この2、3日、以前知人から貰って骨にしたメジロとホオジロを見ている。鳥類の骨は哺乳類のものと似ているようで違う。
胸椎はほぼ一つに合体し(図3,4)、腰椎や仙椎、寛骨も一つになっている(図1)。
哺乳類でも老齢化した個体の仙椎や寛骨が癒合・合体している場合もあるので、そう不思議でもない。
図1. メジロの複合仙骨 腹側から
図2.メジロの複合仙骨 背側から
一つになった胸骨は竜骨突起となって張り出して、内臓全体を受け止めている(図2、3)。
図3.胸骨 左側面から
図4.胸骨 底面から
鳥の前肢は羽根となって飛び回れる。
ここで、興味深いのは、首の骨の頸椎は一つ一つバラバラでハトの12個からガチョウの18個まである。
しかし、「胸椎(ハトの7個からガチョウの9個)は一つに癒合し」、さらに、最後の胸椎と全ての腰椎、全ての仙椎と数個の尾椎が癒合し、さらに寛骨も癒合して複合仙骨(図1,2)となっている(加藤嘉太郎著 家畜比較解剖図説 養賢堂)。
と書かれているが、メジロやホオジロの胸椎は一個一個離れている。これは晒骨する時に壊してしまったのだろうか?
どうも、ハトやニワトリのような大きさの鳥は胸椎は一つに癒合しているようだが、小鳥は癒合していないのではないだろうか?
標本がホオジロとメジロだけの2個体分だけなのでなんとも云い難い。
哺乳類は、首、背、腰を前後左右に動かすことができるが、鳥類は首と尾だけに可動性があり、他の椎骨は固定して動かすことが出来ないのだ!
胸椎はほぼ一つに合体し(図3,4)、腰椎や仙椎、寛骨も一つになっている(図1)。
哺乳類でも老齢化した個体の仙椎や寛骨が癒合・合体している場合もあるので、そう不思議でもない。
図1. メジロの複合仙骨 腹側から
図2.メジロの複合仙骨 背側から
一つになった胸骨は竜骨突起となって張り出して、内臓全体を受け止めている(図2、3)。
図3.胸骨 左側面から
図4.胸骨 底面から
鳥の前肢は羽根となって飛び回れる。
ここで、興味深いのは、首の骨の頸椎は一つ一つバラバラでハトの12個からガチョウの18個まである。
しかし、「胸椎(ハトの7個からガチョウの9個)は一つに癒合し」、さらに、最後の胸椎と全ての腰椎、全ての仙椎と数個の尾椎が癒合し、さらに寛骨も癒合して複合仙骨(図1,2)となっている(加藤嘉太郎著 家畜比較解剖図説 養賢堂)。
と書かれているが、メジロやホオジロの胸椎は一個一個離れている。これは晒骨する時に壊してしまったのだろうか?
どうも、ハトやニワトリのような大きさの鳥は胸椎は一つに癒合しているようだが、小鳥は癒合していないのではないだろうか?
標本がホオジロとメジロだけの2個体分だけなのでなんとも云い難い。
哺乳類は、首、背、腰を前後左右に動かすことができるが、鳥類は首と尾だけに可動性があり、他の椎骨は固定して動かすことが出来ないのだ!