「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2011年6月11日土曜日

始めてスイレンが咲いた!

ユリ科ワスレグサ属の薄黄色の花が咲いている。
昨日は、朝9時過ぎに一度寝なおして、起きたところ陽が射していた。
この花、この辺りの草地には普通に生えている。
図鑑で、調べているが同定できないでいる。朝から午後まで開いている。
この写真の花、今朝は凋んで別の花が咲いている。
近づくと良い香りがする。
こうなると、「日本の野生植物1」平凡社では、エゾキスゲということになる。
春の芽生えた若菜の時は和え物にして食べている。
花は可哀想で食べたことがない。
このスイレン、アフリカから戻って翌年だったと思う。千葉県高宕山のサルの生息地調査で、富津市の聞き取りを行っているとき、スイレンを栽培している農家から2種類二株を頂いたのだ。
睡蓮鉢に容れていた。毎年、葉は茂るのだが花どころか蕾さえみたことがなかった。
今年は、春に鉢内の金魚藻を取り除き、水面に浮かぶ浮き草も大部分取り除いた。
今年もボウフラを食べてもらうために金魚かメダカをいれようかなと思ってのぞいたら、ビワの実状の蕾が水面から出ている。それから3日目にしっかり花を開いてくれた。
が、午後には閉じた。
今朝は、閉じたままだ。今、6時半見ると2分ほど開いて雨を受けている。 
今、我が家の狭い庭には、ドクダミの可憐な白い花、キキョウソウ、上のワスレグサ属の花、ホタルブクロが咲き、ゼラニュームの赤とピンクの花、オンシジュームの黄色の花、そして何よりもアジサイが雨に打たれながらも咲き誇っている。

13年ぶりに咲いたスイレンの花で、13年前の頃を思い出している。50歳になって間もなくで疲れを知らずにまだまだ野山を歩き回れた。この13年間は人生について多くのことを教えてもらった。
あと15年で80歳になるが、友人の中には人生の後始末をしている人たちもいる。
ぼくも、昨年から読まなくなった論文のホチキスを取り、資源ゴミとして出し始めている。部屋を塞いでいた大きなファイルケースが一つ空いた。まだ、本棚には論文誌などがある。
本を整理してブックオフに出したのに、先日は亡くなった先輩の本を頂いてきた。
書籍類はなかなか捨てがたい。ビデオやCD、さらには、、、、。イヤまだ頭骨類は手放したくない。見ていて教わることが多いからだ。
まだ、人生に未練があるのだ。
いつ死んでも良いという心境までにはほど遠い。
残された人生を楽しみたい。
それには、たるんだ腹筋を鍛えることにしよう!

2011年6月10日金曜日

アジサイが咲いた

アジサイが咲いている。
二日酔いで、朦朧とした朝である。
ダメだ、眠い。

2011年6月8日水曜日

リスの貯蓄?

先週3日の実習:仏果山から半原越に向かう稜線の尾根道で
たくさんの同じ種子が固まってあった。
少し地面が掘られてこれらの種子は埋められていたようだ。
長径10mmくらい、ちょっと目にはアオハダの種子に似ていないこともない。
それよりもヒマワリのタネと言った方が合っている。

この場所は尾根道の登山道の中心から30センチも離れていない。
動物が何らかの目的ももって埋め込んだものと思われる。
それは、誰?
ぼくらがここにやってきたから上に被さってあった土などの覆いを元に戻すことができないで逃げ隠れたと思っている。
この種子を三個ゲットしてきたので、庭に植えた。
これは何の種子?

