「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年6月6日月曜日

テン糞の内容物:モグラだ!  The contents of marten's scats:It's a mole!

関東地方が梅雨に入ったようで、今朝は梅雨空が広がっている。
丹沢の山もいよいよヒルの季節に入った。

4日(土)の伊勢原林道のつづき:

これは、8:28に見つけたテン糞3に含まれていたものだ。
真ん中の緑色っぽい果実はヤマグワの集合果でその周りの右上の二つは
ヤマザクラの種子で、左の三つはヤマザクラの果実だ!
ヤマザクラの果実を少し、乾かして撮る。左の小さな種子はヤマグワの種子だ!


次は8:22に見つけたテン糞2に含まれていた骨片と爪の一部だ。
Cの爪からモグラ亜科Talpinaeかヒミズ亜科Scalopinaeだと思った。Aの尺骨の一部の骨片を見つけてヒミズ亜科ではなくてモグラ亜科だと分った。しかし、モグラ亜科にはモグラ属Mogeraとミズラモグラ属Euroscaptorがいる。手持ちのアズマモグラMogera imaizumiiのものよりも少し小さいので、ミズラモグラEuroscaptor mizuraかも?
ミズラモグラの標本を一つも持っていないので、照らし合わせることができない。
いずれにしても、モグラ亜科Talpinaeであることに間違いはない。
Aは尺骨の一部、Bは軸椎(第二頚椎)、Cは爪、Dは上腕骨の一部
モクラ亜科の軸椎(第二環椎)である。
横から撮れば誰もが納得する軸椎に見えるのだが、、、、。
モグラ属の上腕骨や尺骨は他のネズミやジネズミなどのものとは形状が違うので、見分けやすい。これも、湯河原白銀林道沿いのフクロウの巣穴のペリットの残骸を調べたことによる。

2016年6月5日日曜日

この草本は? What is the name of this herb?

4日の伊勢沢林道のつづき:
以下の写真もガラケーで撮った。
クマノミズキの蕾だ!
ミズキの蕾や花はテンに食べられるが、クマノミズキが蕾の時はサクランボやクワの実やモミジイチゴの実が生っているから、この蕾や花は食べられないかな?
ウツギの花が真っ盛りだ。
山のシャンデリアのオオバアサガラの花も盛りだった。
折角一眼レフを持ち、望遠と一脚まで持って行ったのに、使えず、ガラケーでしか撮れなかった。
ん?この木は?果実になるとすぐわかるが、こうやって蕾の時に気が付いたのは初めてだ!
ケンポナシだ!これが不思議な形の果実になる。
その果実は冬季のテンやタヌキたちの食物となる。
分らなかった。黄色い花の草本。
伊勢沢林道沿いにたくさんあった。今ままで見落としていたようだ。
伸びた花茎にはニシキギのようにヒレ状のものがついていた。
どなたかご教示を!

先ほど、玄関周りや庭に点々と出てきた大葉のアオジソの苗を静かに引き抜いてプランターに植えた。何故、玄関周りにシソが?まさか種子がぼくのズボンや靴についてきた丹沢のレモンエゴマかもしれない。と思って葉を一枚食べてみた。でもやはりシソだった!

テンはモグラやムカデを食べ、サクランボやクワの実を食べている。 Marten eats a mole, a centiped, a cherry and a mulberry.

昨日の伊勢沢林道のつづき:
 伊勢沢林道を音見沢橋まで歩いて見つけたテン糞は3個だった。
どれも当日の早朝に排泄されたものと思われた。

7:58、テン糞1
ムカデ一匹分脚付き外皮、ヤマザクラ種子12個・果皮
 8:22、テン糞2
モグラ毛、第二頚椎・尺骨部分・骨片・爪、ヤマザクラ種子・果皮5個
 8:28、テン糞3
ムカデ尾部・脚、ヤマグワ集合果2個、ヤマザクラ果実3個・種子2個・果肉果皮1個

早くもと云うかやはりと云うかサクランボの種子がどの糞にも入っていた。
ソメイヨシノの種子かヤマザクラの種子が拾った時には分らなかったが、
鈴木庸夫、他著「草木の種子と果実」を参照し、ぼくの手持ちの標本で同定を確実にした。
また、テン糞3ではヤマグワの集合果がそのまま2個出てきた。
伊勢沢林道周辺のヤマグワはまだ青いものもあり、黒く熟したもは少なかったので、まだ未熟な固い赤く色づいたものを食べたのだろう。

動物食では、テンはムカデが大好きと言える。季節を問わずムカデが出てくる。
テン糞2では、小動物の毛が混じっていたので、注意しながら毛やヤマザクラの種子などを取り除いていくと、爪と骨がでてきた。モグラのものであった。
次回はこれらの内容物をアップする。

2016年6月4日土曜日

土曜日の晴天の朝  Blue sky in the morning of Saturday.

