「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2013年6月8日土曜日

2ヶ所にツチアケビの芽生えとメグスリノキ Galeola septentrinalis in two points and Nikko maple.

湖岸林道を歩いて、清川トンネルへの道標があるところから、整備された作業路を登っていくと、
最初のヘアピンカーブのところに毎年、ツチアケビの花が咲く。
今年は、3本でていた。咲くのはあと一か月後?
作業路は登山道以上に立派?になっているので、道に沿って歩いていくと湖に下りるようになる。
沢を渡ってすぐ鉄製の橋と梯子を渡るとすぐ上にカエデ科では珍しいメグスリノキが覆いかぶさっている。この木は葉にも葉柄にも毛がたくさん生えている。
作業路が立派になったのはここまでだ。
宮ケ瀬尾根に着くと、ここでもまるで登山道のように至土山峠・至清川トンネルの道標がある。
この尾根を南下していくとハリギリがある猿ヶ島があり、岩のピークを過ぎると
堤川林道終点とハタチガ沢林道終点の出合いの場になる。
さらに南下していくと、不思議なミズキを通り、熊の爪のピークとなる。
 
清川トンネルのある北の方向へぼくは足を向ける。
再び、作業路が立派に整備されている。
そんなとこにツチアケビが顔をだしていた。
清川トンネルには山梨ナンバーの車が停まっている。
経路の作業がされているんだ。
トンネル内にコウモリがいた筈であったが、探すことができなかった。
トンネルを出たら、今度は大型ダンプが土砂を運んできては捨てていた。
ダンプから逃れるようにハタチガ沢林道に足を向けた。

カモシカのスギ皮剥ぎ Scraping/striping the bark of Sugi cedar by Japanese serow.

5月17日に鍋嵐の帰路に宮ケ瀬尾根のスギ林でカモシカが座っていたことをアップした。
その時に見つけたスギ皮が剥かれていた。カモシカの仕業であろうと述べたが、、、。
この時は、カモシカが根元に下顎の歯を当てて引っ張って剥すと思った。
しかし、今回(6月6日)は2カ所でシカの警戒音と聞き、ハタチガワ沢では親子ジカをみた。
今回も同じコースを下りたが、スギの樹皮剥ぎの跡が著しく増えている。
5月17日には2本だけだったが、わずか21日間あまりの内に、歩くコースに気が付いただけでも10本近くのスギの皮が剥かれていた。
         
皮が剥かれた痕に歯を当てて擦った跡が付いている。
下の左の樹皮は林床から1mくらいの高さで少しだけ剥されている。
で、幹の上方に剥かれているのではなく、下方に10㎝くらい剥してやめている。
これは、顔を横に向けて、下顎の歯を幹に縦に差し込み、剥したと思われる。
疑問なのは、樹皮を剥いて何をしたのか?残った木質部の幹に歯型が付いているのは
木質部の幹を歯でこするようにして舐めたからだろう。
剥かれた全ての皮が残っているわけでもないので、剥された樹皮の一部はそのまま食べられた可能性が高い。これらは、すべてカモシカがやったとは思われない。シカも剥いただろう。
歯型だけをみると巾が細いものばかりだ。しかし、歯型が残った幹についていないものもある。
 
しかし、下の4例は同じ杉林だが、上の例と異なる。ノウサギの仕業だ。
初夏なのにノウサギには食べる草や適当な高さの幼木が無いのだ。
そのため、スギの根元の樹皮まで齧って食べてしまっている。
剥したのではなく、齧って食べてしまったため樹皮が辺りに残っていない。
 
  
丹沢山塊の森は、ノウサギにまで食物欠乏をもたらしているだ。
下草が無いことは、ノウサギばかりでなく草本類を食草とする昆虫類にも大きな影響を及ぼしていることはまちがいない。当然、昆虫類を食べる鳥たちや両性・爬虫類にも影響し、さらにはそれらを食べる哺乳類にも大きな影響を及ぼしているんだ。

2013年6月7日金曜日

クマに出会った場所に親子ジカ  Mother and her infant sika deer in the vally where I met black bears.