ぼくが大変お世話になった西田利貞さんが亡くなった。
大好きなお酒を呑めずに5年くらいも癌と戦っていた。
抗癌剤の治療を受けると心身共に疲労困憊してしまうと話していた。
マハレではぼくが14度以上もマラリアに罹っているのに、西田さんはマラリアには罹らなかった。
英語やスワヒリ語はおろかトングエ語まで流暢に話すことができた。
研究一筋で、旅行にでかけてもマーカーをもって論文を読んでいると奥様が話していた。
たくさんたくさん書き残す本があったであろうに残念である。
何だか死というものが身近な存在になってきた。
天上には、今西や伊谷が待っている。
伊谷さんは囲碁の相手がきたことで喜んでいるだろう。

2011年6月7日火曜日

ジムグリの幼蛇

ジムグリの幼蛇
先日の実習で、ジムグリの幼蛇を捕まえた。
丹沢では、幼蛇で赤みを帯びているのに、シマヘビやジムグリがいる。
シマヘビは頸(首)にあたるところにお好み焼きのパン返し状の三角形の濃い茶褐色の模様がある。
ジムグリは、頭に三本の黒い線が走る。一本は鼻の穴を結び、一本は目を結び、もう一本は頭の上に写真のようにV字形の線になる。
これは千石正一編「原色 両性・爬虫類」家の光協会による。
(クリックして拡大)
丹沢には、アオダイショウ、ヤマカガシやマムシも含めて5種類以上ものがいる。
これらのヘビはぼくから見ると全く似たような場所に生息し、似たようなものを餌としている。
どうして同じような生態的地位を持っているものたちが、最低5種類も生存していけるのだろうか?
今西錦司が「棲み分け」理論で述べているように、僅かな生息域の違いが見られるのだろう。
それぞれ科が違うから生活そのものが互いに違うので、互いに競合することなく生活していけるのだろうか。なんとも良く解らない世界だ。

2011年6月6日月曜日

どうして?ショック!

草丈が40センチくらいのキンランであった。
であったというのは、これが金色、黄色に見えなく白っぽく見えギンランだと思ったのだ。
だから、「キンランではない、ギンランだ!」と叫ぶ。
6、7メートル離れたところから見ると白っぽく見えるが、2メートル以内では黄色に見える。
お昼を食べた後も離れてみるとどうして白っぽい、とても黄色に見えない。
しかし、接近すると黄色に見える。
しばらくは、ショックで目から入る信号がどうして離れると白で、近寄ると黄色なのか自分で自分の目がどうなってしまったんだ?という不安で一杯であった。
(クリックすると拡大)
ヘビイチゴの花の黄色は離れても黄色に見えることを確かめながら山を下った。
タンポポの黄色の花を見つけては、やはり黄色に見える。
どうして、キンランの黄色が離れると白っぽく見えたのか今の自分としては不思議だ。
連れ合いは眼科で一度見てもらった方が良いのではと言う。
頭や耳ばかりでなく目にも老化が進行しているということだろう。
あー、ショック、落ち込む!

2011年6月5日日曜日

分巣したミツバチ

ユーチューブで分巣したミツバチが
木の幹の回りを飛び回っている様子をアップしてみました。
その迫力をお伝えできたでしょうか?
始めて、YOU Tubeに投稿してみました。
ミツバチの分巣の事はたくさんアップされておりました。

ミツバチの分巣

3日の丹沢実習で、ミツバチ(何ミツバチかは不明)が分巣して、高木の幹に固まっているのにぶつかった。沢の水音かなと思って足を止めたほどブンブン騒いでいた。
学生たちは怖いと思ったようだ。
ぼくは、一度湯河原の山中でミツバチの巣を見つけたことがある。クマはハチに刺されながらも密を求めるようなので、ぼくと友人の二人は頬被りの武装して枝にぶら下がる巣を壊して蜜をナメ、幼虫を食べたことがある。
当時は、蜜を入れるようなビニール袋やペットボトルのような物もなかったので、現場で蜜をナメた。ナメルと急に血糖値が高くなるためかこめかみがキーンと痛くなる。沢の水を飲む。ナメル。痛くなる。水を飲むということを繰り返した。
始めて甘い物を大量に摂取するとこめかみが痛くなるということを知った。
翌年、同じ場所に行ったが、豪雨で土砂が崩れてミツバチの巣があった木も流されていた。
そんな経験をしているので、ぼくはしっかり分巣の現場を押さえ、冬場にもう一度来て見ようと思っている。同じところに巣を作ってくれると良いのだが。
尚、アフリカでは、辺りの草木を燃やしてハチが逃げてから蜜や幼虫を採る。

2011年6月4日土曜日

いっから日本は?

