2014年1月31日金曜日

糞の内容物は? Scats' contents?

昨日の広沢寺温泉・鐘ヶ嶽の・山上隧道・広沢寺温泉駐車場のコースで
見つけた糞は20個を超えた。ここで、10円玉と一緒に撮った糞は拾ってきた。
しかし、コインが無いのは拾って来なかったものである。
全コースでGPSの軌跡距離では7キロくらいなものだが、浅間神社までの参道沿いや
鐘ヶ嶽から山神隧道までには実に多くのテン糞やタヌキ糞があった。
 
水に浸けてはいるが、まだ内容物は不明である。
しかし、これを見ている方々には内容物が分かるのではないかと思いアップしてみた。
どうだろう。
お弁当を食べている方もいらしゃるかもしれない。御容赦願いたい。
もちろん、クリックすると拡大する。
 
糞1
 

 糞2
 
 糞3
 
糞4 
 
糞5
これは、動物質のもので早く水洗いしたい。
歯でも出てくると良いのだが、、、。
 
糞6
 
 
糞7
 
 
 糞8
 
 糞9
タメ糞だ。
 
糞10
 

糞11
 
糞12
 
糞13
 
糞14
 
糞15
 
糞16
10円玉の上のドングリはぼくが置いた。
 
糞16+
 
糞17
10円玉の下のドングリの帽子はぼくが置いた。
これは、表面の毛の様子からシカ毛かな?
 
糞18
 
糞19
今回、筆記用具と記録紙を忘れた。
で、写真を撮る時に目印になる物(葉、ドングリ、枝)などを置いてとり、糞と一緒に袋に容れた。
これが、スピーディーだった。記録紙を取り出して時間を記入する手間が省ける。
帰宅後すぐに、撮ってきた写真と袋無いの物を照らし合わせた。
これから、この方法でいこう。
 
今日は、温かく天気も良いが、昨日は鐘ヶ嶽山頂に着いた頃から雨がぽつぽつ落ちてきた。
カメラはバックの中にしまったが、雨具を着るかどうか迷いながら急いで歩いているうちに
車を置いてある駐車場に着いた。
 
今日で、ぼくの専門学校の試験が終わった。
来週火曜日の授業と土曜日の丹沢実習で後期もお仕舞いになる。
今日は、時間があるが糞を洗う気持ちになれない。しかし、ヤルカ!
生き物にとっては良い湿り気だ!


2014年1月30日木曜日

ヤマアカガエルの卵塊あった!  Tne eggs of Japanese Brown Frog "Rana japonica" there were.

先週24日の山神隧道・見晴し台Bからの広沢寺温泉までの帰路に
ヤマアカガエルが鳴いていたことをアップした。
しかし、娘や連れ合いから耳が悪いぼくが聞こえたのはおかしいと云われて自信がなかった。
が、やまぼうしさんがやはり1月にヤマアカガエルが卵を産んでいたとのコメントがあった。
今日、広沢寺温泉から初めて鐘ヶ岳に登り、帰路、山神隧道の上の尾根を通って
先週と同じ道を歩いてきた。
先週はあんなに賑やかに聞こえたヤマアカガエルの鳴き声だったが、
今日は1匹か2匹が鳴いているだけだった。
休耕田の水面を見た。あった!あった、あった!いたるところに卵塊があった。
やっぱり、先週はヤマアカガエルが鳴いていたのをぼくの耳でも聞き取れたんだ。
先週、鳴いて相手と交尾したカエルたちは、再び土の中に潜ったようだ。
 
今日は、ぼくの耳でも聞こえていたことがはっきりしたことと、
今度は日本から初めての女性のノーベル賞候補か!
と思えるような凄いニュースが新聞一面に出ていたので、嬉しい。

脛骨と合体癒合した腓骨  The Fibula that is coapted the Tibia.

