「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2015年5月16日土曜日

高取山・仏果山・坂尻の実習。

昨日のTCA専門学校の丹沢実習は本厚木7時40分発宮ケ瀬行のバスにのり、仏果山登山口で降りて、向山トンネルを潜って宮ケ瀬やまびこ大橋を渡らずにそのまま進み横根の尾根にとりついた。沢に入るルートはゲートによって閉ざされている。仕方なく道路の山側に作られた1.8メートルくらいのコンクリートで作られた壁をよじ登らなければならない。ぼくは一人ではもう軽やかに登れない。アシスタントのY.M君にお尻を押し上げてもらい。そこからゲート内側の斜面に入り、コンクリートの法面の端の斜面を立木をつかみながらよじ登る。
9:15、イノシシが掘り起こした跡がある。この木の根元に何がいたのだろう?

下から10分くらいかけて尾根で出る。皆、汗だくだ。
尾根はなだらかな登りだ。
9:20、あちゃー、ちゃんと北東側の斜面からの経路がついている。

9:39、不思議なオトシブミだ。
この揺り籠の葉を一枚一枚広げて剥した。モミジの仲間の葉が巻かれている。
5、6枚目を剥いた時に中に2ミリにも満たない幼虫がいた。チョッキリがやったんだと判った。
この幼虫の親の名前を昨日のやまぼうしさんのブログで知った。
時々、ここはどこにあたるか?2万5千分1の地形図で自分たちの立っている場所を推定させる。

10:11、リスの巣材が落ちている。

 10:29、ヤマボウシの花はまだ真っ白になっていない。

10:31、キノコだ!マツオウジだ!ぼくが少し齧って食べてみせると学生たちは「先生、毒キノコだったらどうするの?」っと心配してくれる。「大丈夫、知っているキノコだ!」 
苦い!まずい!家で食べるために3個ゲットしてくる。

10:54、シカの爪先だ!
何と、学生たちはこのシカの爪先とすぐ横にあった再び落ちていたリスの巣材を見落としていく。
ぼくは、大きな声で云う。「何見て歩いているんだ!」

10:59、またも、あのオトシブミだ。
ハマキチョッキリ属Byctistiniのイタヤハマキチョッキリがエンコウカエデ?の葉をまとめたんだ。
それが、先日の台風から熱帯低気圧に変わった強風で枝から落ちたのかな?

11:03、ギンランを見つけた。

高取山山頂に辿り着き、一休み。
11:17、展望台の下の地面を歩く、甲虫が、、、甲虫類が好きだちうK君がハンミョウの仲間に近いと云う。
うん、K君が正解だった。調べるとツチハンミョウだ!
ハンミョウ科とは別のツチハンミョウ科で、毒をもっている昆虫のようだ。捕まえると関節からだす黄色の液体が弱い皮膚につくと水脹れをおこすようだ。

展望台に登り、これから行く仏果山や鉄塔やアンテナが見える大山、小屋が見える蛭ヶ岳を説明する。
11:31、もう、イヌザクラの花は散りかけている。が、葉にワタアブラムシの仲間が一杯だ。
このアブラムシがついた葉を一枚取ってきた。まだ、元気に動き回っている。が、同定できない。

11:38、高取山をあとにして宮ケ瀬越方面に下っていくと、ヤマツヅジが満開だ。
高取山にいた時に宮ケ瀬湖畔から登ってきた単独行のおじさんが、ぼくらがヤマツツジに見とれている時に追い越して行く。

12:25、仏果山に着く。いき、あのおじさんがお昼を食べていた。ぼくらもお昼だ。
ぼくは、暑いので、今年になって初めて上着を脱いで下着シャツ一枚になった。
13:03、出発前の集合写真だ。今回は女子二人と男子一名が欠席。寝坊だろうとのことだ。

仏果山からの見晴しの良い岩場の下りの両側のカナウツギはまだ蕾だ。
14:28、切り株にトゲアリのコロニーだ!

テン糞を拾い、エビネを鑑賞し半原越を目差したが時間を考えて取り止め、古い林道を通って坂尻まで下った。

今回の横根の尾根に登った途中からのGPSの軌跡だ。

今回も雨が降ったのにも関わらず山は乾き、ヒルは出てこなかった。
15:42、坂尻バス停に着き、16:02発のバスに乗り込んだ。

2015年5月15日金曜日

懐かしいニセアカシアとジャケツイバラの花  The memoried flowers of black locust and poinciana.

