2020年4月17日金曜日

栂立ノ頭から  From Mt.Tshugadatenokashira

栂立ノ頭から少し下ったところでテン糞1だ。随分古いが拾う。辺りに適当な葉が無いので探しているとなんとテン糞1から2メートルも離れていないところにテン糞2だ。この辺りは岩場が多いので糞が枯葉などに隠されないで剥き出しになっている。
図1. 10:57 テン糞1
図2. テン糞2
相模原市と清川村の境界の杭のプラスチックの赤い帽子が何者かによって齧られている。右の小さな杭の頭はガブリと齧り取られている。味がするのかな?歯型が残っている。右の小さな杭の齧られた歯型は、10円玉の10の1の幅よりも少し広い。テンやタヌキなどの食肉目の前歯は細いので、彼らの前歯の痕ではない、幅の広さからノウサギの前歯かもしれない。でも、どうしてノウサギが齧るんだ?
図3. 11:06 境界の杭を齧ったのは誰?
尾根を登っていくと今度はタヌキのタメ糞だ。タヌキのタメ糞を見つけた時はできるだけ新しい糞塊(糞粒)を拾うことにしている。ここでは、右端の灰色のヤツだ。
図4. 11:11 タヌキ糞だ!
今度はテン糞(図5)だ。栂立ノ頭まではテン糞やタヌキ糞は1個も見つけられなかったのにどうしてここではこんなに見つかるのか?ちょっと謎だ!でも、すぐ判った!この辺りはスギの植林帯の中ではないのだ。栂立ノ頭まではシカ柵に沿ってスギ林の中を歩いてきたのだ。
テン糞3個にタヌキ糞2個を見つけたので、安堵感のようなものが生まれ、来た方を振り返ると、宮ヶ瀬湖がすぐ側に見える(図6)。
図5. 11:34 テン糞3
図6. 11:39 宮ヶ瀬湖が遠望できる
目的の1043ピークまでもうひと踏ん張りだ。おー、〇〇〇シの堀跡がある。○○〇シは何故かこの針葉樹の根を掘り起こす。根の樹皮を食べたり、根を食べたりしている。ただ、それだけではない。この根の周りに特別なものが生息しているのかもしれない。何故、この針葉樹の根なのか?
図7.11:57 根元を掘り起こされている
図7'. この針葉樹だ!
なだらかな高原のようなところで、今までカモシカかシカが休んでいた場所があった(図8)。足跡が幾つかあった。シカだ!風が冷たく強い。身体が冷えるのでベルトに挟んでいた帽子を被る。正面に雪に覆われた蛭ヶ岳が見える(図9)。風が冷たいのもうなづける。しかし、今日は温かくなるというので上の下着は半袖シャツだ。1043ピークには杭も標識も無い。Geographycaで現在地を確認する。1043ピークに立っていることを確認する。このGeographycaは頼りになる。地図とコンパスとGeographicaは山での不安を解消する三種の品物だ!
すぐ前には本間ノ頭が見える(図10)。雪が被っている。風の当たらないところでお昼にしようとうろちょろしていたら、残雪を見つけた(図11)。寒い筈だ!
図8. 12:16 ここで2頭のシカ休んだんだ!
図8’. シカの足跡がある
図9. 12:22 蛭ヶ岳が雪を被っている
図10. 12:31 本間の頭も雪だ
図11. 12:32 残雪あり
風の当たらないところの木陰に移動して、お昼だ。ガスでお湯を沸かし、カップラーメンを食べる。カップラーメンが熱くて旨い。ラーメンを完食する。13時に出発だ。来たルートを戻る前に地図を出してこのピークと栂立ノ頭と888ピークとの交差する300メートルくらいのところにコンパスの縁を当て歩く方向を決める。間違って888ピークの方に下りてしまう可能性があるので、目測してあの木まで100m、あのピンクのテープまで100mと距離を測りながら歩く。交差点でGeographycaで現在地を見る。おー、ドンピシャだ!ここで再び地図とコンパスを取り出し、コンパスの縁を交差点と栂立ノ頭に当て、円盤(リング)を回して地図の磁北線に合わせる。もう、コンパスの大きな赤い矢印を見て進めば良いのだ(ぼくのコンパスはSUUNTO製)。尾根の下りは注意しないとすぐ道迷いとなるので、コンパスと地図で磁北線合わせとしっかりやらいないとダメだ。しかし、スマホの無料ソフトGeographycaはスマホの電池切れにならない限りどこでも使え現在地が判る優れ物だ。紹介してくれた教え子のTommyっくんとこのソフトの開発者に感謝だ!
図13. 13:26 誰の食痕かな?歯型が判るね!
図13'. 
シカかカモシカに倒木の樹皮が噛み取られていた(図13)。前歯の幅の広さを10円玉を置いたので、判るね。これは誰が噛んだのかな?
さらに下っていくと新しいテン糞だ。側にあったシキミの葉をちぎり取って置く(図14)。
図14. 13:55 テン糞4
栂立ノ頭を過ぎて30分くらい歩くと、タヌキ糞(図15)だ。往きの時どうしてこの糞に気づかなかったのだろう。六百沢ノ頭に到達する直前の登りの箇所で境界線の杭がやはり何者かに齧られている(図16)。
図15. 14:37 タヌキ糞2
図16.境界線の杭の頭を齧るヤツはだれ?
六百沢ノ頭で小休憩をする。ちょっと下ったとこにデジ袋にゴミが容れられて捨てられている(図17)。ここまで来て食べたり飲んだりした空になった物を持ち帰らないなんて、それともこれは取りに来るつもりで分かり易い所に置いたのかな?ミツバツツジが咲き始めている(図18)。
16時前にタロベエ峰をに着き、下るに下って33号鉄塔下を過ぎ、林道に下り立ったのが16時半だった。ここから車はすぐだ!帰宅は18時だったので、連れ合いからイェローカードを出される。携帯を持って行くのを忘れたのだ。
図17. 15:07 ゴミ?
図18. ミツバツツジ
今日は、歯医者の定期検診だった。新規受付はしていないようだ。先ず手を消毒。歯医者はイヤだ!口を開けて若い女性歯科技工士の云うがままにならなければいけない。歯科技工士も年寄りの口の中を覗くのはイヤだろう。屈辱感でいっぱいになった頃終わる。ホッとする。今度は7月だ!

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