朝、5時半に目が覚めた。カーテンを開けると眩しい朝日が飛び込んきた。
トイレに行き、顔を洗い、パソコンのスイッチを入れた。が、ここで丹沢へ行こうと思う。
立ち上がったので、すぐシャットダウンし、山に行く用意を始める。
時間がどんどん過ぎ6時を過ぎた。もう、いつもの道具をザックとショルダーバックに詰める。
登山靴を履いていると連れ合いが見送りに出てくる。
慌てるようにして、車を出す。
ラジオをつけるとラジオ体操が始まった。
良かった!土曜日のせいか通勤渋滞はなかった。が、もう6時半を回っているので、
塩水橋付近は駐車の余地が無いだろう。次に行きたいところは伝導から雷平だが、ゲート前の駐車ができる場所ももう車で埋まっているだろう。大山方面は今日は気持ちが乗らない。
土山峠から清川トンネル・宮ケ瀬尾根に行こう決める。清川村のコンビニにお昼と買った時、
また、変わる。結局、水沢橋のゲート前の駐車場に車を置いて、伊勢沢を詰めて黍殻山を目指すことにした。が、車を置いて、GPSをセットしようとしたら、GPSを忘れてきたことに気が付く。
オオバアサガラがすごいシャンデリア状態なので、写真を撮っていた。
さらに、モミジイチゴがたわわに実っているので、それも写真を撮り。
2、3個を摘まんで口に放り込む。
左手に山盛り実を乗せてそれをガバっと口に容れる。旨い!

 そうだ。これを写真だ!と思い再び左の手の平にイチゴの実を山盛りに乗せ、写真を撮る。
すると、カメラのディスプレー画面に「写真は撮れるが記録はされない」と出る。
ん?どういうことだとSDカードを取り出してみようとおもったら、SDカードそのものが入ってない。
もう、ガックリ!
音見橋付近のオオバアサガラの花、ヤマグワの実を見てもどることにする。
途端に果実を食べたを思われるテン糞だ!
テン糞を3個見つけ拾う。
糞くらいなら携帯のカメラで撮れる。

以下の写真は携帯で撮った。
モミジイチゴの実、ニガイチゴはまだ蕾だ!
まだ、黒い実が少ないヤマグワ
ウツギが満開だった。きっと、塩水林道沿いは花盛りだろう。

昨夜は、行方不明だった北海道の大和君の発見を祝して飲んだ!
何だか、自分の息子か孫のように嬉しい!
ぼくは子供の頃、何度かお袋に家から放り出された。全て夕食時だ!
魚釣りで暗くなってから帰ったことで家に入れなかったことを覚えているが、
他は、何故放り出されたのか覚えていない。
物置で寒さを凌いだりしたものだ。
祖母が心配して裏口からこっそり中に入れてくれた。
そんなことを思い出しながら飲んだ!

2016年5月29日日曜日

ホタルブクロが咲きだした  The campanulla has bloomed.

今朝は気持ち良い日差しだ。
昼過ぎから新橋で高校時代の同窓生たちとの呑み会だ。
友人が北海道の山独活(ヤマウド)を採ってきてそれを料理して食べさせてくれると云うのだ。
飲み過ぎないように楽しんで来よう!

朝の光を浴びて庭の草木が生きいきしている。
庭のホタルブクロCampanulla punctataが咲きだした。
 これは、連れ合いが貰ってきたものだ。もう、狭い庭中、鉢の中にまで出ている。
 やはり、連れ合いが貰ってきたドクダミHouttuynia cordata 
どうも、これらの花が好きなようで毎年切り花にして花瓶に挿している。
その一方、ぼくがタネを蒔いて芽生えたものはことごとく抜かれてしまう。
朝しか陽が当たらない庭の隅にひょろひょうろと伸びていたヤマユリが今年も雑草のように出るホウチャクソウと思って抜かれてしまった。球根が残っていることを期待している。
球根さえ残っていれば来年もでてくる筈だ。出てきたら大事に囲ってあげよう。

2016年5月28日土曜日

榛ノ木丸で見つけたイノシシ糞とテン糞から出た物  The contents out of the scats of wild boar and marten in the Mt.Hannokimaru.

