「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年11月25日月曜日

丹沢宿泊実習

11月23日、24日とTCA専門学校の丹沢宿泊実習があった。
本厚木発7時50分発のバスに乗る。バスは増発された。
三叉路に着き、宿泊先の唐沢キャンプ場まで歩く。 
 ヤビツ峠方面へ入る道はサザンカの花が零れ落ちそうだ。 
吹風トンネルの手前でタイワンリスがこの斜面を横切る。
何故かテントウムシがたくさん溺れている。
サシガメが温かいので歩いていた。
オオトビサシガメだ。
キャンプ場に着いて、すぐ高畑山を5班に分かれて登る。
卒業生が6、7人前日からキャンプ場にいる。
ぼくは、卒業生のズーラシアで働いているUさんとと青宇治橋付近から尾根に取り付く筈だったが、Uさんが先に出たものと勘違いし、一人で登る。
尾根上で新しいカモシカ糞があったので撮っていたら、カモシカがこちらを見ている。
が、何故かディスプレーの画面が暗くなって、シャッターが下りない。
この状態が5時間近く続く。が、突然元に戻る。原因不明だ。
キャンプ場内で集合写真。
夕食はハヤシライスとハルサメスープだった。
夜なってキャンプ場に来た卒業生が二人いた。
Oさんは寝袋も持たず、焚き火で一昼夜過ごす。信じられないよ、全く!
朝食のトースト2枚にジャムやピーナッツバターを塗り、インスタントのコーンスープ。
さあー、9時になったので出発前の集合写真。
黒岩に向かう。
丸太の並べた木の橋を渡る。
サルトリイバラの赤い実だ。
イノシシがミミズなどの土壌動物を探し回った跡だ。
10時15分:黒岩の手前で、唐沢川を渡渉する。
素足になって渡渉した人が大半だったが、靴を脱がないで飛び石を利用した卒業生たち。
素足で渡渉したが、靴を水に浸けてしまったKu君、Muさんが心配そうに見ている。
登山靴を脱いで川を渡渉する時は、
靴の紐を結んで登山靴は首の前に左右に振り分けることを大声で云うべきだった。
物見沢沿いは紅葉が綺麗だった。
物見峠への登山道を歩く。
ここまでは、登り下りの高低差が少なく、秋の日差しの中を気持ちよく歩く。
黒岩を過ぎてから、今度は物見沢の右岸に沿って歩く。
タヌキのタメ糞だ!1年生の女子のYさんは動物のウンチを集めている。1個づつ採る。
彼女は冬のサル糞の匂いが好きだと云う。面白い!
子供のカモシカ糞だ。
物見沢を渡渉する。今度は靴を脱がなくても皆、問題なく渡れた。
渡渉後すぐ登る。しばらく沢の左岸に沿って斜面の中腹を歩くが、酷く崩壊した場所にぶつかり、
そこから林道へ登る。
林道へ登ってくる学生たち。
林道で15分の休憩を撮る
サルナシがたくさんなっていた。完熟していてとても美味いので、皆の分をH君と二人で採る。
昼食後にデザートとして渡す。2個づつ食べたかな?
唐沢林道から鍋嵐方面の山を眺める。
ガマズミだ。まだ、まだ、もう少し霜に当たらなかければ酢っ味と甘味が増さない。
カマツカだ。これも今一つ早かった。でも、旨い。
カマドウマが歩いている。今日は、風がなく日向は温かい。
学生たちは舗装道路で道が判るので早い早い、こちらはペースがガタ落ちだ。
開いているリンドウがあった!
物見隧道の手前の工事用のトラクターが置いてある広場でオニギリとソウセージ1本を食べる。
13:00、昼食後、出発。14時に上煤ヶ谷にショートカットで下りることができる見晴台で待っていた。15時発のバスに30分でバス停に着く。
テン糞とタヌキ糞を拾ってきたので、洗うのが楽しみだ。
今回は1、2年生合同の上にさらに卒業生が参加した。
大勢なので賑やかな山歩きだった。

2013年11月18日月曜日

2013年度 秋 丹沢フォーラム  The Tanzawa Forum in Aumn, 2013. 

