「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年6月9日日曜日

可哀想なシカたち! Poor deers in the Tanzawa area!

  今回、1時間あまり、このシカの母子を見ていて、今まで自分が気が付いていなかったことがありました。一つは、シカの身体の黄色の斑点模様です。このような斑点模様は小鹿のバンビの方がはっきりしていると思ってましが、この母子では母親の斑点模様の方がはっきりしており、バンビの方は淡いです。これは毛変わりの時季によるのかもしれませんね。
バンビはすでに毛変わりが始まっているためなのか?母親はこれから毛変わりが始まるためなのか?どうなのでしょう。

痩せていると感じるのも毛変わりのせいなのかな?ニホンザルでは4月頃から始まり、子供やオス、あるいは出産しなかったメスほど早く毛変わりが始まります。
しかもサルの場合は、頭頂部、手足の毛から抜け始めます。
ですから、オトナメスが出産したか否かという判断基準にも使えます。
 
シカなどでもそのような事はわかっているのかな?

 もう一つ、白い大きく扇状に広がった尾は、シカの母系血縁集団がブッシュの中を移動する時にその白い尾が目印となって他個体が付いていくと本か何かで読んだことがあります。
が、ぼくが「あれー目立つなぁーこれ!」と思ったのは、後足のカガトの部分にあたるところよりもちょっと下の中足骨(末脚骨)の部分が、白い部分の中に黒い瞳があるように見えますね。
これも目印になるのかな?
しかし、シカはやはり目が悪いようなので、尾の白さも本当に目印になっているのかな?
ぼくは、林道上でシカたちが見えて写しやすい場所を行ったり来たり歩きましたが、
シカたちは気が付かない。
もう一つ、気が付いたことは、急斜面では、
シカの主蹄の第三指と第四指はチョキ状に広がるんだ。
サルだとオスかメスの区別ができるが、シカの子供はどこで性別を区別するのかな?
 
まるで、カモシカのようにザレ場の急斜面で採食するシカの母子。
可哀想だ!
もっと、たくさん草が生えているところの世界を見せてあげたいが、あと何年かかるか?

対岸斜面のシカを撮る。 Took photos of deers in the opposite side slope using with DSC-HX300.

6日(木)のハタチガワ沢の左岸の斜面(ゴジラの背尾根の東斜面)
下は最大の50倍(1200ミリ相当)に拡大。
もう、林道の路面に置いているのにピンを合わせようとするとブレル、ブレル。固定できない。

半分の3,400ミリ相当で全体を撮る。
これならまーまーブレナイで撮れる。 
下草がそんなにあるのかと思うほど、林床に鼻をつけるようにして食べている。 
右腰の枯れ葉のような物、これは怪我の痕かな?
ん?こちらに気が付いたかな?
でも、彼らの目ではぼくが立ち上がっていても早い動きをしない限り外敵のヒトであることが解からないだろう。100メートル以上も離れているので、音を立てない限り気が付かないだろう。
視覚では外敵をとらえきれないためだろう。もう、絶えずせわしげに耳を動かしている。
初めは、カやブヨのような虫が顔の回りにまとわりついているために、耳をせわしげに動かしているのかな?っと思った。そうではないのだ。不審な音を聞き取ろうとしているんだ。
 
