「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2017年4月2日日曜日

山ガールが迷っていた場所  The place where two young females were lost their ways to Mt.Nabewari.

 3月20日は春分の日の祝日であったため、渋沢駅から大倉行きのバスは満員で、当然の如く乗客全員が登山者で、全員が終点の大倉で下りた。既に大倉には多くの登山者がおり、靴の紐を縛っている者、足腰のストレッチをしている者、登山者カードに記入する者、お店で買い物をする者、仲間たちと談笑する者などがいた。ぼくらはトイレで用をすまし出発!
 目的地は鍋割山なので、道標の指示に従って歩く。地図は2万5千と2種類の登山マップを含めて3種類持つ。このルートは3度目だし、一応、前夜に地図を見ているので頭に入っている。問題はマルガヤ尾根の入り口だ。まー、どこから登っても尾根に出れば尾根道(尾根は、カメを含む両性爬虫類、鳥類、哺乳類などありとあらゆる動物たちが歩くので、道ができる)というものが必ずあるが、楽に登るためには登り口を見つけることだ!

 8時16分、表丹沢県民の森・二俣・鍋割山と大倉バス停という道標だ。

 8時19分、すぐまた道標だ。大倉方面ではなく、二俣方面が鍋割山だ!

   8時40分、進行方法右側に観音像がある。 
 9時4分、鍋割山4.9km、二俣1.3kmと書かれた道標がある。

  9時7分、また、すぐ道標だ!当然、二俣方向だ!

 9時17分、通行止めと書かれたゲートがある向こうで何やらおかしな動きをする二人の山ガールがいて、ぼくが不審気に見ているとこちらにやってくる。鍋割山に行きたいので、一緒に行ってもらいたいというのだ。ぼくらも鍋割山に行くが登山道を行かないので、同行を断り、この道が鍋割山への道ですと、下の写真の右の道を教える。

  何故、彼女等は迷ったのだろう。上の写真の右側には下の道標があるのだ。それを見落としたのかな?

 上の道標の右側には、こちらにも通行止めのゲートがある。

 彼女等が迷っていたのは、下の地図の〇で囲まれた地点だ。歩いて来ると、先ず、目に飛び込むのは彼女らがいた下っていくゲートだ。振り返ると上の登って行く道があるゲートだ。道標や登山道が目に入らなかったのだろう。
 迷うと多くの人たちは登る道よりも楽な下る道を選ぶ。アレッ?と思ったらその辺りを落ち着いて見回してみれば道標が見つかった筈なのだ。どうも、地図も持ち合わせていないようだったので、コピーした2万5千の地図でも渡して上げれば良かったかもしれないが、コンパスを持っていないかもしれないし、地図読みもできないかもしれない。

 山ガールと云われる登山者の登場で、登山者の恰好もすっかり変わってしまった。下半身の短パンにタイツ姿は山ガールから山男や山オヤジ、山婆さん、山爺さんまでだ。かってはニッカボッカのズボンに長い靴下が流行だったが、今は、タイツに短パンだ!

 丹沢実習で山を歩くと、学生たちは「先生、山ガールがいるところを歩きたい!」と云うが、登山路は動物たちのフィールドサインが非常に少ないことを話して解ってもらっている。

 ぼくが学生の頃は南アルプスでも丹沢でも今のように道標がしっかりあるわけではなく、岩や立ち木の赤ペンキの印やナタ目(ナタで枝や幹に傷を付けた痕)を探して、ブッシュを掻き分け、地図を見、磁石を見ながら進んだものだ。しかも、キスリングという横長のザックを背負い、中には、ジャガイモや玉ねぎ、米、味噌など(今のようなインスタント食品など無かった)だ、上には重い綿製生地のテント(今のように軽い合成繊維ではない)、その為にどうしても山を登る者は屈強な男が多かった。また、当時は山小屋は数が少なく、あっても宿泊できるだけで食事を提供してくれるところは殆んど無かった。そういう意味でも登山道も山に入る人も山小屋も様変わりだ。

 しかし、どんな場合でも最低、コンパスや地図は必需品だ。地図とコンパスを使えない者はそれらに熟達している人と共に登るべきだ。

2017年4月1日土曜日

テンは何を食べている?   What kind of foods do martens eat?