 今日は丹沢実習であった。
バス停仏果山登山口で下りて宮ケ瀬ダムの駐車場方面へ歩いていると、
ニセアカシアが白い大きな花房をつけていた。
毎年見ている筈なのに、何故か久しぶりに見たような感じになって、写真に撮った。
箱根湯河原でサルを追っていた時、ニセアカシアは特別な木であった。
厳冬期はサルのよって樹皮や冬芽を食べられて、春はこの花も食べられた。
サルと追っていた当時、この房状の白い花は特別なものと思っていた。
久しぶりに懐かしい人に出逢ったような感じをうけた。
 同じ、マメ科の木でもこのジャケツイバラは花は黄色で鮮やかであるが、サルを追い求めていて一番か二番に辟易した木である。今の時季は花が目立つから側にはよらないが、花が無い時季はこの大きく鋭いトゲのついた蔓が皮膚や衣服に絡みついた。
野バラやサンショウ、サルトリイバラのトゲはまだ対応できるが、
このジャケツイバラのトゲはお手上げだった。
同じマメ科でもジャケツイバラは花をサルが食べているのを見たことがない。
多分、ニセアカシアと同じくらい美味しいと思うのだが、
ジャケツイバラのトゲでサルも近寄れないのだ。

2015年5月14日木曜日

初夏の6個のテン糞とサル糞  Six marten's droppings and one monkey's dropping in early summer.

5月11日のルートで見つけ拾ってきたテン糞①~⑥とサル糞を水洗いした。
見つけた時に既に予想していたが、これほどテン糞が初夏の糞に代わっているのに驚いた。
下の地図は5月11日歩いたGPSの軌跡と見つけた糞の位置だ。
Fig.1 5月11日の歩いたルートとテン糞①~⑥とサル糞Mの地点

テン糞①
ミズキの蕾多数とムカデ一匹外皮
Fig.1 テン糞①の水洗い後の内容物、ミズキの蕾が見える。

テン糞②
ミズキの蕾だけ
Fig.2 テン糞②の水洗い後のミズキの蕾

テン糞③
ミズキの蕾、膜翅目?脚

テン糞④
花粉の塊状の不明植物質、ムカデ外皮、羽毛
Fig.3 テン糞④の水洗い後の状態
黄褐色の塊は触ると柔らかいガムor餅状だ。花粉の塊と考えた。

テン糞⑤
土壌動物節足動物外骨格脚触覚

テン糞⑥
花粉の塊状の不明植物物質
Fig.4  Fig.3と同じ花粉の塊のような内容物だ。

サル糞
不明植物繊維

 サル糞を拾うことはほとんどないのだが、今回はコザルのものと思われるもので新鮮だったので、拾ってきた。新葉を食べたと思われる5ミリ以下の柔らかい植物繊維だった。

さて、テン糞もカラカラに乾いて古いテン糞⑤を除いて全て木の花を食べたものであった。
3個はミズキの花の蕾を食べており、2個は花粉だけを舐め取ったと思われるような柔らかく小さな黄褐色の塊がたくさん出てきた。これは何の花粉を食べたものか解らない。
ツバキの花粉なら葯がそのまま出てくるのだが、そのような物がなかった。
あるいは、ミズキの花食いをした糞なのだろうか?

ミズキの蕾食いは昨年の糞分析でも出てきているが、食べてもまったく消化されないで排泄されている。どうも、食肉目の動物たちの糞は果実を食べたり、蕾を食べた時はほとんど消化されていない。これは一体どうしてなのだろうか?それでも養分を吸収しているということなのだろうか?
消化・吸収・栄養に関する知識がないのでお手上げだ!
どなたか教えてくれませんか?

2015年5月13日水曜日

ヒメハギが可愛く綺麗だ!Polygala japonica' flower is pretty!

11日の仏果山登山口・高取山・仏果山・土山峠の続き
ホウチャクソウがまだ咲いている。
ギンランが咲いているのを数か所で見た。
ヒメハギはこのルートではここだけかな?
朝日を浴びて気持ち良さそう!
フタリシズカも登り口からずーと花が咲いていた。
黄色いヘビイチゴの花、ちょっと離れたところに泥で汚れた赤い実がなっていた。
おー、山菜のモミジガサだ!摘もうと思ったが辺りを見回してもこれしかない。
諦めた。その後も見当たらなかった。
この斜面はエビネ畑と云いたいほどエビネの群生地だ。
大半が咲き終わっていたが、この一角ではまだ咲いていた。
昨夜は強風が吹き荒れた。
夕食後庭の梅ノ木の枝にぶら下げていたラン鉢を部屋に取り入れたのは正解だった。
今年は、巣箱を2ヶ所に掛けたのだが、両方とも小鳥たちは巣穴を覗きにも来なかった。
どうしてだろう?巣箱を掛けた庭木の枝を剪定したために、巣箱がどこからも見えるからではないか?あるいは、夕日が巣穴から入る。
いずれにしても、一つはスズメでも入れるように巣穴を大きくしたのに、、、残念!
地震だ!大きくないが結構長い。

2015年5月12日火曜日

ヤマツツジとイヌザクラ、木の花   The flowers of trees.