そう云えば、5月16日に会った座っているカモシカもこちらを見ながら耳を動かしていた。 
木の根の樹皮でも食べているのかな? 
母ジカが気になるのかな? 
この小鹿痩せていませんか?たくさん草を食べさせたいが、君らの先輩たちが食べつくして草の芽生えもなくしてしまったんだ。 
 母ジカが移動しはじめた。ここからは一脚に装着して、一脚の脚をガードレールの上に乗せて撮った。不安定だが、一脚の長さが1m10cmなのでショウガナイ。ストックくらい伸びると良いのだが。
この一脚は昨夏の中国のキンシコウ調査地でストックとして持ち歩いたが、丈夫だった。
それにしても半砂漠か岩場のような景色だ。
表層土が剥き出しになっているため、雨が降ると表層の土砂は流れ落ちることになる。
草や幼木が斜面の表層を覆っていれば、土砂の流失はおさえられるし、腐葉土の層が出来上がるので、このようなザラザラした様子では無くなるだろう。
(これを読み返して、東アフリカの乾燥化の一因について、サイアスという雑誌に火入れによる「作られた野生の王国」と題して、増加した有蹄類が草木を食いつくし、蹄で根や芽生えを踏みつぶすことが砂漠化を生み出していると書いたことを思い出した。)
 ん?木の葉?枝を食べているのかな?これはシキミかな?



 やはり、さかんに地面に鼻をこするようにして地際から生えているものを食べている。 
 この母ジカも太っているとは思えない。痩せている。
写真を撮った位置とシカのいた対岸の斜面までの距離は120メートルはあることが分かった。
一応画面いっぱいに、ボケるがシカの半身を写すことができる。
うーん、映像の出来は仕方がない。軽いもので、レンズ交換をしなくて済むものにしたのだ。
もう少し、使い慣れないといけない。


2013年6月8日土曜日

2ヶ所にツチアケビの芽生えとメグスリノキ Galeola septentrinalis in two points and Nikko maple.

湖岸林道を歩いて、清川トンネルへの道標があるところから、整備された作業路を登っていくと、
最初のヘアピンカーブのところに毎年、ツチアケビの花が咲く。
今年は、3本でていた。咲くのはあと一か月後?
作業路は登山道以上に立派?になっているので、道に沿って歩いていくと湖に下りるようになる。
沢を渡ってすぐ鉄製の橋と梯子を渡るとすぐ上にカエデ科では珍しいメグスリノキが覆いかぶさっている。この木は葉にも葉柄にも毛がたくさん生えている。
作業路が立派になったのはここまでだ。
宮ケ瀬尾根に着くと、ここでもまるで登山道のように至土山峠・至清川トンネルの道標がある。
この尾根を南下していくとハリギリがある猿ヶ島があり、岩のピークを過ぎると
堤川林道終点とハタチガ沢林道終点の出合いの場になる。
さらに南下していくと、不思議なミズキを通り、熊の爪のピークとなる。
 
清川トンネルのある北の方向へぼくは足を向ける。
再び、作業路が立派に整備されている。
そんなとこにツチアケビが顔をだしていた。
清川トンネルには山梨ナンバーの車が停まっている。
経路の作業がされているんだ。
トンネル内にコウモリがいた筈であったが、探すことができなかった。
トンネルを出たら、今度は大型ダンプが土砂を運んできては捨てていた。
ダンプから逃れるようにハタチガ沢林道に足を向けた。

カモシカのスギ皮剥ぎ Scraping/striping the bark of Sugi cedar by Japanese serow.

5月17日に鍋嵐の帰路に宮ケ瀬尾根のスギ林でカモシカが座っていたことをアップした。
その時に見つけたスギ皮が剥かれていた。カモシカの仕業であろうと述べたが、、、。
この時は、カモシカが根元に下顎の歯を当てて引っ張って剥すと思った。
しかし、今回(6月6日)は2カ所でシカの警戒音と聞き、ハタチガワ沢では親子ジカをみた。
今回も同じコースを下りたが、スギの樹皮剥ぎの跡が著しく増えている。
5月17日には2本だけだったが、わずか21日間あまりの内に、歩くコースに気が付いただけでも10本近くのスギの皮が剥かれていた。
         