清川トンネルを越えハタチガ沢林道をゆっくり歩き、登った。
HPのトップページに載っているクマに出会った所にきた。
(2010年7月2日アップ)
あの日から、クマに出会った場所が見える場所にくるとクマ親子がいた対岸の谷底をのぞきみることが多い。
しばらく見ていると動く物がわかる。シカだ!
このカメラのテストなのでちょうど良い。ここで粘ってシカを撮ってみよう。
光学50倍で1200ミリの望遠相当になるということなので、撮ってみる。
手持ちで1200ミリは無理なので、林道のアスファルト路面に置き、ぼくは腹這いになる。
それでも画面が揺れるので、1200ミリはやめ600ミリくらいにして撮る。
メスジカだ!採食に夢中だ!
ん?小鹿もいる。4月くらいに生まれた個体か?一心に草を探して食べている。
初夏なのに木の芽は芽吹いて葉をつけているが、シカたちが低い木の葉や草は食べるので
日当たり斜面にも関わらず下草や下方の木の枝の葉が無い。
食べる、食べる。 
白い大きな尾がなんとも愛らしい。 
上にいる個体は母親だろう。
お母さんジカが上から降りてきて、少し移動しようと誘っているようだ。 
全体が撮れるように倍率を下げた。 
ピントが合っているのもあるのに、拡大すると荒くなる。
今回は、静止画の容量を5Mに設定した。10Mや20Mにも設定できるので、
遠方の動物を撮る時は10Mくらいにした方が良いのかな?
このソニーのCyber-shot DSC-HX300、ぼくのように荷物を背負って山を歩きながら、
花に接近したり、ウンチを撮ったり、このように動物を撮ったりして、ブログや本などに載せるような写真に使うには良いのかな?一眼レフはレンズ交換があるので、山では対応しきれないし重い。
この後、親子ジカが移動していくので、今度は一脚に固定して撮ってます。
これらの写真は次回にします。
 
梅雨だがカラッとしており、家を出る時、靴下に十分に飽和食塩水を噴霧していったせいもあるがヒルにはやられなかった。シカは1時間近く見ていた。
その後、誰も来ない林道上で大の字になって昼寝をした。

2013年6月6日木曜日

宮ヶ瀬尾根着

家を出たのは6時過ぎ、清川村に7時過ぎ土山峠で歩き出したのが7時35分。
あるあるたくさんある。
サル糞、テン糞、ハクビシンの糞、果実の種子が入っている。
シカが二ヵ所で警戒音をあげる。
10時近くになってようやく宮ヶ瀬尾根だ。

紫陽花の色 The color of Hydrangea.

昨日、学校から帰ってきてお昼を食べ、我が家の近くの小田急線の踏切間の線路沿いにある道を
散歩した。線路の回りには傍の家やお店の人々が植えた花々が咲き誇っている。
 上は藤沢方面に向かって湘南台駅を見る。
こんな鮮やかな朱色のフヨウが咲いている。 
 これはマーガレットかな?
下は、我が家の紫陽花、色づき始めたが雨が降らないので色が濃い感じだ。 
 
今日も雨ナシのようなので、土山峠に行ってみよう。
清川トンネルをくぐり、ハタチガ沢林道を歩き、宮ケ瀬尾根に登り、堤川林道を歩いてこよう。
実は、カメラの試し撮りなのだ。一眼レフは山を歩き回るぼくにはレンズ交換が面倒で、2台カメラを持ち歩いたが、これも不便、専門学校の動物カメラマンであるH先生のおすすめのデジカメだ。
なんと、4万円以下だ!



2013年6月5日水曜日

大きなペット? A big pet or companion animal?

新学期に入ってから専門学校でウマが飼われるようになった。
北海道生まれのぼくから見るとこのウマが可哀想に思える。
 
運送業をしている家の友人がいた。
当時の運送業は荷馬車で荷物を運んでいた。
彼の家には厩舎があって、3、4頭の馬が飼われていた。
厩舎の二階は馬の餌となる枯草が山のように積んであった。
厩舎の裏には馬糞がまた山のように積んであった。
ぼくは友人と馬の下に入ったり、乗ったり、二階の枯草の山や馬糞の山で遊んだ。
仕事が無い馬は厩舎の中で休んでいたが、いざ鞍をつけられて外に引き出されると
これが厩舎の中にいた馬かと思うほど目が輝き、たくましく感じた。
馬ながらにこれから荷物を乗せて引っ張るという意識に変わっていくのが分かった。
 
馬はもちろん道産子で荷車を引く仕事用の家畜であった。
原野に草刈に行く時も何回か馬車に乗ってついて行った。
そんな時の馬は大きな車の荷車であるが、軽やかな足取りであった。
厩舎で寝転がっているよりも、外に出て原野の中を歩くことが楽しがっているように思えた。
 
しかし、専門学校で飼われ始めた馬は、草むらの中を歩き回ることはおろか、外を歩くこともできない。これから狭い空間で暮らしていくのだ。
ぼくが写真を撮ってると、この馬は柵を何度か蹴った。
外へ出たいという気持ちを表していると感じた。
 
人に飼われる動物は、ぼくらの食糧になる家畜や、使役される馬や牛、愛玩動物としてのペットや伴侶としてのコンパニオン・アニマルがあるが、それぞれ人の都合で動物たちを扱っているにすぎない。飼うならできるだけその動物が生活していたような環境で飼いたいものだ。
動物たちもぼくらと同じ哺乳類であり、喜び悲しみを知っている。

2013年6月4日火曜日

テン糞の内容物  The contents of marten's scats.


