丹沢実習、タヌキ糞、テン糞の続き
アナグマ糞
久しぶりのアナグマ糞だ!
「祠の峠」でお昼と食べているときに、アシスタントのMatu君から、「熊ノ爪」から下りてきたところの鞍部に糞があったっと教えてくれたので、食後二人で戻って拾ってきたのだ。
ガレ場の斜面に少し穴を掘り、そこに少し排泄し、その下に写真の塊をしていた。
この内の二塊を採ってきた。
早朝か前夜排泄されたようで、表面だけ固くなっていたがとても柔らかであった。
洗うとハグロクロバエBibio tenebrosusの幼虫の殻がそのまま入っていた。
全部で79匹だ。もし、下の写真の前部拾ってきたなら200匹を超えたかな?
ハグロケバエの幼虫は冬季は雪の下で越冬したということになる。
5月になると羽化するので、動物たちにとっては大変な御馳走だ。
幼虫たちは集団で生活し、どうも枯れ葉や動物糞や死骸を食べながら移動するようだ。
幼虫たちの大集団は見た目はエ!と驚く。
下は昨年10月17日の梅ノ木尾根で
ハグロケバエの幼虫は上の写真のような状態で、集団で採食移動すると云うのだから凄い!
枯れ葉や死骸を食べて土の戻して移動していく、ものすごい自然の還元者である。
土に戻らない物を作り上げる人間は、存在だけで自然破壊者だ。
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