「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2016年4月24日日曜日

丹沢実習:続き 林道終点から煤ケ谷まで見つけた物 Things that were found from the end of forest road to Susugya.

林道終点から南東に下っている尾根を登る。
先週の座学の時に、学生のスマホにはGPS機能がついた地図ソフトがついているので、スマホさえ持っていれば、もう、磁石を用いての地図の読み方など必要ないかな?っと思っていた。
しかし、学生たちの持っているスマホは地上電波が通じていなければ衛星からの電波をとらえられないということが分かった。別に地図GPS用のアプリをスマホにダウンロードする必要がある。
これらのアプリは様々なところで無料で配信している。

さて、林道終点からいよいよ山道に入る。3人には直登を命じる。残りはぼくの後について仕事道をジグザクに歩いて登っていく。途中、直登していたK.K君があまりにもバテテいるようなので交代させる。
10:30、宮ケ瀬尾根に辿り着き、10分休憩する。皆、暑さで汗だくだ!
今度は、先頭をR.M君だ。快調に下りていくが、ルートを見つけて歩くことだけで精一杯のようで、フィールドサインなどは素通りだ!
10:49、カモシカの食痕①だ!

鞍部で、タヌキの溜め糞①②だ!


11:13、再びカモシカの食痕②だ。

11:19、またもや、タヌキの溜め糞場③だ!

11:27、これはボクトウガの幼虫の糞だ!

11:28、シイタケを見つけた。嬉しい!

学生たちはどんどん先にいく。とうとう姿が見えなくなった。
しばらくは、危険な箇所は全くないから放っといても安心だ。
11:33、シカの角砥だ!

学生たちが不思議なミズキを辺りで休んでいる。
11:48、R.O君が不思議なミズキの太い横枝に飛びついて登る。さらにM.Hさんが登る。その前で皆で集合写真だ!あんなに強烈に差していた日差しがいつの間にか淡いものになっている。

予報通り、夕方からは雨になりそうだ。休憩&お昼にすると宣言する。
T.K君がマダニを見つけて持ってきた。
12:25、ぼくが座っていたすぐ側にフデリンドウが微笑んでいる。

12:30、出発だ。
12:42、熊ノ爪に着く。すぐ、稜線の東に進む。ここでは以前学生が足が竦んで動けなくなったので、ザイルで助けたことがあったので、今回は稜線歩きと斜面のトラバースに分け、さらに、峠の祠に行く鞍部のところでザイルを木に結び付ける。
今回の2年生は最近の学生には珍しいくらい皆、山歩きのバランスが良いし、軽やかだ。このクラスにはザイルは必要ないようだ。
13:14、カモシカの食痕③だ!

13:17、さらにカモシカの食痕④だ。この木の裏側はカモシカの角砥の痕もあった。

13:19、タヌキの溜め糞④だ。

13:20、物見峠に着く。
ここで、1)唐沢林道を行く 2)このままトラ斜面の登山路を行く 3)登ってから登山路を下る
の3コースを示す。学生の中には何人かは1)の舗装された林道を行きたがったが、結局、3)のコースになる。
3)ルートの最初の20分は階段の登りだ!キツイが、ここで弱音を吐かず、学生たちは互いに励まし合っている。嬉しい限りだ!
13:33、ミツバツツジが咲いていた。
学生たちは立ち止まらずにどんどん登る。
13:38、三峰山への稜線上で学生たちが待っていた。
煤ケ谷へ下る登山路がある道標まではもうすぐだ。
13:47、道標の前で集合写真
まだ、皆、元気そのものだ。ここから女子(ギャルと呼んで欲しいようだ)を先に行かせる。
ギャルたちは、身軽で早い早い。
煤ケ谷のシカ柵のゲートを閉めた時は14時55分、1時間ちょっとで下ってきた。
煤ケ谷の本厚木行きバスの時刻は確か毎時5分だ。学生たちに急ぐように声を張り上げる。
休耕田にカキドオシの花がたくさん咲いていた。写真を撮りたかったが急ぐ。舗装道路に出てから走る。十分間に合った。

下の地図は、堤川林道終点からのGPSの軌跡とそれぞれに上で示した地点である。

2016年4月23日土曜日

丹沢実習:堤川林道沿いで見た物  Things that were seen along the Tutumigawa forest road.

