2017年4月27日木曜日

堤川林道・宮ケ瀬尾根での糞の内容物  The scat's contents in the Tsutsumigawa forest road and the Miyagase ridge.

4月21日の専門学校の丹沢実習で、堤川林道・宮ケ瀬尾根・猿ヶ島・土山峠を歩いた時に見つけ拾ってきたテン糞、タヌキ糞の内容物についてアップする。
土山峠から林道に入る手前のところでイタチ糞を見つける。久しぶりのイタチ糞だ。内容物が楽しみだ。しかし、帰宅してからバックの中を探しても見当たらない。大事な糞を落としてしまった。テン糞やタヌキ糞の全てを拾ってきたからイタチが何を食べているか楽しみだったのに!がっかりだ!
8:49 イタチ糞

10:13 テン糞①
甲虫外翅・外骨格・脚、モリアオガエルorシュレーゲルの骨・歯(次回にアップ)

12:53 タヌキ糞①
キブシ種子、昆虫脚・外骨格、節足動物外皮、腐葉砕片

13:37 タヌキ糞②
幅10mm長さ45mmの幼虫の外皮?、腐葉砕片、節足動物外骨格
  
13:46 テン糞②
哺乳類毛0.5~2センチ・骨片・カギ爪8個(次回にアップ)

13:50 タヌキ糞③
キブシ種子、腐葉砕片、節足動物外皮・脚

14:24 タヌキ糞④
骨片(カエル?)、腐葉砕片、土砂

14:27 テン糞③
ムカデ脚付き外皮4cm、ゲジゲジ外皮・2,3cm脚14本

14:45 タヌキ糞⑤
腐葉砕片、カエル?骨片、土砂

15:05 タヌキ糞⑥
シカ毛・骨片・腱、腐葉砕片、土砂

16:44 テン糞④
キブシ種子、腐葉砕片、ビニール(1x2cm)

テン糞①から④とタヌキ糞①~⑥の10個の糞の内容物を下の表にした。また、糞を見つけた地点を下に図示した。
タヌキ糞の全てに腐葉の砕片が混入するが、テン糞では④だけである。また、タヌキ糞の半分では土砂が混じるがテン糞ではなかった。
テン糞①、②、③とも動物食だけの糞であり、4月になってからのものであると思われる。テン糞④はキブシや腐葉砕片さらにビニールなどが混入し、厳冬期のもので人が捨てた物をも食べている。タヌキは厳冬期と同じように腐葉層を漁り、手当たり次第に食べていることが判る。カエルの骨片はヒキガエルのものかもしれない。
テン糞①から歯が、テン糞②から哺乳類のカギ爪が出てきたので次回にアップしたい。

4月21日のルートとタヌキ糞、テン糞、イタチ糞があった地点

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