1月13日8時5分、伊勢原駅前の日向薬師行の3番バス停前に集合。
15分発のバスに乗る。20分でトイレのある終点着。
当初は梅の木尾根を歩いて唐沢峠・大山間の登山道に出ようと思っていたが、アイゼンを持たない学生が2名いるので、九十九折りを登って見晴し台を目指すことにする。
Fig.1 バス停から登山道入り口までの道路を歩く学生たち
Fig.2 何故かこの寒さの中をオオゲジが歩いている
登山道入り口で集合写真を撮る。皆、元気だ!
この元気が最後まで続く学生たちだ!
Fig.3 9:21、登山道口での集合写真
もう、登り始めると学生たちは早い早い、まるで競争するかのようだ。
ぼくも、アノ頃は山を走れたのだ。
ここを登ると再び舗装道路に出る。学生たちは5分遅れのぼくを待っている。
ぼくが辿り着くと、再び彼らはシカかサルのようにスイスイ登って行く。
「あの稜線とぶつかる所に大きなお地蔵さんがあるから、そこで待っていろ!」と叫ぶ。
上から下りてきた登山者がいた。暗い内に登ったとのことだ!
Fig.4 登り始める
お地蔵さんの辺りで、学生たちの声が聞こえてきた。
学生たちは寒そうに待っている。10分遅れたようだ。
集合写真を撮る。
これから、なだらかな登りが続き見晴し台となるので、そこで待っていろ!っと先に行かせる。
尾根を突き抜ける風が冷たいので、耳掛けをする。
Fig.5 お地蔵さんを囲んでの集合写真。ここまでも雪がない。
Fig.6 ミツマタの蕾が大きくなっている。
テン糞①を写真に撮り、拾っていると単独行の人が興味深げに訊いてくる。
かれは、一歩一歩しっかり登っていく。
Fig.7 10:37、テン糞①だ!
見晴し台では、学生たちが休んでいる。
ここまで、雪が無く全くアイゼンを必要としない。
集合写真を撮って出発だ!
前回の記録の時刻と比べる。前回は、登山口での集合写真を9:57に撮って、
見晴し台には丁度2時間掛かっている。今回はやはりペースが40分くらい早い。
Fig.8 10:45、見晴し台で
Fig.9 11:05、テン糞②だ
Fig.10 11:20、テン糞③だ
下りてきた登山者と話す。先に登っている学生たちのこと、どこからアイゼンが必要になるか?
歳のようだが軽やか歩きなので年齢を訊くとぼくと同じ戌年の1946年生まれの8月の九州生まれだと云うから、ぼくは北海道ですっと云って笑い合う。
軽やかなステップで山を歩けるのは痩せているからだ。ぼくのように贅肉がついているとそれだけで重い荷物を背負っているようなものだ。足腰の筋肉や関節にも負担を掛けている。
痩せたいと思うが、ダイエットは難しい。
Fig.11 晴れているが、もやっている。
また、下りの登山者だ!登りでぼくに糞の事で訊いてきた人だ。
早いですね!イヤ、私は糞など気が付かないで歩いてますから!っと応え、
木の上に尾のふさふさした動物が走っていましたが、リスでしょうか?テンでしょうか?
ふさふさとした尾に見えたらならリスですね。
っと応えると今日は勉強になりましたと礼を言って下りて行く。彼も細身の体型だ。
不動尻・唐沢方面への道は、登山者の踏み跡が無く、雪が30センチくらい積もっている。
北側の尾根で下るので、陽が当たらないからだ。
雪の深さを見て、梅の木尾根からこちらを目指さなくて良かったと一休みしたい気持ちになる。
Fig.12 12:08 不動尻・唐沢峠方面と大山山頂と分岐の道標だ。
九州生まれのあの女性はこの辺りからアイゼンを装着した方が良いと云っていた。
が、日差しで、雪が緩み、しっかり足を置くとアイゼン無しでも登れる。
アイゼンの持っていない学生も大丈夫だ。
しかし、この道の下りは難しいだろう。
シカが数頭登山道を横切っている(Fig.)13。
Fig.13 シカの足跡
大山の肩を過ぎる。これで、山頂には13時には着くことができる。
ヤビツ峠を15時51分発のバスには悠々乗れる。少し、気持ちが楽になる。
Fig.14 12:17 大山の肩だ!