秦野駅からのマイクロバス2台には40名あまりの参加者が乗っていた。
札掛森の家の前でぼくらはマイクロバスに乗り、塩水林道を堂平まで行く。
堂平で、神奈川県自然環境保全センターの職員から丹沢フォーラムの資料パンフレットなどの入ったA4版の県のマークの入った封筒をもらう。
簡単な説明があり、歩くだけなら40分もかからないところを一時間半以上かけて登ると云う。
参加者の大半が定年退職した中高年男女、わずか4名?学生さんと思われる男女がいた。
堂平から丹沢までの登山道をゆっくり登る。
初めてシカの防護柵が作られたところの説明を受ける。
100年ちょっと経ったスギの人工林。
スギ林の端の木は中の木々を守る防風のために枝打ちはしないようだ。
ナルホドねぇー。
県の看板がでてきた。この場所は何度かぼくも来ている。 
ここをまっすぐ行くと左の河原をあるいて天王寺尾根に登る丹沢山への登山道だが、
丹沢フォーラムの一行はここから右折して関係者以外通れない道を行く。
40名となるとこんなに大勢の人たちで、中高年女子の弾んだ声が響く。
ブナ林へ向かう。
ぼくはキノコ目と糞目になって歩くが、ダメだった。
同行のIwasawaさんが、ヤドリギがあると教えてくれる。
この柵は何の柵だ?いつも丹沢の山麓を歩いていて思っていた。
落ち葉を溜めて腐葉土を作るためだと説明があり、ナルホド!と思う。
しばらく歩いて行くと、堰堤が次々に作られた場所を眺める。
丹沢自然保護協会の理事長から説明がある。
1950年代から1970年代には、日本中の沢という沢に山の崩壊を食い止める
治山治水という名目で土建業者を喜ばす政策による砂防堰堤と言う名の
自然破壊が行われた。丹沢も例外ではない。
この左の尾根が天王寺尾根で、登山道を下りてくる人たちの声が聞こえた。
この沢が見える場所からすこし東に歩くともうそこはブナの天然林地域だった。
落下するブナの実を広げたネットで採って、その量を調べることによって
毎年のブナの実生りのぐあいをしらべている。
採集ネットの前に集まって説明を受ける参加者。
採集ネットの中をのぞく。
この場から少し歩いてお昼を食べる場所に!
そこで、お昼前の説明をする自然環境センターの田村職員。 
お昼は、コンビニおにぎり一個と小型カップラーメンだ。
量が丁度良い。
昼食後、自由行動で辺りを散策する
これは、マルバダケブキの花後の種子の集まり。
これは、望遠で撮る。
ヤマボウシさんはニシキギ科のツルマサキだとすぐ云い中てる。 
昼食ご、センター職員の田村さんの案内で大きな木がある場所へ。
身長180数センチあるという田村さんがその木を抱える。んーん、でかい!
サワグルミのような枝先だ。
シオジ(モクセイ科)を初めて知る。春に見に来たい。
神奈川県植物誌を見ると、どうもこの神奈川県ではこの辺りのブナ帯に多いようだ。
それにしても大きい、精霊が宿っていそうだ。
田村さんの呼びかけに参加者はシオジの回りに集まる。
ここから堂平のバスまでほぼ一時間で戻る。
このような催し物に参加したのは、全くの偶然であった。
いつもたいてい一人で歩いているし、学生たちと歩くことはあっても大勢の同世代の人たちと歩いたのは初めてであった。学生さんと話しをちょっと交わしただけであり、
他の参加者とは話しをしなかった。
ぼくはこのような催し物の様子をうかがうと云う態度であった。
普段歩けないような入域禁止区域を歩けるのが魅力だ。
1年に1回くらいはこのような場に参加して説明を聞いてみるのも良いかな!

ヨコヅナサシガメが越冬準備 The winter preparation of assassin bug

「丹沢フォーラム」が終わって、「札掛森の家」でぼく等はマイクロバスから降りて
皆さんと別れる。
「森の家」の広場の前のケヤキの幹に虫が集合している。
上を拡大したものだ。
ヤマボウシさんがヨコヅナサシガメAgriosphodrus dohrniという虫だと教えてくれる。
赤色がところどころにあって奇妙な模様だ。
サシガメの仲間に一度刺されたことがあるので、捕まえないことにした。
この赤い模様が出ているのは、まだ脱皮して間もない個体のようだ。
しばらくすると黒い色に変わるようだ。
初冬になると樹上部から降りてきてこのように集まり、
樹皮の割れ目などで集団で越冬するようだ。
サシガメなので他の虫を刺して体液を吸って生きていく外来性の益虫とのこと。
ヨコヅナサシガメとネットで検索するとたくさんでてくる。
 
冬季に「札掛森の家」に泊まったときや、「黍殻山避難小屋」に泊まったときもそうだが、
ストーブをつけて部屋が温まるとカメムシ、テントウムシの仲間などの越冬昆虫が天井などの隙間から落ちてくる。
サルたちがこんな越冬昆虫を見つけたらカメムシであろうとサシガメであろうと旨そうに食べる。
カメムシを食べているときはパリポリとまるで落花生でも食べているように
辺りにサンショウの果実を潰したような臭いを漂わせる。

2013年11月17日日曜日

紅葉の丹沢  The colored Mt.Tanzawa.