5月31日金曜日の宮ケ瀬から金沢林道の往復で見つけた糞である。

 9時31分、テン糞①
長さ18ミリの植物繊維と1ミリ前後の植物質、さらに草本の茎(ハルジョオンの茎?、長さ4ミリ)が残った。大半が0.5ミリメッシュの網目から流れた。
 15時42分、テン糞②
甲虫の外骨格多数、ムカデ1匹分の外骨格と脚

 
テン糞①はハルジョオンの花食いをしたのかな?ハルジョオンを気にして見たことがないが、注意しなければいけない。テン糞②は土壌動物と云われる節足動物食いである。
 
テンたちはまだキイチゴやヤマグワ食いになってはいない。湖岸林道沿いのモミジイチゴやニガイチゴはまだ熟していないのがかなりあったが、クサイチゴは見つけた一株は大きな熟した実をつけていた。クワはまだまだ大半がピンク色から赤で、黒熟しているのは少なかった。
今週辺りからこれらの果実食になるだろう。、

身体が硬くなっている!My body has become hard!

身体が非常に硬くなってきている。
靴下を履くとき、靴の紐を結ぶときや足の爪を切るときに、身体を前に屈めるのが苦痛に感じる。
何よりも丹沢でスパッツのゴムを登山靴の底に
回す時、もう無理・不可能、誰か助けてと叫びたいくらいだ。
 
子供の頃から前屈は苦手で指先がようやく着くくらいだった。
が、それでも靴下や足の爪を切るときに苦痛と感じたことはなかった。
 
当初はメタボで腹に肉がいっぱいついたためだと思っていた。
だが、違うのだ、相撲取りはあんなに腹が出ているのに、ぼくよりはるかに柔らかい。
それと、「丹沢サル観察し隊」の皆さんと1月に大山に登ったとき、アイゼンをつけるときに、痩せているKさんがうーん、うーんと唸っている。どうしたのと聞くと最近お腹が出てきたようで、前屈が難しくなったと云う。イヤ、お腹ではない、身体が硬くなったんだ!と云うと、彼女も子供の頃から身体が硬かったと云う。
前屈ばかりでなく、左右にも曲げてストレッチをして柔らかくしなければ、病気になる前に身体が固まって動けなくなる。
腹筋や背筋もすごく落ちている。老年になるということは、筋力はどんどん落ち、
身体はどんどん固くなるんだ。
腕立て伏せをやってみた。なんと1回がようやくできるだけだ。
腹筋はがんばって5回だった。これはダメだ。
毎朝、前屈を含めたストレッチと腕立て伏せと腹筋をしなければ!
幸い、毎週丹沢を歩いているので、足腰はOKだ。


2013年6月3日月曜日

青い果実 The young fruits of variable trees.

5月31日の実習では、山の幸を少し頂いた。
モミジイチゴの黄色の果実、ニガイチゴの赤い果実、クサイチゴの大きくて真っ赤な果実、
さらにヤマグワの黒紫になった果実。それとウグイスカグラの橙色の実、どれも甘くおいしい。
学生たちは知らないので、ぼくが率先して食べて教える。
積極的に採ろうとしない女子には採って渡す。一粒のキイチゴの実で白い歯がこぼれる。
そんな笑顔を見るのが大好きだ!
キブシの青い実だ。
ダンコウバイの青い実だ。 
コクサギの実だ!
サルトリイバラの青い実だ。 
これらの青い実は、誰もがこれ食べられる?とは聞いてこない。
緑色の果実は未熟で美味しくないと判るのだ。
もちろん、チドリノキの果実や下のオオバヤシャブシの木の実も聞いてこない。
オオバヤシャブシ 
しかし、これには???食べられそうと思ったのだ。
学生たちはウグイスカグラの実を見て、食べられるかどうか迷っていた。
赤い色の果実は食べられそうというイメージを持つのはどうしてだろうか?
クワの実は赤よりも黒っぽくなった方がはるかに甘い。
しかし、いくら赤い実や黒い実でも、マムシグサあるいはヨウシュヤマゴボウやマルミノヤマゴボウ、さらにはドクウツギやゴンズイの実をおいしそうとは感じなく、
かえって毒々しい気味悪い感じがする。
ぼくは、北海道生まれなので、このような植物には子供の頃接しなかった。
初めて見たときも食べてみたいと思わなかった。
 
