道東生まれのぼくにとっては夏の田圃のイメージは次のようなものだ。
田圃には水が引かれ、田にはカエルやフナやドジョウなどがいる。
高校を卒業してこちらに来るまで夏の稲田を見たことがなかった。
高2の修学旅行で稲刈りの終わった秋の奈良の田圃を見たことはある。
試験の採点が一段落したので、気分晴らしに引地川沿いの散歩に出かけた。
田圃は温かい水でうまり苔状のウキクサが水面に浮かび、オモダカの白い花と矢じりのように尖った葉が涼しげだった。オモダカを欲しいと思った。
っと!何か動くものがカエル?っと思ったらアメリカザリガニだった。
キアゲハだ!子供の頃釧路湿原で見たものはもっと大きかったと思う。
せっかくピントが合ったと思ったら飛び立ってしまった。
シオカラトンボだ。オスかな?
シオカラトンボが飛び立ったと思ったら、イネの根元にアメリカザリガニがガサゴソと出てきた。
コヤツぼくがカメラを向けるとぼくの気配を感じて静かに後ずさりして逃げた。
メスのシオカラトンボのムギワラトンボかな?っと思ったが、シオカラトンボだ。
しかし、コヤツ先ほどは胸から腹まで白っぽかったのに胸は黒っぽい。
コヤツ、ぼくが動くとすぐ飛び上がる。が、すぐ戻る。
正面から狙う。飛び上がったが戻ってくれる。
こんなにも羽を下にさげているんだ。
こうやって餌となる小昆虫を狙っているのかな?
おーおー!網を張るだけで餌を取れるナガコガネグモだ。
この網のはりかたがジョロウグモとは違う。
いかにも絡んだようなジグザグのトンボやチョウたちを誤魔化す網を張り、
本体は見えずらい細い糸を張り巡らしている。
なかなかの使い手だ!
こやつ、ぼくが動き回ってもまったく動じず。
キアゲハやシオカラトンボ、アメリカザリガニとはヒトに対する対応の仕方が違うのだ。
クモを食べる小鳥はいないのかな?
サルを追っていて顔に覆いかぶさるクモの網を思い出した。
ちょっと田圃の周りを歩いただけで夏の田圃の生き物たちが見える。
これに、カエルにミズスマシやゲンゴロウ、さらにはホタルやイモリなどがいたら、
ぼくの子供の頃の内地の田圃のイメージだ。
もっとも、もう少し念入りに歩けば見つけられたのかもしれない。
さー、頑張って試験の評価付けをWeb入力しよう。