日本に生息しているトガリネズミ目、齧歯目、兎形目の動物の後足の骨の脛骨と腓骨は、
足首の方で癒合合体している。
ノウサギ
腓骨は薄ペラな板状だ。
ハタネズミ
腓骨の根元で折れて消失してしまった。
ゴールデンハムスター
腓骨と脛骨で三日月型の空洞を作っている。
この空洞を「下腿骨間隙」と名付けられている。
アズマモグラ
腓骨が脛骨の中ほどまで癒合している。
トガリネズミ 
アズマモグラのように腓骨が脛骨の中ほどか出ているようだ。
 ヒミズ
ヒミズでは腓骨がさらに上から出ており、「下腿骨間隙」が上部で開いている。
ジネズミ
ジネズミの腓骨は脛骨の3/4くらい上部から出ている。
このように腓骨が脛骨が完全に合体・癒合してしまって、脛骨だけの様相となっているのが、
シカやカモシカだ。
シカやカモシカに腓骨が脛骨と合体している(無い?)ことを知らなかったので、以前はシカの骨拾いをしたとき、
腓骨を拾い忘れてきたとばかり思っていた。
偶蹄類でもイノシシにはしっかりした腓骨がある。
尚、ウマの腓骨も脛骨と癒合し、途中から細い腓骨が出ている。
 
腓骨が脛骨と癒合してしまうのはどのような要因があるのだろうか?
シカや、ネズミ、モグラと共通した後足の使い方があるのだろうか?
もう、何年も答えが出ない。
きっと、獣医学では牛やウサギなどを解剖しているから答えが出ているのかな?
どなたか教えて下さい。
 
さて、今日は雨模様となる予報だが,山神隧道へ行ってみよう。

2014年1月29日水曜日

山麓歩きのコース The walking course in the foot of Mt.Ooyama.

1月24日に採点に飽きて大山の山麓を歩いてきた。
その歩いたGPSの軌跡が赤線である。
赤線の西端が見晴台Bで674ピークである。
見晴台Bから黄色線の尾根に沿って西に向かうと緑線の梅ノ木尾根の大沢分岐に出る。
また、見晴台Bから南東の尾根を下って弁天の森キャンプ場へのルートや、
さらに、日向山へのルートもある。
清川村に行くよりも近いので今年はこの辺りに通いそうだ。
この頃、歩くスピードがものすごく遅い。
専門学校へ行く時、東京駅から大手町まで歩くが、ハイヒールを履いたOLなどにも追い抜かされてしまう。追い駆けてもどんどん引き離される。
始めは足の蹴りが弱くなったかと思ったが、そうではない。股関節の回転運動というか足を前に出す回転が遅いのだ。3、40代のサラリーマンは回転が早い。
同じように早くすると足がもつれる感じだ。
実は、赤ん坊を抱っこしたりおんぶしている子持ち女性にも追いつけない。
 
山歩きでは、さらに糞の写真を撮って、採取し、記録紙に時間を書いてビニールのチャック付きパックに容れる。これにも時間がとられるので、学生と歩くと学生たちは「何してんだよー?」という感じでこちらを見ている。動物糞ばかりでない、食痕や足跡などのフィールドサインの写真を撮り、さらには花や鳥や風景までも撮る。これだもただ黙々と歩いている人たちからどんどん引き離される。
 
今、体重が自己最高の74キロである。
これも大きいと思うので、正月にたてた今年の目標は「5キロの体重減だ!」。
歳をとってある程度余分な肉がないと病気になったとき、体力がないためすぐあの世に行くことになる。野生動物ですぐ死ぬのは痩せた個体だ。そのためにも少々太っていた方が良いかななんて思ってもいるから、なかなかダイエットできない。

2014年1月28日火曜日

広沢寺温泉駐車場・山神隧道・見晴台B間のテンやタヌキの糞  The scats of marten and racoondog between the parking area and the Miharashidai B