コゴメウツギの花が、バス停の仏果山登山口から階段を上がったところに咲いていた。
 宮ケ瀬越から高取山への途中の登山路はヤマツツツジのトンネルだ。

 高取山山頂では、このイヌザクラが満開だ。
これはコマユミかな?
え?どうしてこんなところにナナカマドが?本当にナナカマド?

2015年5月11日月曜日

また、アナグマだ!  It's also badger!

今日は、早起きして仏果山に行ってきた。
6時半には大棚沢駐車場に着いた。
仏果山登山口の階段のところで、コゴメウツギの花を撮り、ヘビイチゴの実を撮り、
アブラチャンやヤマグワの実を撮りながらゆっくり行く。
ギンランを撮っていると、単独行の登山者が息を切らしながら、ラジオを鳴らし、
クマ避けの鈴を鳴らしてダブルストックで通り過ぎていく。
宮ケ瀬越からはヤマツツジやが満開だ。満喫する。先ほどの登山者が高取山から戻ってきた。挨拶したが、向こうは歩くのに夢中だ。高取山では展望台横のイヌザクラが満開だ。

再び、宮ケ瀬越に戻り、ホウチャクソウやギンリョウソウを撮り、今日2個目のテン糞を見つけて、小袋に容れて目を上げたら、アナグマだ。痩せている。
っと、斜面を降りだした。慌ててシャターを押す。
榛ノ木丸の帰路、レンズ交換をしている間に見失ったので、そのまま足音を忍ばせて
アナグマがいたところまで登る。
ん?いた!
 何か、見つけたようだ。
 横顔が見えたので撮る。
で、ここでレンズ交換をしたのがダメだった。アナグマはずんずん歩いて行ってしまった。
仏果山の山頂には数パーティいたので、展望台に登らずすぐ山頂を後にする。

土山峠までの下りではエビネがまだ咲いていた。嬉しい!





2015年5月10日日曜日

初夏だ!スイカズラの花の香りだ! It's early summer and the fragrant smell of the honeysuckle!

今朝は4時半に目覚めたので起きた。
日の出の早くなってきた。朝日を浴びてスイカズラの花が輝き、良い匂いを漂わせている。
ぼくは、このスイカズラの花の匂いが大好きだ。
この花に埋もれて死にたいくらいだ。
 我が家のスイカズラは丹沢のスイカズラの黒いタネからのものだ。
始めは鉢植えだったが、鉢をそのまま地面に置いていたらそのまま庭に根付いてしまい。
今では、ナツツバキの木の片側を覆っている。 
 このスイカズラ、キンシコウ調査の折、8月中旬に秦嶺山脈を越えて南下してアカゲザルの北限域の調査をした時、山の岩場に絡みついて花を咲かせていた。
また、クロアチアに旅行した時には、小さなレストランの入り口やホテルにアーケードに仕立てられていた。この時も8月の上旬なのに花が咲き、良い香りを漂わせていた。
 でも、関東地方ではスイカズラは初夏に咲く。
この花の開花を促す要因は、気温と日照時間の変化なのかな?
アップするために英名を調べたら、honeysuckleだ。なるほどと云いたいくらいだ。
このスイカズラの花を引き抜いてハチミツのような甘い蜜を吸うことができるのも楽しい花だ。
また、花を一輪だけでも机の上に置いておくと部屋に香りが漂うし、
ジャム瓶を良く洗って、花を容れて蓋を閉めておくと、いつまでも香りを楽しむことができる。
是非、試してみて!

2015年5月9日土曜日

ミカンの花が咲き、香りが漂う。  The flowers of the oranges are blooming and the fragrance is wafting.

我が家の前のお家のナツミカンの花(Fig.1)がたくさん咲いていて、
道路を隔てている僕の部屋にいても甘い香りが漂ってくる。
Fig.1 ナツミカンの花

 我が家の日向の一等地に植わっているユズの花(Fig.2)も咲き良い匂いをまき散らしている。
Fig.2  ユズの花

ナツミカンとユズの花は同じようでいて違っている。
ナツミカンの花は、柱頭が花弁の中央に突き出ているが、ユズはそれほどでもない。
じゃー、温州ミカンはどうなのだろう?キンカンやネーブルは?
ネットで検索した。区別がつかないゾ!