そのため、数年前の学生がマムシグサのあの実を果茎ごと口に容れて咬むとは
考えたこともなかった。その学生は咬んだだけで、口内が細い針で刺されるような痛さに襲われ、
口を閉じることもできず。口を下にしてヨダレをだらだら流すだけだった。
うがいをすることもできない状態だった。
もちろん、話しもできないので、ぼくが質問をして学生は携帯で状態を説明してくれた。
もちろん、救急病院だ。彼とは、メールで毎日その状況を知らせてもらった。
一週間以上口内の不快感が取れなかったのだ。
一咬みしただけで、果汁は飲んでいないのだ。
 
シュウ酸カルシュームの針状の結晶が柔らかい皮膚に刺さるようだ。死亡する例もあったようだ。こんな危ないものを食べて、その状態を試しているブログがある。
その試験によると、真っ赤に熟した実よりまだ青みがかった実の汁を舐めただけで、飛び上がるほどの痛さに襲われたようだ。

2013年6月2日日曜日

ヨウシュヤマゴボウが食べられている! The pokeweed has been eaten!

宮ケ瀬ビジターセンターの前から湖岸林道に入っていくと、
林道山側の石垣の上や下に生えているヨウシュヤマゴボウがシカかカモシカに
食べられている。一本や二本ではなく、もうかなりたくさん食べられていた。
ヨウシュヤマゴボウは有毒植物であるようだが、これはどうしたことか?
ミヤマシキミもシカは食べるがそれと同じことか?
 シカかカモシカのどちらかが食べたのだが、茎やその先の新葉が食べられている。歯型などを詳しく見てこなかった。もし、葉が食べられていたなら、誰が食べたのは判ったと思うので、
ちょっと残念だ。
どうもフィールドワーカとしての資質が、暑かったり疲れたりすると、すご消失してしまう。
 
初夏なのにこのような有毒植物のヨウシュヤマゴボウを食べたのは、
やはり春が過ぎ夏が近づいてきても草本類が少ないないので、仕方なくヨウシュヤマゴボウを食べるようになったのだろうか?でも、その回りに結構草本が生えているではないか?
あるいは、シカやカモシカにとっては結構イケル食べ物なのかな?
 もっとも、この若い茎や葉を湯がいて、毒を抜いてから食べる人が日本人の中にもいるようだ。
あるいは、あの紫色の果実を噛み潰して果汁を味わいながら
10個ほど食べているブログ報告も載っている。
 ぼくは、これは草本なのでカモシカではなくシカではないかと思っている。
あー、歯型を見てくるんだった。気力が載らない時でも奮い立たせて動かなければ、
こうやって後悔する。

2013年6月1日土曜日

この虫は? What's these bugs?

昨日は、天気が良かったが、少し草むらや枯れ枝や枯草の吹き溜まりのようなところを歩くと、
すぐヒルに襲われた。
ヒルの心配のない、金沢の堰堤上の河原でお昼にした。
お昼の海苔弁を食べながらふと前の枝を見ると、何だかちょっとおかしい。
近寄ってみると、わー、何だ!この虫たちは?と声が出てしまった。 
気味が悪いので小さくアップ。クリック拡大!
ゴキブリの幼虫のような姿だ!
この木はオオバヤシャブシである。
この虫は何だろう?
昼食後は念入りに靴下に飽和食塩水を噴霧した効果でヒルには無縁になった。
昼食後、鳥観察班と骨(死骸)探索班に分かれた。
もちろん、ぼくは骨探索班だ。女子2名、男子5名の班となる。
当初は、お昼を食べた河原を遡上することにしたが、面倒なので途中から林道を歩く。
林道終点の河原の岩場で、学生たちはヒル避けに没頭だ。
血を吸われて血が止まらないHi君やOga君、Chuさんは念入りに靴下をチェック。
皆、ヒルが気になるようだ。
ぼくは、沢の流れの中の大岩の上でうつらうつら休憩。
前もって、もし〇〇を見つけたらぼくがもらうなどと、取らぬタヌキの皮算用をしたのが間違いだった。シカの脚の骨さえ転がってはおらず。
鳥班との連絡も取れず、みな、足取り重くと宮ケ瀬のバス停に向かう。