7:40分の本厚木行き発宮ケ瀬行きのバスに乗って、8時25分ごろ土山峠で降りた。
ゲート付近の水溜まりにはヤマアカガエルのオタマジャクシが固まっていた。
同じ場所で獲った我が家の庭のオタマの方が大きい。
ヤマブキの黄色の花がまだチラホラ咲いている。
ヨウシュヤマゴボウが伸び始め、テンナンショウの仲間が至る所に出ていた。
8:47、お!テン糞だ!
8:57、沢側の土手にアナグマかイノシシの掘り起こしの跡がある。
子供のイノシシの爪跡だ!
8:59、またも、テン糞だ!かなり古い、1ヶ月以上前のものかな?
もちろんゲット!
9:02、シソ科のキランソウだ!と思ったが、違う。タチキランソウだ!
9:10、ケシ科のムラサキケマンだ!
H.S君は植物に詳しい、昆虫の仲間でガに興味を持っていて幼虫の食草から草本を知るようになったようだ。そう、何か一つに興味を持つとそれから知りたいことが広がっていく。頑張れ!
9:11、ウワミズザクラの蕾だ!
9:18、T.K君が水が流れる林道上でヤマアカガエルを捕まえた。
おとなしくしているカエルの撮影会になる。
9:31、こんなに綺麗にたくさん咲いているヒメウツギは初めてだ!
9:35、コクサギも花を咲かせている。
学生たちはこの葉の匂いが好きだと言う。N.Kさんは葉を齧って味わっていた。
9:37、トウダイグサ科のアカメガシワは新葉が展開するのがどうして遅いのだろう。
9:40、サンショウの花は終わりかけている。
9:43、キブシの花も散りかけている。
9:56、マメ科のジャケツイバラの花はこれからだ。蕾が大きく膨らんでいる。
9:58、堤川林道の終点で、1時間遅れのA.Nさんが二人の先輩たちとやってくる。
ミズキは蕾だ!M.Hさんの名前は山好きの親からこの木の名前を貰ったようだ。
まだ、ミズキは蕾だ!
この林道終点から宮ケ瀬尾根を目差す。次回にアップする。

2016年4月22日金曜日

丹沢実習 Tanzawa outdoor exercise.

今日は、TCA専門学校の丹沢実習があった。
新2年生の初めての実習だ。
午前中は暑いくらいの気温であった。
山は新緑で覆われ、暑いくらいの気温で爽やかな風が吹いていた。
下は、宮ケ瀬尾根の不思議なミズキの前で集合写真。

沖縄に行っていたり、アルバイトがあったり、体調が悪いなどね欠席した学生が3人いたが、
卒業生が参加してくれて楽しく山を歩けた。
物見峠からの新緑の眺めだ!
堤川林道沿いではヒメウツギが咲き、ミツバウツギは下では終わっていたが、物見峠よりも高いところではまだ花が咲いていた。

とうとうヒルが出始め、学生たちは歩きながら獲っていた。また、上の不思議なミズキの付近でお昼にしたのだが、腹部が大きく膨らんだマダニがいた。
お昼時はブヨが飛び回り、耳や腕を刺された。いよいよ早くも夏が始まったようだ。

2016年4月16日土曜日

熊本の地震 The earthquake of Kumamoto area in Kyushu.