今日、栃木県大田原市で教え子の結婚式に呼ばれた
若い二人を祝福つもりであった。
出席者が300名を越えた。
市長が挨拶をした。みんなの党のトップが自ら挨拶をした。
この人にとっては震災に会った人たちよりも選挙区の人たちが大事なのだ。

この結婚式が急に色褪せた。
教え子の彼女の意向であるかどうかはわからない。
式場の言いなりの全く昔の悪いところたけの結婚式をを若い二人がするとは思わなかった。

雨上がりのヒルの森を歩く

昨日は、丹沢実習の金曜日であった。
予定は、仏果山登山口から登山道を登り、宮ヶ瀬越から高取山を往復し、仏果山、土山峠のバス停と計画していた。が、仏果山登山口バス停で下りるところを乗り過ごし、宮ヶ瀬やまびこ大橋を渡ったところで下車。
急遽、コースを変更し、大橋まで戻り、尾根にとりつく。
始めは登山口から登るグループと二班に分かれるつもりであったが、皆一緒に登る。
上図はGPSの軌跡である。
フィールドサインとしての糞採集が目的であった。
数箇所でタヌキ、アナグマ、テン糞を採集。
大きなキンランに感動し、エビネを見ていて道を外してしまい、半原越えの道に入ってしまっていた。しかたなく、法論堂林道を坂尻まで下るが、分巣したミツバチの大群が木の幹に固まって騒いでいるところにぶつかり、哺乳動物には出逢わなかったが、ジムグリを捕まえたりまーまーの山歩きであった。

2011年6月2日木曜日

死にそう!

このハムスタ、昨年1月に卒業が決まった学生から貰い受けたオスである。
もう一匹のメスは2日目で死んでしまった。
コヤツはこのように元気に車を廻している。
しかし、ときどき硬直したように動かなくなることがある。
イナバウアーのように後に反りかえる。反り過ぎてひっくり返ることもある。
コマを廻していたと思ったら、その中で死んだように硬直する。 
今は、この世話は娘がしている。トイレを買い与えたり、
その砂を変えたり、餌をやったり余念がない。
そのトイレの中で動かなくなっているのを見つけ、両手にとってみたら、
身体が硬直し、体温も低い。
専門学校でこのハムスタの状態を話したら、もう永くはないようだ。
ある先生の飼い猫は24年生きたが、亡くなる1年くらいは、歩いていてもそのまま硬直したようだ。
娘はこれが死んだら別のを飼いたいという。
ぼくは「エ?本当?」と思わず娘を見てしまった。
庭が広かったら本来ならイヌが欲しいのだが、狭い庭ではイヌは飼えない。

今日は、雨で家の中で沈殿である。テレビを見る。
何を国会議員たちはやっているんだ!

地震・津波の災害地の復興
原発の収束
原発以外のエネルギーへの転換
沖縄の基地問題
北方領土、尖閣諸島などの領土問題
環境問題
そして、経済・福祉・外交の日本のあり方

やらなければいけない問題、考えなければいけない問題が山積している。
頭をすげ替えて出来る訳ではない、皆の頭で考えなければダメだ!

2011年6月1日水曜日

ホタルブクロが、、、、夏だ!

昨日、学校から帰りコーヒーカップを片手に庭を眺めていた。
ホタルブクロが隣の駐車場の方を向いて咲いているのに気がついた。
今朝、写真を撮る。
ちょっと肌寒いが、ホタルブクロが咲く夏が来たんだ!
このホタルブクロ、すごい繁殖力だ。狭い庭のどこにでもある。
連れ合いがどこからか貰ってきたものだ。
ウメの木が猛然と新しい枝を伸ばし、その柔らかい枝がアブラムシだらけ。
毎年のことなので、刈り取り農薬を噴霧する。
と、見慣れない小さな花が咲いている。
帰化植物だろう。
鳥たちが運んで来たものではなく、風で飛んできたのだろう。
植物も虫たちもちょっとした彼らの居場所があるとすぐ入り込んでくる。
その生命として力強さには感心するばかりだ。
ぼくらヒトも、虫たちや植物なんかに比べものにならないほどに、全世界に蔓延っている。
地球上のどこにでもいる生物はヒトだけだ。
動物たちも植物も生息分布は限られている。
チンパンジーはアフリカだけ、オラウータンはスマトラやボルネオだけだ。