2017年3月20日に大倉・マルガヤ尾根・鍋割山のルートで見つけ拾ってきたテン糞を洗って内容物を調べた。
テン糞①~⑦の7個の内容物をまとめてTable 1に示し、
また、7個のテン糞を見つけた位置を図Fig.8に表した。

8:26、テン糞①を見つける。糞の外観だけで昆虫以外の動物を食べたのが判る。
有蹄類骨片・蹄の一部・3-4センチ毛、アカネズミ毛・骨片・右下顎切歯
(下顎の切歯の厚さからハタネズミ亜科の切歯ではなく、ネズミ亜科の切歯であることが判ったので、手持ちの標本と照らし合わせてアカネズミとしました)
Fig.1  テン糞①

8:47、テン糞②だ!これは、もうキブシの種子が見える。
  キブシ種子、腐葉砕片、ムカデ外皮、大型哺乳類(偶蹄類)毛1~4センチ
(①には蹄の一部があったが、これも同じ死骸を食べたものだろう。そうすると猟期に撃たれ沢で解体されて残った皮や骨を齧ったものだ)
Fig.2 テン糞②

8:53、テン糞③ これもキブシの小さな種子が糞表面に浮き出ている。
  キブシ種子、腐葉砕片、節足動物外皮脚、カエル脊柱骨1個
Fig.3 テン糞③

8:55、テン糞④ コンクリートの上にある。キブシの種子が見える。
  キブシ種子、腐葉砕片
Fig.4 テン糞④

9:37、テン糞⑤、もうこの時は一緒に歩いている若者たちが先に歩きながら教えてくれる。キブシ種子、腐葉砕片、節足動物外皮・脚
Fig.5 テン糞⑤

9:41、テン糞⑥、これは何を食べた糞なのか判らなかった。
キブシ種子、オオウラジロノキ果肉果皮種子
(オオウラジロノキの黒く大きな種子が2個でてきた。オオウラジロノキの果実を食べた糞には、果皮付き果肉が消化されないまま出てくるので、判断しやすい)
Fig.6 テン糞⑥

11:23、テン糞⑦ このテン糞だけがマルガヤ尾根で見つけたものだ。
キブシ種子、腐葉砕片、大型甲虫外骨格・外羽
(マルガヤ尾根ではタヌキ糞が見られ、テン糞はこれだけだったので、内容物を楽しみにしていたが、西山林道沿いで拾ったテン糞の内容物を変わらないものだ)
Fig.7, 11:23、テン糞⑦

Table 1 テン糞①~⑦の内容物
  内容物のTable 1を見ると、①と②だけが哺乳類を食べたものであり、他は落下して発酵しているキブシの果実と腐葉層に潜んでいる節足動物を漁ったものだ。丹沢山麓に生息しているタヌキもテンも厳冬期はキブシの果実が唯一の彼らの飢えを満たす食物だ!と云える。
Fig.8 テン糞①~⑦とイタチ糞●の位置
イタチ糞の内容物は次回に!

2017年3月31日金曜日

驚いた!カエルだ! I was surprised at a frog in water pot.

  庭には、水を容れている鉢が3個あり、一つは水連鉢で夏にはグッピーを入れてやる。もう一つは知人に貰った鉢であり、それには2月に倉沢から下ってきて桃ノ木林道で見つけたヤマアカガエルの卵を6、7個入れていた。その卵の状態を見ようと近づいたら、2,3日前に孵化したと思われるまだ頭の細いオタマが泳いでいるのが分かった。早速、カメラを持ってきて撮る。さらに水蓮の芽生えの様子を見て、もう一つの小さな鉢を見た。これには、アマゾンフロッグピットが捨てられている。その水が少ないので、金だらいで水を一杯にすると藻がおかしな動きをする。ん?何にかいるのかな?っと思って水遣りを止めて水の濁りが治まるのを待っていたら、何と、カエルが顔を出した。でかいが、ヤマアカガエルだろう。慌てて撮った。
  数年前にやはり山から取ってきて水蓮鉢に入れていたヤマアカガエルの卵が孵ってオタマになり、オタマからカエルになったヤツの一匹が、やはりこの小さな水鉢にいて卵を産んだことがあった。無精卵だったようで孵化しなかったが、まさかそのときのヤツではないだろう(2014年3月31日アップ)。
 鉢の中にはアナカリス(オオカナダモ)が入っているので、それについている苔を食べているようだ。また、早くもボーフラ状の動きをするヤツがいた。オタマの餌となるだろう。
 まだ、孵化したばかりのようで頭が細い。
ヤマアカガエルがいた。

