白銀林道沿いのフクロウの巣があった樹洞の底に溜まっていたペリットを
バケツ一杯ほど掘り出してきた。
量が多いので、コップ一杯ずつくらいを取ってその内容物を調べている。
Fig.1以外の骨片はFig.3の鉢受けのものである。
昨日の午前中から庭の水道栓の前に座って主だった目についた骨片を取出し、
水に浸けて、静かに掻き回して1時間ほど放置した後、浮いた浮遊物を静かに流しては水を加え、浮遊物を流しは水を加えていきながら、目についた骨や歯をピンセットで取り出した。
最後に、残った石や骨を一緒に鉢受けに移し。
部屋の机の上で骨や歯をピンセットで摘まみだす。
で、洗って乾かし、主だった歯や骨を方眼紙に並べたのがFig.1である。
A:頭骨の一部で下の3個は側頭骨である。
B:上顎骨で全てはネズミ亜科のものだ。
C:上腕骨で左端がモグラのもので、他はネズミ科のもの。
D:尺骨である。E:寛骨の一部である。F:大腿骨である。
G:脛骨と尺骨だ。H:橈骨だ。I:上の左端がネズミ科の肩甲骨の一部、上中が哺乳類や鳥類の脊椎ではない。上右はカギ爪を持つ動物の第一指骨の部分と肋骨で、下の大きいのは
下顎の関節突起の部分(リスかな?)。
J:左の大きいのは大腿骨の下が膝に近い方の部分だ。まだ若い個体のようで、軟骨部分が外れてない。他は、哺乳類の骨ではない。K:不明である。
Fig.1
A:スミスネズミの臼歯である。B:モグラの臼歯であり、右下はモグラの前臼歯だ。
C:ネズミ亜科の臼歯である。
D:ネズミ科の上顎切歯、E:ネズミ科の下顎切歯
F:ネズミ亜科の下顎骨。G:上はジネズミの下顎骨、中はヒミズの下顎骨、下はモグラ下顎骨。
Fig.2
未分類の骨片
Fig.3
今回でてきた、Fig.1のJ左の大きな大腿骨の一部。リスの可能性が高い。
また、同じくFig.1のJの右の二個はカエルのものかも知れない。
持ってきたペリットはゴミ袋2つに入ったが、ペリットの上層に当たる部分の袋は
あと、4、5回で終わりそうだ。終わらしたい!
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