皮が剥かれた痕に歯を当てて擦った跡が付いている。
下の左の樹皮は林床から1mくらいの高さで少しだけ剥されている。
で、幹の上方に剥かれているのではなく、下方に10㎝くらい剥してやめている。
これは、顔を横に向けて、下顎の歯を幹に縦に差し込み、剥したと思われる。
疑問なのは、樹皮を剥いて何をしたのか?残った木質部の幹に歯型が付いているのは
木質部の幹を歯でこするようにして舐めたからだろう。
剥かれた全ての皮が残っているわけでもないので、剥された樹皮の一部はそのまま食べられた可能性が高い。これらは、すべてカモシカがやったとは思われない。シカも剥いただろう。
歯型だけをみると巾が細いものばかりだ。しかし、歯型が残った幹についていないものもある。
 
しかし、下の4例は同じ杉林だが、上の例と異なる。ノウサギの仕業だ。
初夏なのにノウサギには食べる草や適当な高さの幼木が無いのだ。
そのため、スギの根元の樹皮まで齧って食べてしまっている。
剥したのではなく、齧って食べてしまったため樹皮が辺りに残っていない。
 
  
丹沢山塊の森は、ノウサギにまで食物欠乏をもたらしているだ。
下草が無いことは、ノウサギばかりでなく草本類を食草とする昆虫類にも大きな影響を及ぼしていることはまちがいない。当然、昆虫類を食べる鳥たちや両性・爬虫類にも影響し、さらにはそれらを食べる哺乳類にも大きな影響を及ぼしているんだ。

2013年6月7日金曜日

クマに出会った場所に親子ジカ  Mother and her infant sika deer in the vally where I met black bears.

清川トンネルを越えハタチガ沢林道をゆっくり歩き、登った。
HPのトップページに載っているクマに出会った所にきた。
(2010年7月2日アップ)
あの日から、クマに出会った場所が見える場所にくるとクマ親子がいた対岸の谷底をのぞきみることが多い。
しばらく見ていると動く物がわかる。シカだ!
このカメラのテストなのでちょうど良い。ここで粘ってシカを撮ってみよう。
光学50倍で1200ミリの望遠相当になるということなので、撮ってみる。
手持ちで1200ミリは無理なので、林道のアスファルト路面に置き、ぼくは腹這いになる。
それでも画面が揺れるので、1200ミリはやめ600ミリくらいにして撮る。
メスジカだ!採食に夢中だ!
ん?小鹿もいる。4月くらいに生まれた個体か?一心に草を探して食べている。
初夏なのに木の芽は芽吹いて葉をつけているが、シカたちが低い木の葉や草は食べるので
日当たり斜面にも関わらず下草や下方の木の枝の葉が無い。
食べる、食べる。 
白い大きな尾がなんとも愛らしい。 
上にいる個体は母親だろう。
お母さんジカが上から降りてきて、少し移動しようと誘っているようだ。 
全体が撮れるように倍率を下げた。 
ピントが合っているのもあるのに、拡大すると荒くなる。
今回は、静止画の容量を5Mに設定した。10Mや20Mにも設定できるので、
遠方の動物を撮る時は10Mくらいにした方が良いのかな?
このソニーのCyber-shot DSC-HX300、ぼくのように荷物を背負って山を歩きながら、
花に接近したり、ウンチを撮ったり、このように動物を撮ったりして、ブログや本などに載せるような写真に使うには良いのかな?一眼レフはレンズ交換があるので、山では対応しきれないし重い。
この後、親子ジカが移動していくので、今度は一脚に固定して撮ってます。
これらの写真は次回にします。
 
梅雨だがカラッとしており、家を出る時、靴下に十分に飽和食塩水を噴霧していったせいもあるがヒルにはやられなかった。シカは1時間近く見ていた。
その後、誰も来ない林道上で大の字になって昼寝をした。

2013年6月6日木曜日

宮ヶ瀬尾根着

家を出たのは6時過ぎ、清川村に7時過ぎ土山峠で歩き出したのが7時35分。
あるあるたくさんある。
サル糞、テン糞、ハクビシンの糞、果実の種子が入っている。
シカが二ヵ所で警戒音をあげる。
10時近くになってようやく宮ヶ瀬尾根だ。