5月25日のルートで見つけた糞の内容物について:
下は歩いたルートで糞を見つけたGPS上の位置である。
林道では全く見付けられなかった。
帰路のルートで山頂から979メートル付近までは細尾根歩きなので糞があっても良いのだが、全く見付けられなかった。下りのせいだろうと考えている。

11:10、古いイノシシ糞①親指の太さ状の塊が5個
これは、拾った時は古いタヌキ糞と思ったのだ。
が、水洗いするとほとんど全てが10ミリ以下のイネ科草本のような植物だ!
イノシシ糞と結論した。

12:04、テン糞①
ミズキ蕾・花・果柄、小哺乳類毛、鳥類長さ4センチ羽根3本
ミズキの開花直前の蕾を食べたようで、半開きの小さな花もあった。
さらに、ヒミズを食べたと思われる毛がたくさん含まれており、さらに鳥の羽根(尾羽?)も3本あったので、ヒミズかヒメヒミズを丸飲みし、さらに巣立ち直後か直前のヒナを食べたようだ。

12:13、テン糞②
花芯と花弁(シロヤシオ、ヤマツヅジ、orツクバネウツギ)、双翅目(アブ科?)4匹
花芯を食べた糞を水洗いすると、花粉が溶けたような黄色っぽい液を洗い流すことになる。
そうすると、残渣として破れていない雄蕊の葯が出てくる。また、雌蕊の柱頭や花弁の一部と思われるものが出てくる。
チョウのように花の蜜を吸うのではなく、花芯ごと食べてしまっているようだ。
アブの腹部、胸部と4個の頭部が出てきた
下は出てきたアブの4個の頭部

12:27、テン糞③
花芯と花弁、双翅目アブ科1匹
頭部が1個でてきた。



2016年5月27日金曜日

早戸川林道沿いの木の花と実 The tree flowers and fruits along the Hayatogawa forest road.

5月25日の続き:
ヤブデマリも最盛期
久しぶりのシャンデリアのオオバアサガラ
 そのシャンデリア
これクマシデ?何だか穂が長い。サワシバか?バイカウツギの花が白く見える。
イタチハギだ!
 林道の沢側にヤマグワの実を見つけた。
が、まだまだだ!
 一つ採って口に放り込んだが、酸味もなく硬い。
コウゾもまだ未熟な実をつけている。
久しぶりにみたドクウツギの果実、熟すと真っ赤になる。
三日月橋の辺りではサルナシの雄花が咲いていた。
しかし、本間橋付近ではまだまだ固い蕾だった。
最後にアサギマダラが密を吸っていた大好きなバイカウツギを!
ヒラヒラ翅を動かして密を吸っていたが、ぼくがそっと近づいたのにも関わらず、、、。
 アップで!あれー、右の花にクモ君がいる。ハナグモの仲間だ!匂いに誘われてやってくるチョウや虫を待ち伏せしているんだ。


2016年5月26日木曜日

古希記念山登り Mountain Climbing for the memory of Koki "70 years birthday"