2011年5月31日火曜日

早起きしたが、、、、

昨夕、庭のナツツバキの枝に隠れるようにしていた
メジロ押しの雛たちを撮ろうと4時に起床。
すぐ、三脚にカメラをセットして、庭に出て、昨日の枝の場所を覗き込んだ。
が、、
見当たらない。
カメラを三脚から外して近くによって探したが、いない!
4時ではちょっと遅すぎたようだ。
何だか隣家の庭で、チィ、チィという鳴き声が、、、と思ってそちらを覗くがダメ!
連れ合いが好きなドクダミが蔓延っている。
それを、撮るためにカメラを三脚につけなおす。
望遠で、近くの物を撮るのは三脚をつけていても揺れて難しい。
7,8回シャターを押して、どうにかピントがあったものがこれだ。
今日も、満員電車に乗り、不快な気持ちに堪えて、境川、鶴見川、多摩川、隅田川、江戸川と渡っていかなけれならない。頑張らなくては!

2011年5月30日月曜日

梅雨空に雨宿りの小鳥のヒナたち

 専門学校から帰宅して、ジャックダニエルに氷をいれたグラスを持って庭にでる。
ナツツバキの枝にぶら下げているフウランの様子を見ようとした。
急にメジロのような小鳥が飛び出した。、、、とチィー、チィーと雛鳥の鳴き声が聞こえる。
見ると、雛が三羽オシクラマンジュウのようにして枝にとまっている。
静かに、フウランの鉢を枝に下げ戻し、部屋に戻ってカメラに望遠をつけ、少し離れたところから静かに膝を下ろして見上げる。いる。イル。三羽いる。
オートではピンが合わないのでマニュアルで操作。100ミリならまー生けるが、300ミリなら手ブレが酷くてダメ、もう薄暗いのでシャターを押してから、シャターが切れる音がするまで少し間がある。
これなら、ダメだ。明日の朝、三脚でやってみよう。

しかし、嬉しい。氷が融けて薄まったバーボンをいっきに飲む。
親鳥が離れたところで動いている。
この鳥は何なんだろう?
巣でもあったのだろうか?明朝は4時には起きて三脚を立ててぶれない写真をとって、
同定をしたい。しかし、鳥屋ならすぐ判るのだろう。
ぼくは学生時代から、鳥屋さんたちと付き合っていたのに鳥は全くダメだ。

2011年5月29日日曜日

初夏のテン糞の内容物

鍋嵐から熊の爪までの稜線上で見つけた朝したようなテン糞
内容物として何が入っているかわからないので、全部もってきた。
5mmメッシュの茶漉しに容れて水洗いした結果が
下の、鉢の受け皿の中のものである。
水に浸している。
ほとんど全てが植物質のもので、何かの花弁のかな?
と思うが、全く判断できず。 
(クリックすると拡大)
花弁かな?としたが、それは花の根元にはメシベがあり蜜があるので、
テンは、花ごと食べることで蜜という糖分を摂取しているのではないかと考えている。
今の時季はニシキウツギやツクバネウツギ、ヤマツツジのように花の蜜がたくさんとれそうな花がたくさん咲いている。
テンたちは、もちろん昆虫や脊椎動物も食べるだろうが、もっとも大量あって
簡単に食べることが出来る食物が花であろう。
花食いをできるのは他に木登りができるイタチやハクビシンがいる。
おそらく、ハクビシンも花食いがこの時季の主要な食物なのかもしれない。
では、タヌキやアナグマ、キツネ、さらにはクマは何を今の時季食べているのだろうか?

