日本に生息しているトガリネズミ目、齧歯目、兎形目の動物の後足の骨の脛骨と腓骨は、
足首の方で癒合合体している。
ノウサギ
腓骨は薄ペラな板状だ。
ハタネズミ
腓骨の根元で折れて消失してしまった。
ゴールデンハムスター
腓骨と脛骨で三日月型の空洞を作っている。
この空洞を「下腿骨間隙」と名付けられている。
アズマモグラ
腓骨が脛骨の中ほどまで癒合している。
トガリネズミ
アズマモグラのように腓骨が脛骨の中ほどか出ているようだ。
ヒミズ
ヒミズでは腓骨がさらに上から出ており、「下腿骨間隙」が上部で開いている。
ジネズミ
ジネズミの腓骨は脛骨の3/4くらい上部から出ている。
このように腓骨が脛骨が完全に合体・癒合してしまって、脛骨だけの様相となっているのが、
シカやカモシカだ。
シカやカモシカに腓骨が脛骨と合体している(無い?)ことを知らなかったので、以前はシカの骨拾いをしたとき、
腓骨を拾い忘れてきたとばかり思っていた。
偶蹄類でもイノシシにはしっかりした腓骨がある。
尚、ウマの腓骨も脛骨と癒合し、途中から細い腓骨が出ている。
腓骨が脛骨と癒合してしまうのはどのような要因があるのだろうか?
シカや、ネズミ、モグラと共通した後足の使い方があるのだろうか?
もう、何年も答えが出ない。
きっと、獣医学では牛やウサギなどを解剖しているから答えが出ているのかな?
どなたか教えて下さい。
さて、今日は雨模様となる予報だが,山神隧道へ行ってみよう。
わかった!
返信削除シカやカモシカ、あるいはウサギの脛骨と腓骨のイメージが強かったために、早く走るためのに腓骨が必要なくなったと考えていた。
これが大間違いであることが判った。
四足の動物は、下肢では大腿骨・脛骨と腓骨があり、上肢では上腕骨・橈骨と尺骨がある。
この下肢と上肢の動かし方を、その動物の生活・行動を知れば判る。
解かった!
あー、先のものにトラワレナイで考えることの難しさを痛感。
返信削除彼女は凄い!