4月に入ってから、スズムシの飼育箱を2階のぼくの寝室のロッカーから出して、
霧を吹きかけて土を湿らせていた。
朝起きた時と寝る前に飼育箱を持ち上げて孵化しているかどうか見ていた。
今朝、孵化したばかりのスズムシがいるのを見つけた。黒くなっているのもいる。
全部で10匹以上はいるだろう。
お昼を食べて、近くの100均でスズムシの餌を買ってきて、ジャム瓶の蓋を餌皿にして置いた。
このスズムシは昨年、知人からもらったものだ。
小鳥の鳴き声やセミやコオロギの音色は聞こえないのに、スズムシの鳴き声が聞こえたのだ。
はたして、何匹くらい孵化して土の中から出てくるのだろう。

2015年5月7日木曜日

万歳!アイヌネギ(ギョウジャニンニク)が届いた! Vival ! Victory onion has reached!

今朝、10時頃宅急便が届いた。
釧路の妹からのアイヌネギだ!小躍りしたくなるくらい嬉しい!
僅かだが、お隣さんと家庭園芸で採れた野菜を届けてくれる知人へ、さらに電車に乗って横浜の友人宅へ届ける。

4日に摘み、5日の午前中にチルド便で送ってくれのが今日7日の着いたので成長して、葉がかなり広がっている。採ったが成長しないまままの鉛筆状の物もあった(中央のもの)。
アイヌネギはギョウジャニンニクという和名なので、食べると口臭がニンニクを食べた時のようになる。ニンニクが好きだ。ニンニクに味噌をつけて生で始めて食べたのも横浜の友人の家であった。
今は大抵の居酒屋で油で揚げたニンニクがメニューにある。釧路出身の友人と飲む時はこの揚げたニンニクを注文することが多い。

このアイヌネギをぼくはサッと熱湯を潜らして酢味噌和えで食べるのが一番好きだ。
朝は、パンに数本載せてマヨネーズを掛けてガブリと食べる。これも旨い。
お隣さんは豚肉と一緒に炒めるようだ。

今春は既に知人から木の芽(タラの芽)をたくさんもらい、横浜の友人からはキャラブキをもらい、連れ合いの友人から2度も蕗の薹をもらい、丹沢山麓の路肩に出ているオオイタドリを食べ、春の味を満喫している。

釧路では5日にサクラが咲いたようで、妹の言葉では、これでようやく明るくなったようだ。
そう、これからしばらくはまだまだ肌寒いが、8月まで野山はお花畑になる。

2015年5月6日水曜日

ヨウラクランの小さな花  The small flower of the epiphytic orchid(Oberonia japonica)

ヨウラクランの蕾のついた花穂が垂れ下がってきたので、
いつ咲くのかな?っと思いながら毎朝見ていた。
何だか花穂が一昨日から赤茶けてきた。
エ?花が咲く前に枯れてきたのかな?
っとよくみると小さなつぶつぶに見えた蕾が咲き始めている。
下から咲き、上の方はまだ蕾だ(Fig.1)。
Fig.1 ヨウラクランOberonia japonicaの垂れ下がった花穂。

花弁の様子がよくわからないので、クローズアップレンズをつけて近寄った(Fig.2)。
それでもよく分からない。茎も花弁も薄茶色なので判別つきづらい。
Fig.2 クローズアップレンズをつけて拡大する。

全体がこうだ(Fig.3)。ヨウラクランはカヤランよりも生命力がある。
スギの枝に付着していたので、枝をいくつかに切ったりした。その時こぼれ落ちたものをフウラン鉢に挿し込んでいたら、それにも花が咲いている。
これならもう辺室沢の付近に戻してやろう。
 Fig.3 全体の様子


2015年5月5日火曜日

ツリガネタケの出汁はどうかな?  How about the dashi soup of tinder fungus?

4月30日の早戸川林道の魚止橋から榛ノ木丸に登った時、途中の倒木に着いていたキノコだ。
登りは急斜面が続くので、ぼくはジグザクに登っていた。
もうすぐ、ピーク1292に着くという直前に、目の前に大きな倒木で立ち塞がれた。
倒木には白っぽいキノコがたくさんついている。
これは、東丹沢の倒木にしばしば付着しているサルノコシカケ科のキノコだ!
 触ると倒木と同じように固い。
この形状からすぐ名前がすぐ出てくる。そう、釣鐘状なのでツリガネタケFormes fomentariousだ。
あの美味しいマイタケもサルノコシカケ科だから、
サルノコシカケの仲間を煮ると美味しい出汁が出そうでもあるが、まだ試したことがない。
ツリガネタケの英名がtinda fungus(火口キノコ)なので、ネット検索したら、
欧米ではかなり古い昔からこのツリガネタケを火打石からの火を先ず取る材料として使われたようだ。動画でも「Traditional Firemaking Kit」として紹介していたので、見入ってしまった。
さらに、このツリガネタケの菌糸を利用して帽子や袋などを作っていたようだ。