2023年5月7日日曜日

木登りするアライグマの顆上孔   Supracondylar foramen of racoon climbing a tree.

アライグマの両性の頭骨は持ってはいるものの、身体の骨は持っていなかったので、轢死体を畑に埋めた時から、一番見たかったのは上腕骨であった。アライグマの上腕骨に顆上孔の有無が知りたかったのだ。
我が家の庭のハナミズキに巣箱を掛けていたら、シジュウカラの雛が孵り、ネコやハクビシンがやってきたので注意していた。が、巣立ち直前に巣箱の蓋を開け放して雛たちを一網打尽に奪い取ってしまわれたのだ。近所で、池の金魚がアライグマに盗られていたので、アライグマにも注意払っていた。ハナミズキの幹の周りには根本から2メートルくらいまでの高さまでネコが登れないようなものを園芸店で買って取り付けていたのだ。が、その取り付けたものの一部が剥がされ、巣箱の蓋を開けて育った雛たちを盗んで行ったのは、その手口からアライグマだと判ったのだ。
アライグマは食肉目のイヌ亜目に入るので、もしかしたらタヌキのように木には登っても上腕骨に顆上孔は無いかもしれないと考えていたのだった。
図1.アライグマの上腕骨の顆上孔
赤い紐を通している
 が、アライグマにはしっかりと大きな顆上孔があった。イタチの仲間と同じように顆上孔があるのだ。

釧路の妹からサクラが咲いたとLINEがきた(図2)。例年よりも15日も早いようだ。釧路はこれから10月までが最高の季節だ!
図2.妹が撮った釧路のサクラ

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