  それにしてもちょっと不思議だ!このヤマアカガエルはこの鉢に水があることをどうやって知るのだろう?自分の目の高さよりも30センチは高い。ピョンピョン跳ねても彼らには見えない筈だ。アマガエルのように木に登れば別だが、、、。


2017年3月30日木曜日

タヌキは何を食べているか? What do racoon dogs eat?

          ー大倉・マルルガヤ尾根・鍋割山の続きー
  タヌキ糞3個は全てマルガヤ尾根の標高1000m以下で見つけた(Fig.4)。
  タヌキ糞①には、たくさんのキブシの種子と不明種子Fig.1-1があり、甲虫の内羽と外羽、外骨格、節足動物の脚、ムカデ1匹外皮、腐葉砕片、土砂
Fig.1 10:23、タヌキ糞①

この不明種子は過去に1度2月のタヌキ糞からでてきている。
御存知の方、教えて下さい。
Fig.1-1  左5個:キブシ種子 不明種子 

タヌキ糞②はタヌキ糞①とは10メートルも離れていな場所だった。たくさんのキブシの種子と節足動物の外皮や脚、腐葉砕片、土砂
Fig.2 10:27、タヌキ糞②

タヌキ糞③には、すぐ異様な物が水洗いの時に見つかった。市販されているキノコが2本Fig.3-1とキブシの種子、腐葉砕片、昆虫翅、骨片(中大型哺乳類のもの)、土砂
Fig.3 10:57、タヌキ糞③

Fig.4 タヌキ糞①、②、③の位置

表1 タヌキ糞の内容物表
  3個のタヌキ糞の中身は、土砂を除くと3種類以上の内容物が含まれている。タヌキはテンと違ってもっぱら枯れ葉の腐った腐葉層の表面にあるキブシの実を漁っているために、腐葉土に生息する節足動物たちをも漁っていることがわかる。これが、アナグマだと、さらに腐葉土を掘り起こして土壌動物を食べることになる。




2017年3月26日日曜日

エゾジカだ! Ezo sika deers!

  昨日、塘路湖湖畔にあるサルルン展望台にフクジュソウを見に行った時、当たり前のようにシカのフィールドサインがたくさんあった。
  車を置いたところから登っていくと、シカの足跡や歩いた跡が続いている。
一緒に行った連れ合いと妹がシカが下にいると指差す。しかし、木立にはばまれてこのオートのカメラではピントを合わすことができない。二人を残して見晴らしの良いサルルン展望台にいく。塘路湖は氷結し、雪原となっている。釧網線の線路が右上からこちらにカーブしている。足が埋まり、雪が登山靴に入り込む。スッパツの入ったザックを連れ合いに持ってもらったのを悔いる。
300ミリの望遠レンズに付け替えシカを狙う。シカたちは木立に隠れるようにしている。
9頭のメスグループだ。少し、小柄の一頭がこちらを見ている。
親子連れが二組いる。採食しながらゆっくり移動している。樹皮を齧ったり、解けた雪の下からでている枯れたススキを食べているようだ。
この小ジカは母ジカの後ろに従う。母親より前にでることが無いのが興味深い。
フクジュソウもシカにも遭えたので、戻ることにする。南斜面は雪が溶けている。シカの樹皮食いの痕だ!これは何の木なのだろうか?これほど食い尽くすとは!もう、登山靴の中には雪が入り靴下が少し濡れてきている。
途中で待っていてくれた二人と出会い車まで戻り、子供の握りこぶしほどの大きさのフキノトウを摘む。

2017年3月25日土曜日

フクジュソウ見つけた! Found two flowers of far east amur adonis.

  今日は温かく屋根に積もった雪が溶けて雨垂れとなって軒先から落ちている。これではもしかするとフクジュソウAdonis amurensisが見られるかもしれないと思い、昼過ぎに塘路湖湖畔にあるサルルン展望台に行ってきた。
  2個しか見つけられなかった。大半は雪の下なのだろう。
  車を停めたすぐそばの斜面で、フキノトウを10個くらいとる。
   もちろん、今夜の夕食の一品は採ってきたフキノトウの酢味噌和えだ







2017年3月24日金曜日

雪景色の釧路  Snowy landscape in Kushiro.