昨日から今朝にも、熊本一体において大きな地震が続いている。
2003年に卒業した教え子の一人のR.I(ウナ)が熊本にいるのを思い出しメールした。
昨日は勤めている会社がこの地震で休みになったので、実家のある宇土市に戻ったらしいのだ。
宇土市の鉄筋の市役所は、今回の地震で崩れかかっているのがニュース映像で出ている。
彼女と実家は大丈夫だったようだ。

教え子たちが沖縄から北海道までいる。日本は国土の8割が山岳地帯であり、火山爆発があり、地震があり、津波があり、台風がやってくるし、集中豪雨もある災害列島である。
この頃の災害は忘れない内にやってくる。絶えず、気を付けて皆で協力していきたいものだ。

庭のウメの木やナツツバキの枝に洋ラン類を部屋から出して吊り下げた。
ウメの木にはフウラン、カヤラン、ヨウラクランは年中吊り下げている。
ヨウラクランはブラシ状の花茎が伸びている。花はもうすぐだ。
カヤランに花が咲きだした。これはやまぼうしさんらからいただいたものの一部だ。
これは Isa隊員らと歩いていて林床に落ちていたものだ。
金沢文庫に住んでいる大学の後輩が、今朝家で採ったというフキを持ってきた。
連れ合いはその量を見て驚き、近所に電話をかけて届けている。
テレビでは熊本の地震のニュースが続けられている。

2016年4月12日火曜日

木の大きなタネ!  The big seeds of tree"Indian soapberry".

10日、湘南くじら館で渡辺尋志さんの彫刻を見た帰り、知人のところに寄るために
長後駅付近から境川沿いの古い家並みの小道を歩いていた。
足元に見慣れない果実が転がっている。
柿の実のようだが違う。ガラス細工のような果皮の中にタネが入っている。
上を見上げるとあった。これだ。房状に固まってたくさん実がついている。
こんな実をつける木は何だ?
その木はこんな樹皮をしている。
一つの果皮を破いてみた。凄く丈夫な果皮だ。簡単には破れない。
こんな大きな種子が出てきた。
な~んだ!あれだ!そう、あれだ! 
ムクロジSapindus mukorossだ!

今日から専門学校が始まった! From today, TCA Colledge for me has begun.

今日から、ぼくの新学期が始まった。
今年度も毎週火・金と葛西にあるTCA専門学校に通う。
この学校には、ぼくが担当する野生動物保護専攻は十数名の学生数だが、
飼育や獣医看護、トリマー、ドックトレーナーには多くの学生がおり、さらに海の動物や魚関係の専攻もある。
下の仔猫はエキゾチックショートヘアーという種類の今、テレビのコマーシャルなんかでも出ている流行りのネコのようだ。
獣医の先生たちが「可愛い、可愛い」と猫可愛がりしていたので携帯で撮らしてもらった。
イヌの狆やブルドック、あるいは金魚のランチュウと言い、育種家は妙な顔の動物を作り出し、それを人々は好むものだ。

2016年4月11日月曜日

テンの糞中の毛玉とスゲ   Fur ball (and/or hard mass of fur) and carex in the scats of marten.

下のテン糞は9日にアップしたリスの臼歯が含まれていたものだ。
この糞にはリスの毛と思われるものが多く含まれていた。
その中で、2個の毛の塊があった。
2つの毛の塊も石のように固く、とても毛だけで出来ているとは思われないような固さだ。
ピンセットで崩そうとしても固くてなかなか崩すことができない。
まるで、石か骨を芯にして毛がしっかり巻き付いたような感じだ。
でも、丁寧に崩していくと毛だけでできたものであり、芯になるようなものは見当たらない。
このような糞の中の固い毛の塊(毛玉)は、このテン糞ばかりでなく、タヌキの糞でも、哺乳類を食べたと思われる糞の中には多数の毛の他に直径5ミリ以上の毛玉が見つかることが多い。
たいていぼくは、この毛玉の中に動物を同定できる歯がないか毛玉を崩すのだが、必ず毛だけでできた塊なのである。

この毛の塊は、テン糞ばかりでなくタヌキ糞やアナグマ糞にも見られる。
ネットで、「糞 毛玉」で検索すると飼いウサギ、飼いネコ、飼いイヌに見られるようだ。
ウサギやネコはセルフグルーミングで自分の身体を舐めた時の自分の毛が毛玉となって排出されるようだ。
野生動物のテンやタヌキは自毛ではなく食物となった哺乳動物の毛である。
どのような理由によって石のように固い毛玉が作られるのだろうか?それが知りたい!
ウサギ、ネコ、イヌでは毛玉症という症状まであるようだ。
それを防ぐために猫草(イネ科植物)が売られているようだ。
イネ科植物を食べたネコは毛玉を糞として排出する。