山頂で、学生たちがストーブでお湯を沸かしていた。
ぼくは、早速お昼にするが、箸を持つ指先が冷たくなって弁当が美味しくない。
遅れたのでケーブルカーで来たKa君と山頂で合流だ!
サーモスの熱いお茶を飲んで弁当を食べるのを止める。
登ってきた登山者にヤビツから来ましたか?と訊いていると、暮れから積雪のためヤビツ峠までのバスの往復はないと云うことだ。
今、ネットで神奈中バスの運行状況の案内を見たら、凍結のため「伊勢原・蓑毛」までで、ヤビツ峠までは走ってないっと載っている。
集合写真を撮って、下山だ!
Fig.15 集合写真 手前の雪にピンが合ってしまい、ゴメン!ピンボケだ!
山頂で新メンバーのKa君と合流
Fig.16 テン糞④
Fig.17 テン糞⑤
下り始めて、アイゼンを着けていないので、トップになって滑るようにして歩いたせいか、
左足の太腿が攣る。強烈な痛みだ。
テン糞だ!どうしてテン糞と解かるのか?イタチではないのか?と訊かれる。
イタチは沢沿いに生息している動物だ!高い尾根までは登って来ないだろう。
学生たちを先にやる。
皆に先に行ってもらう。スポーツ飲料を飲み、エペリンゾン塩酸塩錠を飲む。
しばらく休んでいたら、歩けるようになり、右足を曲げると攣るので、階段に下す足は左足からだ。
次第に、攣るのが薄らいでくる。
Fig.18 テン糞⑥
Fig.19 テン糞⑦
学生たちが待っていた。ここでアイゼンを外している。
ぼくが辿り着いてので、首から下げているぼくのカメラで自撮りをしている。
ここで、再び左足の攣りが酷くなる。座っても攣る。学生たちに先に行かせ、バスが来たらぼくを待たずにそのバスに乗せてもらうようにN担任やMさんに言う。
Fig.20 ぼくのカメラのシャターを押して喜ぶ自撮り学生Ka君、Shio君, Nama君
大山阿夫利神社(下社)に着く。
ここに下りる急な階段で左足を下すが攣りそうになるので、そろりそろりだ。
ここまで来るとケーブルカーで来た、参拝者も見られる。
Fig.21 15:09 下社に着く
下社の階段を下りると左側に茶店があり、いつもの呼び込みをしている。
ぼくは、階段から下りるとすぐ右に曲がりケーブルカーの駅に向かう。
すぐ、ケーブルの切符を買う。630円だ!発車は15:20分だ。
ストックを畳んでザックに付け、長椅子に座る。
あー、もう、しばらく歩かなくても良いんだ!
学生たちはもう、バスに乗って行ってしまっただろうか?
ケーブルで下の道を見るが下っている登山者は見えなかった。
Fig.22 15:09、 阿夫利神社(山上)駅
大山ケーブル駅まで乗っている時間は10分もない。でもそこから両側にお土産屋さんが並ぶ参道の階段道を下る。攣るといけないので恐る恐る下る。
伊勢原駅行きのバスが見えた。バスが出ていく。あー、きっと学生たちはあのバスに乗っているんだと思う。
次のバスは、16:00だ。バスの中で出発を待っていると、メールだ。Matushimaさんからだ。
無理をせずにケーブルを使って下りてくださいとある。
ぼくはバス停にいる。ケーブルで下りてきた。今、何処かと返信する。
と、すぐ「今、バス停」というメール。
後ろを振り返ると学生たちがやってくる。
Kamibayashi君は「ぼくが降りてくるのを待っている」と途中で待ったようだ。
皆に、頭を下げる。お詫びのしるしにチョコを回すが、、、、。