2016年11月23日水曜日

ハクビシンが葛西駅の近くに!   Masked palm civet inhabits near Kasai station!

昨日、福島沖の地震のニュースTVで見た後、専門学校へ行ったら、教務部長のEguchiさんが、
こんなものがあるとぼくに見せてくれたものがあった。
糞だ!Eguchiさんは柿のタネが入っていると言う。
こんな都会の中に野生動物の糞だ!ハクビシンPaguma larvataだろう(Fig.1)。
この場所は2階の出口の屋根に当たる部分だ。
Fig.1 ぼくがお昼休みに携帯で撮ったもの。

下の写真を見ると柿のタネがあるのが判る。
どうもこの場所は、ハクビシンが3回か4回ここに来て糞をしているようだ。
ハクビシンは同じ場所をトイレとして何度か使う。
それぞれの糞塊を拾って、水洗い分析をして内容物を確かめたい。
今週、金曜日は野生動物専攻クラスの座学の授業があるので、水洗いをして何を食べているのか調べさせよう。皆でやれば1時間もあれば十分だ!
カキの種子以外に何が出てくるかな?
Fig.2 飼育専攻2年のH君が14日(月)に撮った糞の状態

H君が撮った足跡からもハクビシンものに間違いないだろう。
2012年10月20日にアップした我が家のベランダの手摺りに残された足跡をこうです。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2012/10/masked-palm-civet-again.html
Fig.3 H君が撮った足跡

地上からこの屋根まで登れるように建物の壁に沿って土管があり、それにはたくさんの足跡が付いている。 
Fig.4 H君が撮った土管の周りの足跡

ぼくが、通っているTCA専門学校は西葛西駅と葛西駅の中程にあり、高架となっている東西線のすぐ側であり、辺りはビルだらけの都会の中だ。
ここは、西は荒川に、東は江戸川に挟まれた場所でもある。
こんな草木がないような場所にもハクビシンは進出し、生息しているんだ。
移入動物で農作物を荒らし、家屋の屋根裏に侵入する害獣だ!
その生態の少しでも野生動物専攻の学生たちが知ることができそうだ。
Fig.5 TCA専門学校の場所(黄色の〇)、Google mapから

都会の野生哺乳動物?と云うと半世紀前はドブネズミだった。
が、今は、ドブネズミは見かけなくなり、アブラコウモリとハクビシンということになるのかな?
アライグマもそのうち見つかるかな?



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