この糞中に毛玉と一緒にスゲ類の葉が混じっていたのは、毛玉を糞として排泄するためだったのだ!このことは、野生動物は整腸作用としてのスゲ類を利用といえる。

2016年4月10日日曜日

渡辺尋志 作品展 2016.4/9(土)-4/24(日) 湘南くじら館  Watanabe,Hiroshi Works Exhibition

知人の彫刻家の渡辺尋志(わたなべ ひろし)さんが、我が家からそんなに離れてないところで
作品展を行ったので、お昼過ぎに見に行ってきた。
実は、早朝の散歩の時も「湘南くじら館」ってどこだろうと探しながらやってきたのだ。
http://www.shonanfujisawa.com/~kujira/
https://www.facebook.com/shonankujirakan
 その時に、「湘南くじら館」の上の看板と下の渡辺さんの作品展の案内ポスターを確認した。
入り口前に馬の怪物のようなものが椅子に座っている。朝には無かったものだ。
ドアは開いており、中に入ると周りに作品が展示されている。
 これは白い石を彫ったものだ。
「コンニチハ」という題の狸だ!
これを入り口の横に置いて置きたいと思った。


2016年4月9日土曜日

タヌキはテンよりも薬草を利用する。  Racoon dog eats the grasses as medecine more often than marten

昨日は高畑山から下りて、大棚沢駐車場から吹風トンネル手前のところの駐車場に車を置いた。
そこから三叉路まで歩いていく途中の歩道で見つけた2個のテン糞を見つけた。
その内の1個についてお話ししたい。

水洗いして0.5ミリメッシュの茶漉しに残った物は、
 4-8センチのスゲの仲間の単子葉5本、小哺乳類毛大半(この毛の中に1センチ位の石のように固まった毛玉2個:この毛玉については後日アップしたい)であった。
この糞で、興味深い内容物が二つある。一つは単子葉の葉の混入である。
これまで単子葉植物(スゲの仲間)の葉が糞中に混入していたのは6個の糞で見つかっており、
この内、タヌキ5個、ハクビシン1個、イノシシ1個であり、テン糞では初めて出てきたことになる。

但し、この記録は2014年3月7日からのものだ。それ以前にも糞の中に混入していたと思うのだが、糞を拾う時に間違って取り込んでしまったか、あるいは動物が地面に落ちている果実や節足動物類を食べる時に一緒に取り込んでしまったと考えていて、記録されていない。
2014年3月7日から現在(2016年4月8日)までに拾った糞の数は、
518個(タヌキ:99、テン:387、アナグマ:21、その他:11)である。
99個のタヌキ糞の中から5個に単子葉植物の細長い短冊状の葉が出てきたのだ。
これはタヌキ糞の5%がスゲの葉状の単子葉植物が数本混入していたことを物語っている。
一方、テン糞387個からは1個(0.26%)だけだ。

これらの単子葉植物はその量(7,8センチも長いものが1本から、3、4センチのものが3~7,8本)からしてタヌキやテンが無意識に食べてしまったのではないと考えられる。

飼い犬が散歩していて路傍の植物を噛み取って口に入れるのはしばしば見ることである。
これは、整腸作用の為と考えられている。さらに、M.ハフマン博士がマハレ山塊国立公園で発見したチンパンジーの薬草利用はあまりにも有名である。

イヌもチンパンジーも薬草を利用しているなら、タヌキやテンが利用しない筈がない。
タヌキ糞やテン糞から見られるスゲ類の葉の混入は、これらの野生動物たちが
イヌやチンパンジーと同じように薬草としてスゲ類の葉を利用していると考えざるを得ない。

タヌキの方がテンよりもスゲ類の草本を利用する割合が圧倒的に高い。
これは、タヌキの方がテンよりも体調が悪くなることが多いことがうかがえる。
タヌキの方が、テンよりも不衛生な物を食べていることと関係しているのだろう。

2016年4月8日金曜日

ミツバツツジを見に高取山へ   Climb to Mt.Takatori in order to see azalea "Rhododendron dilatatum".