2011年5月28日土曜日

土山峠・ハタチガ沢・鍋嵐

26日の土山峠・堤川林道・宮ヶ瀬尾根・ハタチガ沢・ゴジラ尾根の677ピーク・鍋嵐・熊の爪・宮ヶ瀬尾根・堤川林道・土山峠
これは特別の想いがある単独行であった。
林道終点の沢側にツルウメモドキの蕾が、、、
植林の九十九折の作業道を歩いて、稜線近くから鍋嵐方面を見る。
稜線を越えてハタチガ沢林道へ、、、
林道から経路を通って沢へ下り、コケに足をとられ滑って片足を濡らす。
この靴は17年も履いているのでツギハギだらけのぼろぼろだ。 
回りこんで斜面を登り、尾根にとりつく。
実に楽な尾根道であった。シカの角トギの跡。 
タヌキのタメ糞の上の茶色のものは多分テン糞。 
677のピークにでる。ここはこの看板があるから分かりやすい。
北側方面を撮る。 
Jピークでナベアラシという新しい道標が作られていた。 
鍋嵐直前の鞍部で北東側に落ちる深い沢。 
鍋嵐着、毎回ここでは何故か記念撮影をしている。
お昼にオイナリサンを食べ、水を飲む。そうそうに出発。
テン糞をゲットする。
水洗いしたが、植物質だとは分かるが同定できず。 
この尾根のヤマツヅジは満開であった。 
ツクバネウツギの樹皮を食べたカモシカの食痕。 
同上 
熊ノ爪から北に走る尾根を下る。 
カマツカが満開 
65歳になった記念の山行であった。
今日は、新宿で8時から7年前に卒業した専門学校の教え子たちとの呑み会。
冗談じゃーない。どうしてこんなに遅くから始めるんだ。
若者にとっては遅くはないようだ。

2011年5月27日金曜日

新しいシカ柵効果あり!

817mの鍋嵐と740+mの熊ノ爪を結ぶ東西に走る尾根はハイキングコースのようだ。
熊ノの爪から北上する稜線の先には宮ヶ瀬尾根が続く。
熊ノ爪からの稜線上に新しいシカ柵が写真のように連なり、東側の斜面をシカの食害から守っているようだ。
下草がたくさん生えているのがシカ柵内ということになる。
シカ柵に沿って下る。
シカ柵の西(左)側と東(右)側とでは明らかに植生が違う。
東側はシカに食べられていないために青々と下草が生えている。 
これほど見事にシカ柵の効果を見たことが無いほどである。 
これらは最近設置された新しいシカ柵である。 
しかし、新しいシカ柵でもほとんどその効果が現れていない箇所もある。
これはおそらくどかかでシカ柵が壊れそこからシカが出入りしているのだろう。
サルの電気柵もそうであるが、設置したならば維持管理をしなければせっかく投資したお金やエネルギーが無駄になる。

ぼくは、これまでシカ柵の効果に疑問を抱いていたが、しっかりしたものなら上の写真のように下草も木も守られるのだ。
しかし、シカにとっては行動域が大幅に制限されることになる。自由に移動できる地域の植物はさらにさらにシカに食べられることになる。
シカたちが自由に移動でき、好きなように食べることができるが、植生の破壊が起こらないような方法がないだろうか?
それには、猟期のハンター任せの個体数調節ではなく、シカand/or野生動物レインジャーによる、日常的計画的ハンティングが必要ではないだろうか?

我が国はGDPがアメリカに次いでいた時も、狭い国土に生息する野生動物の保護管理官は生まれなかった。問題がもっともっと深刻にならなければ本当の動きは出てこないのだろう。
交通事故がおきて信号ができるように、深刻な事故が起きない限り、市民の関心は薄く、行政はいい加減な対応をするだけだ。

2011年5月26日木曜日

久しぶりの単独行

今朝、4時半に目覚める。即、丹沢へ出かける用意をする。
行きたいところが2箇所あった、一つは塩水橋から本間ノ頭でヤマシャクヤクを求めて、もう一つはハタチガ沢をから鍋嵐に行くことで、クマとの遭遇であった。
清川村のコンビニでお昼を買い、土山峠に車を置き、GPSにスイッチをいれる。
どうやってハタチガ沢へ行くか迷う。結局、堤川林道を詰めることにする。
終点から山の作業道を忠実にジグザクに辿って宮ヶ瀬尾根にでる。
ここから沢をいくことにしたの間違いで、倒木で散々な目に会い、
尾根に出てハタチガ沢林道に下る。
今度は経路を歩いてハタチガ沢へ出て、岩を飛んで滑って片足を濡らす。

