガゼル属、羚羊属Gazellaガゼル属、牛属Bos、羚牛属Budorcasターキン属、鬛羚属Capricornisトナカイ属、斑羚属Naemorhedusゴーラル属、盅(中ではなく舟)羊属Ovisヒツジ属、山羊属Capraヤギ属,岩羊属Pseusoisバーラル属など10属が生息する。
上記の10属を調べたが、チルー属、ウシ属、ターキン属、トナカイ属ではないことは確実である。この頭骨個体が子供であるので、それぞれに属の特徴がはっきり出ていないのだろう。

米国のTIME誌の表紙に岸田首相の顔写真が載った。TIMEの記者が当初思ったように、岸田首相は軍事大国目指すように舵を切ったようだが、これが本当かも知れない。日本のジャーナリズムは権力に忖度しているのかな?それとも近すぎて灯台下暗しになっているのかな?

2023年5月11日木曜日

1ヶ月ぶりの散歩  First walk in one month

昨日昼過ぎにとうとう散歩をした。歩かないと歩けなくなるんじゃないかと思ったからだ。しかし、やはり痛い。左の股関節付近が痛い、痛いのを無理して歩いてはダメと云われているが、椅子から立ち上がる時、階段を上がる時、左足の股関節付近が痛い。以前は痛いのを我慢して歩いていると痛みが無くなったが、今回は10分歩いてもダメ。しかし、一つの発見があった。前屈みになって歩くと、痛みが少なく早く歩ける。さらに、歩幅を広げないでジョッギングをしても痛くない。
引地川沿いを歩いた。サクランボウが生っていたので(図1)、赤黒くなっているのを一つ摘まんで口に入れた。ほろ苦さが口に広がった。エノキの実もなっている(図2)。この花(図3)がマユミだと判ったのは、ここを何度も歩いて見ているので、木を知っているからだ。カエデの仲間(図4)は葉と実の形状も違うので、この時季は調べやすい。
図1.サクランボウ
図2.エノキの青い実
図3.マユミの花
図4.イロハモミジの種子
それにしても、今朝の地震には驚いた。ベッドの中で随分大きいなぁー、長く続くなぁー、グッピーの水槽の水は大丈夫かなぁーっと思っている内に寝入ってしまった。次に目が覚めた時は5時半を回っていた。TVをつけたらどのチャンネルも地震だった。BSでは大谷が出ていた。

2023年5月9日火曜日

上腕骨の顆上孔の役目は?  What is the role of the supracondylar foramen of the humerus?

食肉目はネコ亜目とイヌ亜目に分かれる。日本に生息するネコ亜目にはネコ科のノネコや2種類のヤマネコが生息し、ジャコウネコ科のハクビシンやマングース科のジャワマングースも入り込んでいる。イヌ亜目はイヌ下目のイヌ科とクマ下目のクマ科、イタチ科、アライグマ科も生息する。
図1.日本生息の食肉目の上腕骨の顆上孔(孔に紐を通す)
a:キツネ b:タヌキ c:アナグマ d:イタチ e:アライグマ f:ジャワマングース g:ハクビシン h:ノネコ

爪を使って木登りするリス、スローロリス、ネコなどの哺乳類の上腕骨には顆上孔がある。しかし、モグラやヒミズ、さらにはアナグマにも顆上孔がある。どうも前足のカギ状の爪を用いて土を掻いたり、木に登ったりする動物に顆上孔があるようだ。
食肉目イヌ亜目イヌ下目イヌ科の動物には顆上孔が無い。が、タヌキは木登りしてカキの果実を食べる*。イヌ亜目でもクマ下目のクマ科、イタチ科、アライグマ科の動物は顆上孔がある。しかし、イタチ科でもラッコには顆上孔はないようだ(カワウソにはある)。
*クマやテンは垂直の木でも爪がひっかかれば木登りできるが、タヌキはどうであろうか?
一方、ネコ亜目のネコ科、ジャコウネコ科、マングース科の全ての動物は顆上孔を持つ。

イタチ科のアナグマやカワウソも顆上孔を持つから系統によるものかなとも思ったが、ラッコには無い。また、齧歯目のリスやムササビ, モモンガのリス科は顆上孔があるが、ネズミ科は無い。ヤマネ科は有無は不明だが、樹上生活者なので顆上孔はあるだろう。
また、モグラやヒミズにも顆上孔がある。顆上孔は上腕骨の内側上顆の上に開いた孔である(図2)。この孔は当然神経が通るが、どのような役目を持つ孔なのだろうか?
図2.アナグマの後ろから見た左の上腕骨
外側上顆と内側上顆

2023年5月7日日曜日

木登りするアライグマの顆上孔   Supracondylar foramen of racoon climbing a tree.

アライグマの両性の頭骨は持ってはいるものの、身体の骨は持っていなかったので、轢死体を畑に埋めた時から、一番見たかったのは上腕骨であった。アライグマの上腕骨に顆上孔の有無が知りたかったのだ。
我が家の庭のハナミズキに巣箱を掛けていたら、シジュウカラの雛が孵り、ネコやハクビシンがやってきたので注意していた。が、巣立ち直前に巣箱の蓋を開け放して雛たちを一網打尽に奪い取ってしまわれたのだ。近所で、池の金魚がアライグマに盗られていたので、アライグマにも注意払っていた。ハナミズキの幹の周りには根本から2メートルくらいまでの高さまでネコが登れないようなものを園芸店で買って取り付けていたのだ。が、その取り付けたものの一部が剥がされ、巣箱の蓋を開けて育った雛たちを盗んで行ったのは、その手口からアライグマだと判ったのだ。
アライグマは食肉目のイヌ亜目に入るので、もしかしたらタヌキのように木には登っても上腕骨に顆上孔は無いかもしれないと考えていたのだった。
図1.アライグマの上腕骨の顆上孔
赤い紐を通している
 が、アライグマにはしっかりと大きな顆上孔があった。イタチの仲間と同じように顆上孔があるのだ。

釧路の妹からサクラが咲いたとLINEがきた(図2)。例年よりも15日も早いようだ。釧路はこれから10月までが最高の季節だ!
図2.妹が撮った釧路のサクラ