今日は、鳥関係の訳本を数多く出しているT.Maruさんとミツバツツジを見に高取山へ行ってきた。
バス道路沿いの清川村の家々ではミツバツツジが咲き乱れているが、
山ではまだまだ蕾の状態だった。
来週末くらいには高取山や仏果山のミツバツツジも咲くことだろう。

ミツバツツジはまだ蕾だったが、マメザクラは丁度満開だった。
これは携帯で撮ったもの、、、。そう何とカメラを忘れたのだ。
一緒に行ったT.Maruさんに写真を託した。
 宮ケ瀬越えから高取山への登山道の木の幹が地上から1メートルくらいのところまで擦られて樹皮が剥けている。カモシカの角砥の痕だ!
汲沢へも行ったがダメ!キクザキイチゲの花弁は落ち、子房が膨らみ始めていた。
ミヤマカタバミが花弁を開いていた。
T.Maruさんは鳥に詳しいので、色々教えてくれるが、何せぼくは難聴だ。特に鳥の声、虫の音は耳を澄ましても聞こえない。しかし、今日はシジュウカラの警戒音、アオゲラの地鳴きの声などぼくにでも聞き取れる低い周波数の声を教わった。囀り(さえずり)の声は高い音なので聞こえづらいが、同じ鳥でも聞こえる鳴き方の音声があることを知った。

2016年4月7日木曜日

テン糞から出てきたリスの臼歯  Molars of squirrel which were found in scats of marten.

一昨日の伊勢沢歩きは、行きも帰りも霧雨模様だったが、行きにテン糞①を帰路にテン糞②を見つけ拾ってきた。

テン糞①9:12
ツバキ葯多数、トカゲorカナヘビ骨片・爪、リス骨片・臼歯

下は、糞から全ての骨片部分だけを取り出したもの。但し、臼歯は除いている。
爪がいくつか見られるが、これはトカゲorカナヘビのものだ。また、それらの骨片も混じっている。
哺乳類の骨片と両性・爬虫類の骨片との違いは、哺乳類の骨は密で頑丈であるが、両性・爬虫類のものはスカスカである。
赤丸をした骨片は頭蓋骨の一部なので、頭蓋骨が含まれていると、歯を念入りに探すことになる。

下の歯を見た時は、ヤマネの臼歯と思ったが、、、イヤ待てよと思い
阿部永著「日本産哺乳類頭骨図鑑」を調べる。
ヤマネの上顎臼歯ではない。シマリスの臼歯に似ている。
が、丹沢にシマリスは生息していないのでホンドリスということになる。
しかし、鈴木庸夫さんから貰ったリスのものに比べると少し小さめだ。
右端は歯根が2本あり、下顎の一本ある前臼歯だ。
左2個は歯根が3本だ。しかし、まだオトナになってない個体だったようで3本の歯根の末端部が
欠如している。
そうすると、リスのワカモノ個体ということになる。
ということはこの食べられたリスはいつ生まれたのかな?
ホンドリスSciurus lisに詳しいtake隊員お願いします。

もう一つのテン糞も毛でできたような糞だった。骨片を期待したが、、、、。
テン糞②12:12
小哺乳類の毛多数と砂礫

東丹沢山麓でテン糞を拾い始めて10年経つが、内容物として、リスの臼歯が出てきたのは初めてである。ヤマネは6回もあるが、リスはリス?を含めて4回ある。
ヤマネの6回は全て臼歯による同定であり、リスの4回は大腿骨などのアカネズミより明らかに大きい骨をリスとしていた。しかし、確かなものではない。
そのため、臼歯が出てきたのはすごく嬉しい。