  3月24日、今日、11時55分羽田発に乗って釧路に来た。釧路は雪が積もっているばかりでなく、時々粉雪が舞っていた。
  空港発釧路駅行きのバスに乗った。今日は、機内に持ち込むバックにナイフが入っていたために出発ロビーに入る時に行う検査場で、バックが引っかかり、検査場から再び手荷物を預けたところに行ってナイフ一本をお願いする。同じナイフが1グロスも入るような大きな段ボールの箱に入れられた。以前は検査場で山で使うスプーン付きナイフやライターなどが没収されたが今回はちょっと思い出のあるナイフなので、検査員に申し出て、再度外にでて手荷物として預けることができた。
  ともかく、そのナイフはいつもようにバックにあり、夕食後の柑橘類もそれを使って切った。
 Fig.1  釧路駅行きのバスの中からの雪景色

Fig.2  空港からの道沿いの湿原に積もった雪
  3月下旬なのに今年の釧路は雪景色だ。フクジュソウがそろそろだと思って、楽しみにしてきたが、これではフクジュソウは雪の下だ。残念!
Fig.3 雪景色

2017年3月23日木曜日

有名な鍋焼うどん  The famous hot pot noodles!

  3月21日の鍋割山の続きになります。大倉のバス停から西山林道を歩き、小丸尾根が閉鎖されているので、マルガヤ尾根を登り、登山道に出て鍋割山で鍋焼ウドンを食べておりてきた。Fig.1のルートである。
Fig.1 3月21日のルート
  12:28、 4人の教え子の若者が待っている登山道に着く。登山道は登山者が次々に鍋割山方面からやってくる。ドロンコの登山道が、鍋割山頂まで続く。マルガヤ尾根はカラカラ乾いていたのでそれこそ雲泥の差である。すぐ、鍋割山頂が見える(Fig.2)。
Fig.2  鍋割山遠景
  12:51、 鍋割山に着く。登山者がたくさん。平地や下りは歩くのが楽だが、登りとなると階段一つ登るのにも一苦労で、目眩さえする感じる。何だか、このまま倒れてしまいそうな感じだ。
Fig.3 山頂に着いた。
  先に着いていた、教え子がぼくの分の鍋焼きウドンを買っていてくれた。先ず、缶ビールを飲むが、ダメ、何とビールをごくごく飲めないのだ。Matushima君に残りを飲んでもらう。このウドンも食べたのは半分もない。Hasega君に食べてもらう。
Fig.4 これが有名な鍋焼きウドンだ!
   13:34、記念撮影をして、下山だ!ぼくとしては、まだまだ休んでいたかった。
Fig.5 記念集合写真
  13:50、登って来たマルガヤ東側の尾根をみる。もう、若者たちは早い、早い、まるでハンミョウのようにサット下りて、ぼくがまだかと待っている。若者のように下れなくなった自分自身を再発見するように自問自答しながら下る。
Fig.6 マルガヤ尾根をみる。大倉尾根が見える。
  14:40、 4人の若者はぼくを待ちながらゆっくり下るので、何人もの登山者が先に下りていく。それでもぼくは小走りで走っているような感じだ。左足の太腿が攣っているので、一歩一歩だ。水を飲み、薬を飲んでいるのに効かない。多分、自分の体力以上のエネルギーを使っているんだ。
Fig.7  下る4人
  15:10、 マルガヤ尾根の登り口に辿り着く。これから大倉のバス停17時発のバスに間に合う。これほど、バテタ山歩きも久しぶりだ。もう、これからは若者たちに山行を誘われても断る方が良いかな?一人歩きの方が、自分のペースなので楽だ。ぼくは糞を拾ったりするので、さらに時間が掛かる。
  タヌキ糞やイタチ糞、テン糞を拾ってきたが、まだ洗っていない。
Fig.8 マルガヤ尾根の登り口 踏み跡があるので判りやすい。

森友学園問題は、何故、国有地が安く早急に売られるようになったかだ!政治力が働いていたと考えるのが妥当だ!