1月24日の広沢寺温泉・山神隧道・見晴台Bを歩いた時に見つけた
テンとタヌキの糞内容物。
A10:36
マメガキ種子1個、サルナシ種子27個 
この小さなチャック付きビニール袋にウンチと時刻を書いたメモ用紙を容れる。
もちろn容れる前にデジカメで写真を撮る。
デジカメの素晴らしさは、撮った時の日時が記録されていることだ。
 B10:56
マメガキ種子8個、ケンポナシ種子1個 
C11:01
サルナシ種子多数、バッタ脚、翅、ムカデ脚、節足動物外骨格多数
 D11:11タヌキ
マメガキ種子11個、双翅目膜翅目甲虫類
E13:07
マメガキ種子4個+α(半分や1/3に齧られて割られているもの多数) 
これまで、マメガキの種子が糞内容物に混じっていても齧られて割られていることはなかった。
これは、かなり果実食に特化した食肉目だと判断した。
先日アップした足跡をYabeさんがハクビシンのものだと判断したのだが、
この糞はテンのもののようだが、10円玉の左に別の糞塊が見える。
ハクビシンは一カ所に何度もタメ糞のようにするので、
糞の内容物の状態とタメ糞からハクビシンのものとした。
 
F13:12
双翅目や膜翅目の翅と脚多数 
 G13:37
この糞は山神隧道からの舗装された道路上の沢側路肩で見つけた。
マメガキ種子12個果肉付き果皮
 7つの糞うち5個にマメガキの種子が混じっている。
山神隧道と見晴台Bの辺りにはマメガキの木が多いのであろう。
4つの糞が果実の種子からなり、2個の糞が節足動物の外骨格が種子とともに含まれ、
テンFの糞だけが節足動物だけの内容物であった。
 このように食肉目の動物なのに厳冬期に関わらずほとんど脊椎動物を食べていないのは、
丹沢全域が下草がないため小型脊椎動物も生活しづらくて数が少ないことによるのだろうか?
それとも、これが食肉目の普通の食性なのだろうか?


2014年1月27日月曜日

梅ノ木尾根のテンとタヌキの糞 Scats of martens and racoondogs on the ridge of Umenokione in the eastern Tanzawa.

2月18日の日向薬師・梅ノ木尾根の実習で採取したテン糞とタヌキ糞の内容物
ようやく、水洗いを終え、内容物を調べました。
9:59
エゾエノキ種子18個、果皮
 10:09
エゾエノキ種子44個、果皮
 10:17
エゾエノキ種子13個、果皮、小哺乳類毛、骨
これは、ネズミ科かあるいはトガリネズミ科の動物の頸椎だろう。
毛で判断するには顕微鏡を持たなくてはダメだ!
 
10:33
ケンポナシ種子5個、エゾエノキ種子1個、節足動物キチン質外骨格、脚

 
10:43 タヌキ糞2個採集
マメガキ種子2個、ケンポナシ種子5個、サルナシ種子9個、キブシ種子1個、シカ毛多数

左からマメガキ、上はサルナシ、茶色小一個はキブシ、下はケンポナシ
これはシカ毛です。
シカ毛は太いので接写レンズで撮ると判る。
しかし、ネズミやトガリネズミは???だ。
 
 11:05
ムカデ1匹、サルナシ種子多数
頭部の無いムカデ
 
 12:33
サンカクヅル?6個種子・果肉、サルナシ種子多数、産卵管7ほん
手持ちの標本を照らし合わせてエビヅルではなくサンカクヅルかな?
以上を表にした。
(表中のエビヅルはサンカクヅルの誤り)
ここでは、エゾエノキがたくさん食べられ、さらにサルナシやケンポナシなども食べられている。
マメガキはもうほとんど食べられてしまったのかな?キブシやウラジロノキが以外に少ない。
見つかったタヌキ糞の中にもそれぞれの種子が1個ずつだ。
これからさらに食べる果実が少なくなるとキブシが食べられるのかな?
それともキブシの実生りが悪かった?そんなことはないと思う。
過去のデーターを検討してみなければいけない。