2015年4月27日月曜日

テン糞内容物は?  What are the contents of marten's droppings?

24日の専門学校の丹沢実習で、テン糞を3個見つけた。

テン糞①
ネズミ科動物毛骨片脛骨腓骨寛骨部分
これは、いかにもScent-Marking「匂い付け」というものであった。堤川林道に転がっていた岩の上にあった。もう少し、脛骨と腓骨や寛骨の部分があったならネズミ亜科かハタネズミ亜科くらいの区別はできたであろう。
テン糞②
キブシ種子、昆虫脚、トカゲ歯骨片
今、トカゲ、カナヘビ、ヤモリの歯を見比べていたので、哺乳類や鳥類以外骨片の中にトカゲの歯を見つけた時は「ヤッタ!」という気持ちになった。
テン糞③
キブシ種子果肉果皮、ハグロケバエ幼虫4匹
イモムシ状の抜け殻を洗っている時は、ムカデと思ったが、机の上に乗せて見て外皮に短い毛があるので、ハグロケバエと結論付けた。
それは、今回見つけたアナグマの糞がハグロケバエの塊のようなものだったので見比べるまでもなくハグロケバエと結論したのだ。

タヌキ糞の内容物もそうであったが、テン糞にもキブシの種子が3個中2個にも混じっている。
しかし、トカゲはタヌキ糞にもみられ、また、ハグロケバエの幼虫はアナグマ糞にも多数みられた。
ハグロケバエは積雪下で枯れ葉などの腐葉土の中で幼虫状態で越冬したのだ。

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