靴を脱いで水を流し、靴下を絞る。もう、沢を詰める気力なく、尾根に取り付く。
ゴジラ尾根の677ピークに出る。ちょっと一息、買ってきたサンドイッチを食べる。
尾根を南に進む。Jピークではナベアラシを示した新しい道標がある。
写真を撮って通過。鍋嵐のピークは変わらない。
ここでオイナリサンを食べるうまい。
これから能の爪改め「熊の爪」を宮ヶ瀬尾根に向けて北に下り、無事土山峠に戻る。

上のギンランに似たランは、非常に小さく、草丈が6、7センチくらいだ。1メートルくらい離れてjぽつんぽつんと3株あった。
図鑑を調べたがギンランだと草丈が10から30センチとある。
尾根でのアカマツやヤマツツジがあった。
今回のルートで、シカ柵の有効性を示す光景にぶつかった。

2011年5月25日水曜日

テイカカズラが咲いた!

テイカカズラが匂っている。
これはゼラニュームが植わっていた鉢にテイカカズラの4、5センチくらいの蔓を頭だけちょこんとだして植え込んだものだ。もう元のゼラニュームは消滅してしまったが、こいつは乾燥に強く、気がついた時にザバット水をかけてやるくらいだ。

子供の頃はスズランやライラックの匂い、菊の花の匂いがきだった。
ここ神奈川は、初春のジンチョウゲに始まり、
秋のキンモクセイまでいつも良い香りが街中に漂う。
匂い、香りによって花が咲いていることに気がつく。
目よりも先に鼻が季節の変わりを教えてくれる。 
ぼくらヒトやサルは視覚の動物で、他の哺乳類は嗅覚の動物だと授業では話しているが、
新たな匂いにはすぐ気がつく。いつも同じ匂いを嗅いでいると気がつかなくなる。
見ている風景もそうだろう。
今回の大震災の津波の映像は日常とはあまりにも異なる物として脳裏に焼きついている。

2011年5月24日火曜日

タヌキの死骸

実習の続き:
清川トンネルの手前の林道山側で、先ずAmemiya君がタヌキの前脚部分(肩甲骨から手指骨まで)
の干からびた皮付き骨を見つけた。
学生たちに他の部分を探すように指示する。まもなく、Yamashiroさんが林道の真ん中辺りで下記の残りのほぼ全ての部分を見つける。目が多いと発見も早い!
右から頭と首ともう一方の前脚部分、中央に肋骨、胸骨、腰骨と尾の部分、左に後脚部分が見える。
肋骨が齧られていたくらいで、他は綺麗に残っている。
タヌキ死骸を写真に撮る。 
死後少なくとも一ヶ月以上は経っている。
死因は不明である。林道沿いの山側のコンクリートの崖から滑落したものと推定したが、、、。
若者ではなく大人個体であった。
骨に興味を持つAmemiya君が喜んで持ち帰る。

2011年5月23日月曜日

シカが休んだ場所でダニを探す

清川トンネルから登り始めて
シカのメスグループが数頭で休んだ場所があった。
先ず、シカの毛を見つけ、次にシカの血を吸ったダニを探させる。
2匹のダニが見つかる。
裏返して腹側から撮る。下の地図は2万5千分の1の地図。
大きさは大豆くらいもある。
血をたっぷり吸ったようで腹部がパンパンになっている。
この後、カッターナイフでお腹をチヨンギル。
どろどろした黒ずんだシカの血がでる。 
マダニ科の仲間です。このダニは東丹沢一帯のシカやカモシカ、イノシシのヌタ場や休息場でこのように血を吸った状態のを見つけることができます。
学生たちの身体についていないように!