昨日、午前中の涼しい時に例のフクロウのペリットを十能一杯分調べた。
庭にいる蚊に刺されないように、蚊取り線香を左右に2個並べ、
さらにジーパンを履き、厚手の長袖シャツを着て帽子を被り首にはタオルを巻いて、
さらに、虫除けスプレーを首や顔、手首にして万全を期している。
だが、ヤブカはやってくる。先ず、唇をやられ、瞼をやられる。
汗で首筋の虫除けが流れたのか耳を刺され、首を刺され、ギブアップだ。
庭の水道栓での糞洗いもそうだが、冬は手が寒さでやられ、春は雨にやられ、
夏は蚊にやられる。早くヤブカがいなくなる秋が来てほしい。
さて、骨や歯を拾い出して、乾かし、方眼紙に並べた。
僕の部屋はエアコンはつけない。
部屋の中でも汗が出てくる。
そう、北海道釧路出身のぼくが初めて夏の東京を過ごした時、
東京はヒトの住むところではないと感じて、帰省した。
じっとしているだけで汗が出るなんていうことは釧路の生活ではなかったのだ。
それがどうだ。真夏の奥湯河原の森の中でサルを追い続ける生活をしたため、
夏の暑さに慣れてしまった。汗が流れ落ちるのが気持ち良く感じるまでになったのだ。
下の骨片や歯について少し、解説したい。
モグラ、ヒミズ、トガリネズミ科、及びハタネズミ亜科(スミスネズミ)やネズミ亜科の寛骨、大腿骨、脛骨、腓骨、上腕骨、橈骨、尺骨、頸椎骨や切歯や臼歯、モグラの鎌状骨もあり、トリ(上段中央右よりの骨)のものも混じっていた。
右上の臼歯を拡大した。
右側はハタネズミ亜科の臼歯。
左側の下部分の11個はネズミ亜科の臼歯、
左側の上4個は、モグラ科の第四前臼歯や前臼歯である。
ペリットはまだ、半分以上ある。一体、どのくらいの年数のペリットがあったのだろう。
暑い夏が夏らしくて好きだ。
涼しい秋がくると忘れ物をしたように物悲しくなる。
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