昨朝、目覚めて背伸びしたら腰や背の痛みがない。
ベッドから下りてトイレに行く、しゃがんでも咳をしても痛くない。
山行の準備をして、先ずは車を出す。6時だった。
運転しながら、今日は腰が心配だから林道歩きだけにしておこうと思う。
林道歩きなら伊勢沢林道だ!
途中で、いつものように気が変わり早戸川林道を走る。ゲート前の駐車スペースには既に車が満杯だ。戻って駐車し。7:55、歩き始める。
ゲートのところに工事の人がおり、2.5キロ先は土砂崩れで工事中だと教えてくれる。
曇り空で、湿っているようだが、山は乾いている。
丹沢の女王の高貴な香がする。
何本も林道沿いにバイカウツギが咲いている。丁度盛りだ!
あー、なんという香だろう!
工事場を過ぎてから、奥野林道終点の大平へ行くルートを確かめるために沢に下りる。
まだ、この時は今日は伝導まで歩こうと思っている。
 下りるルートは道がしっかりしているが、対岸側の道はどこか判らない。
まー、斜面を直登すれば良いのだ。
ここでコンビニで買った唐揚げを食べて朝飯代わりとする。
対岸の白い花はヤブデマリだ!
本間橋を過ぎ、魚止め橋を過ぎてから車のUターンスペースのところから林道へ這い上る。
汗がでる。
ヤブデマリが満開だ!
10:00、伝導に着き、ある地生ランを探す。無い、昨年も無かった。盗掘されたのだ!
榛ノ木丸に登ろうと決める。
雷平らへ行くルートの途中から古い仕事道に入る。
道は薄暗いスギ林の中に続く、山は乾いているのでヒルは出てこない。
ギンランがポツン、ポツンと咲いている。
クマ剥ぎの跡だ。これも新しい。
タヌキ糞やテン糞も拾う。
クワガタソウも咲いている。
これから榛の木丸から南東に走る主尾根出る。凄い風だ!
南からの強風に煽られながらモミやツツジ、アセビなどの尾根を登る。
12:16、蛭ヶ岳がすぐ目の前に見える。
 鳥屋森林組合の看板の横を過ぎて、山頂へ。
12:33、春ノ木丸で登頂記念
お昼のコンビニのお握りを一つ食べ、aminovatalを一袋飲み、脹脛の筋肉の引き攣りを防ぐ、つまり筋肉を柔らかくするエペリゾン塩酸塩剤を一錠飲む。
この下りは迷うことが多いので、地図と磁石で下る方向を確かめる。風が強いので一時も早く風が来ないところに避難したい。それに、どうもぼくが座っている辺りに小鳥の巣があるようで、小鳥がうるさいと叫びたいほどずーと警戒音を出し続けている。
「はい、はい、判った。ここを空けますよ!」っと小鳥に言って立ち上がる。
14:23、林道のヘアピンカーブがもうすぐ側のスギ林で、またも新しいクマ剥ぎの跡が、でもこれはちょっと面白い。ほんの一部しか剥されていない。
15:50、車を置いたところに辿り着く。
ゲート前の駐車スペースに5台あった車もぼくの車の横にあった車も無かった。
GPS上の距離では19キロ歩いたことになる。

2016年5月25日水曜日

虫たちの揺りかご  The cradles of insects.

20日の丹沢実習の続き:
シラキの枝にあった虫瘤を葉ごと取って休み台に置いて撮る。
シラキの新芽の部分にできたもののようだ。
双翅目タマバエ科CecidomyiidaeのシラキメタマバエAsphondylia sp.という昆虫が作った揺りかごで、卵が一個入っていた。
尚、このタマバエ科の英名をgall-midgeと言い、虫瘤(gall)を作るようだ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Cecidomyiidae

これはイタヤハマキチョッキリByctiscus venustusの揺り籠だ!
数枚のカエデの葉が巻かれている。中に、5個の卵が入っていた。
なんと、この幼虫は夏には土中で生活し秋には蛹になって冬を越すようだ。
http://www.d1.dion.ne.jp/~k_izawa/rhyn/byct.htm
昨年の5月に見つけたまだ新しい揺り籠
昆虫の生活史は多様だ!だから昆虫マニアになる人が多いのだろう。

今朝、目覚めると腰が痛くない。それでもゆっくりと身体を曲げてベッドから立ち上がった。
咳をしても腰が痛くないので、思いっきり咳ができる。

2016年5月24日火曜日

テン糞から出てきたモミジイチゴの果実  Fruits of bramble which were found in the scats of martens.

20日の丹沢実習の続き:
20日に拾ったテン糞から出てきた集合果は下のFig.1やFig.2のようなものであった。
始めは「ん?ヤマグワの実?」と思った。
でも、違うとすぐ思う。ヤマグワの集合果の場合は果柄が必ず付いている。
種子を乾かしてみるとこれはモミジイチゴの種子(Fig.3)だと判った。
Fig.1 テン糞②から出てきた集合果と種子
Fig.2 テン糞⑨から出てきた集合果と種子

この種子は乾かす前はまだ柔らかく、ピンセットで摘まむと潰れてしまいそうだった。
しかも、濡れているときはプックリして下のようは種皮の文様など見えなかった。
乾くとモミジイチゴ特有の文様が種皮に現われた。
Fig.3 集合果の中のモミジイチゴRubus palmatus種子

Fig1のテン糞②から出てきた集合果とFig.2のテン糞⑨から出てきたものと色が異なるのは、
種子の形状は変わらないので、糞が排泄された経過時間によるものだと考える。