2014年5月31日土曜日

アイヌネギの花  The flower of a alpine leek.

5月のGWが終わった週に、釧路の妹からアイヌネギ(ギョウジャニンニク)が送られてきた。
ぼくはアイヌネギが大好きだ。
酢味噌和え、天婦羅、炒め物、生でサラダとして食べる。
濡れた新聞紙で包んでビニール袋に容れて冷蔵庫の野菜室に置いておくと、1ヶ月はもつ。
もつどころか、冷蔵庫の中で成長さえするのだ。
一昨日みたら白黄色の蕾が伸びていたので、それをコップに挿した。
今朝、花が咲いている。
花が匂う。このアイヌネギの匂い(ニンニクの匂い)を出している。
今年はアイヌネギがたくさん送られてきたが、みな葉が展開して伸びすぎているようなものばかりで少しがっかりした。今年の釧路地方は4月下旬があたたかく例年よりも早く伸びたようだ。
それでもぼくが心待ちにしているだろうと送ってきた。
このアイヌネギを味わってもらおうと先ず隣人にそして友人・知人にお裾分けした。
釧路の実家では親父が庭植えにしてそれを送ってくれていた時もあった。
もう、ほんの20本くらい残っているので、あと2回は楽しめそうだ。

庭の紫陽花が咲き始めている。
昨日は、本厚木の居酒屋でフジTVのもとプロデューサーと友人のEnoさんと三人で飲んだ。
帰宅してから喉が痛く、今朝目覚めても喉が痛い。うがいを何度もしたら、喉のいがらっぽさが無くなった。居酒屋はタバコの煙が立ちこめており、また、もとプロデューサーも相変わらずのチェーンスモーキングであったため、タバコの煙に喉を傷めたのだ。
もう、タバコの煙が立ち込める居酒屋での呑み会は断ろう。

2014年5月30日金曜日

伊勢沢林道・音見沢の6個のテン糞 Six marten's scats that were founded in the Isezawa forest road & the Otomi stream.

19日(月)の伊勢沢林道の続き
拾ったテン糞の内容物についてです。
下のGPS軌跡図の①から⑥はテン糞を見つけた地点です。
①地点から⑤地点までは舗装された林道上でテン糞を見つけました。
②、③、④、⑤の4地点はほぼ250メートル以内におさまります。

7:55①
30分以内にしたと思われる。指でつまみ上げるのが難しかった。
植物軟質雄蕊雌蕊?たくさん、膜翅目頭部胸部
8:20 ②
羽毛たくさん骨片少し、植物軟質①と同じ、ムカデ外皮、脚、節足動物外骨格
8:23 ③
植物軟質①と同じもの、甲虫脚
8:28 ④
植物軟質①と同じもの、羽毛たくさん、羽毛軸、ムカデ外皮
8:33 ⑤
羽毛多数、爪5個、嘴、骨片
10:18 ⑥これも1,2時間以内にしたと思われる。軟らかかった。
植物軟質①と同じもの、羽毛軸たくさん骨片、ムカデ3センチ4匹、外皮、脚頭部、
今回のテン糞6個中5個から軟らかい黄土色の長さ2,3ミリの植物質が大量に出てきた。
雄蕊の部分ではないかと思っている。
さらに、4個からは鳥の羽毛や骨片が混じっていた。
これらの鳥は巣立ち前後の雛鳥ではないかと考えられる。
羽毛が、産毛状のものが多数をしめていた。

過去のデーターをなるべく振り返らないようにしているが、今回、植物質の軟らかい小さな黄土色の2、3ミリの破片がたくさん含まれていた、過去データーをみると、5月に不明な軟らかい植物質の物、花弁が噛み砕かれた物、不明植物繊維あるいはただ不明植物質という記載が多い。
同じものを指していると思われる。
これが植物の花の部位だとは考えているが、なんの花なのかわからない。
こんどは水洗い後のその不明植物質を撮ってここにアップしたいが、、、、。

2014年5月29日木曜日

これからの白い花  The white tree's flowers that will be bloom from now.