昨日の「丹沢フォーラム」の前に少し、札掛のタライ小屋沢に沿った林道を散策した。
青空にすっきり浮かぶも紅葉。
昨日は、天気が良くなったため塩水橋付近の駐車できるところには所狭しと多くの車が停められていた。塩水橋のところに大きな駐車場を作ってもらいたい。
どうも、神奈川県は丹沢には登ってもらいたくないかのようだ。 
朝8時過ぎの東の木立から突き刺す日差しは強い。
養魚場へ向かうちょっと肌寒い林道だ。
ん?シカの足跡だ!
キバビルが車に轢かれたようでのたうっている。
これでは、もう死んでしまうだろう。 
樹高が4メートル以上もあるようなムラサキシキブが薄紫色の実をたくさんつけていた。
9時から札掛け森の家のところに秦野駅からマイクロバス2台に乗ってきた人たちと合流し、
塩水橋の林道ゲートから堂平まで、マイクロバス乗る。
歩いている登山者がいるので、非常に申し訳ない感じがした。
青空と紅葉の中を自分もバスから降りて歩きたいと思った。
 
 
 

2013年11月16日土曜日

また、タヌキの轢死体 A racoondog has been also killed by a car.

今日は、塩水橋のゲートから堂平までの舗装された林道を何とマイクロバスで往復した。
という催し物であった。堂平からはブナの原生林まで歩いて、ブナとシカ、シカと植生や土壌、
さらには、シカの防御柵などのお話しを伺った。
帰路、タヌキの轢死体が歩道に上げられてあった。
今日は土曜日のため、交通量が非常に多く、写真を撮るだけが精一杯であった。
写真を撮った後、持ち上げて草むらに置いた。
既に死後硬直が始まっていて首がこのまま固まっている。
2,3年前までなら、車を運転しているなら、当たり前のごとく車のトランンクに押し込んだ。
今、それができなくなっている。
専門学校の学生で解剖実習を望んでいる学生がいるにも関わらずそうなのだ。
ぼくの中で何かが大きく変わり始めている。
その何かが何なのかまだ言葉では上手く言えない。
往きは、1時間もしないで清川村に着いたが、帰路は2時間以上もかかった。
大好きな大相撲は車のラジオで聞いて終わった。
土曜日の幹線道路は混むことをすっかり忘れていた。

2013年11月15日金曜日

キンモクセイを剪定  The Pruning of a fragrant orange-colored olive.

15時ちょっと前に葛西の専門学校から帰宅。
駐車場には昨日、剪定したキンモクセイの葉や枝があった。
このキンモクセイ、お隣の駐車場や門のところに覆いかぶさるように生い茂っていた。
この一週間、体調を崩し昨日も午前中はベットで寝て過ごした。
午後、ベットから出ると身体が軽くなった感じ。
ん?治ったかな?起き上がった時に眩暈もしない。
天気は良い。連れ合いは「元気になったならキンモクセイを剪定して!」と云う。
お隣さんの駐車場に行き、木を見上げる。
これは、生半可な剪定なら来年すぐまた剪定ということになる。
決心し、大きく剪定することにした。 
先ほど見た1日経った状態。お隣の門の高さくらいに切りおとしたのだ。
お隣の駐車場が西側なので、木の枝は西側に伸びる。
隣のナツツバキの木も切り詰める必要がある。
ナツツバキの隣にはユズの木があるが、春に切り詰めたため、今秋は実が4個だけだ。
剪定したキンモクセイは来秋は香りを楽しませてくれるだろうか?
狭い庭なのだからもう少し剪定が上手になりたいものだ。
菊の花が雨に濡れてお隣さんの駐車場を向いている。

2013年11月13日水曜日

この動物は? What's this animal?

葛西の専門学校で動物カメラマンの先生から貴重な物を見せてもらった。
60数年前にもらったツシマヤマネコのマフラーだという。
60数年前はツシマヤマネコは射殺されて肉として食べられていたようだ。
今ではとても考えられないことだ。
専門学校の卒業生も対馬野生生物保護センターに勤めている。
このようなマフラーを存在を知ったらきっと驚くことだろう。
 以前は、キツネなどのこのようなマフラーがあった。
ぼくが子供の頃は、お正月用に暮れに絞めたウサギの毛皮は冬用の耳掛けになったり、
冷気避けの肩当てとなった。
今では、そのようなマフラーやオーバー、あるいは耳掛けをしていれば、
動物愛護精神の一欠けらもない、野蛮な人と見られるだろう。
昨日、専門学校から戻ってきたら、NHKテレビでサルが農耕地や市街地に出て畑作物や
果樹を荒らすので、花火を鳴らしたり、パチンコで狙ったり、
空砲を撃ったりしているシーンが流されていた。
動物愛護の気持ちや野生動物保護の気持ちが強くなると、相変わらずこのような対応しかできないのかと残念に思った。40年前から変わっていないのだ。
サルに脅かしは効かないことはすでに分かっている筈だ。
威嚇だけだとサルはつけ上がって、更に悪いサルになることは目に見えている。
しかし、動物は山に帰ってもらい、人と共存したいと思う、
動物愛護精神に溢れた
サルを含む野生動物の保護管理はどうしてもこのような形になり、
効果はなく問題ばかり出てくることになりかねない。