 26日の伊勢沢林道の続き
音見橋の付近のオオバアサガラのシャンデリアの花は6月中旬かな? 
ウツギの花も6月中頃かな? 
 クマノミズキの花はまだこのような蕾であった。

昨日、25年?ぶりにChizukoさんにあった。彼女は房総の高宕山のサルで卒論を書き、
上智の大学院では大島のタイワンザルを研究テーマにしていた。
そんな彼女が今は辻堂で鍼灸師「湘南みどりの治療室」をやっているというのだ。
久しぶりの再会なので、どのようになっているか恐ろしくもあったが、
学生の頃の目と微笑みを見て懐かしく、4時間があっという間に過ぎてしまった。
6時に会い、気が付いたら9時半を過ぎていた。
ぼくの喘息、冷え症、浮腫み、難聴を、ぼくが咳をして、舌を見せただけであて
食事の摂り方などを教えてくれた。
なんとそれがテンやイタチたちの食事の仕方と似ているのだ。
まだ、上手くは言い表せないが、テンたちが植物食が主であり動物食は付け足しなのは身体の維持の上からも意味があることと考えられる。

2014年5月28日水曜日

ウツギという名前をもつ木 The trees which are named Utsugi in Japanese.

26日の伊勢沢林道沿いにはさまざまな白い木の花が咲いていた。
ユキノシタ科のガクウツギ、マルバウツギ、バラ科のコゴメウツギ、スイカズラ科のニシキウツギ、 ヤブデマリそしてミツバウツギ科のミツバウツギだった。
この林道周辺では丹沢の女王のバイカウツギは見たことがない。
○○サクラと名がつくものにはバラ科だけではないが、
○○ウツギと名がつくものもこの他にもドクウツギ科のドクウツギがある。
ウツギそのものはまだ蕾であった。来週あたりに咲き始めるかな?

ガクウツギ:ユキノシタ科
コゴメウツギ:バラ科
 ニシキウツギ:スイカズラ科
 マルバウツギ:ユキノシタ科
 ミツバウツギ:ミツバウツギ科
 ヤブデマリ:スイカズラ科


2014年5月27日火曜日

ヒルが消えた? The leech has disappeared?

GPSの軌跡だ。
音見橋からそのまま林道を上がり沢に入る。また、自動カメラが設置されていた。
これでぼくがまた写っているんだろう。
伊勢沢林道にきたのは、丹沢に向かう途中で、
「そうだそろそろネコとタヌキの骨を取り出そう」と思ったからだ。
が、黄色のテープを貼った木を見つけることが出来なかった。
何度も何度も行ったり来たりして目を凝らしてもダメだ。
死骸を隠して目印として石や大きな木を置いたり、テープを目印にするのだが、
これで、何度目だろうか?記憶が曖昧になるというよりも
あたりの景色が3月の残雪があったころとまるっきり変わってしまっている。
伊勢沢林道沿いに隠したタヌキとネコの死骸を諦めて、音見沢に入る。
ヒルが多いのでこの沢は歩いたことがない。
しかし、今年は何だかヒルがあまり見当たらないので、沢を歩くことにする。
すぐ、二又に沢が分れる。
右の方をいくことにする。
転がっている岩を避けたり、倒木をくぐったりしながらいく。
途中で、尾根の登ることにする。
尾根に出てまもなく、こんなに赤い花のツヅジがあるのか?と思うほど綺麗だ。 
ヤマツヅジなんだろうが、これまでみる褪せたような赤さの花とは少し違う感じがする。
このツツジを見ながら餡ドウナツを1個食べる。
この尾根は音見沢本流を左に見て登るのだ。
途中でこの尾根がぶつかる東西に走る主尾根を歩いてくる登山者見えたので、
咳払いを何度もして気づかせる。
 シカ柵のこの扉を開けて主尾根にでる。が、見かけた登山者はどこへ行ったのか登ってこない。
地図上のどこに着いたのか確かめるために、主尾根を少し登ってみる。
以前、2、3度上から下りてきたことある尾根だ。
戻って尾根を下っていくと、あの登山者が太い木の陰にまるで隠れるようにして休んでいる。
きっと、ぼくが予期しないところから登ってきたので、驚いただろう。
あるいは不審な登山者と思ったのかもしれない。
「こんにちは」と声を掛けると「こんにちは!」と返してきた。
立ち止まると気味悪がられると思ったので、そのまま斜面をトラバースして
「熊の平」の尾根を下りて音見沢にでた。
帰路も黄色テープを探したがダメだった。
今年はヒルの活動が遅れている?それともあの大雪で死んだ?
沢歩きをしたのに、一匹も出逢わなかった。
で、過去ログを調べた。5月下旬までは毎年ヒルがいたりいなかったりだ。
6月まで待ってみよう。大雪で死ぬなんていうのは甘すぎるか!



2014年5月26日月曜日

我が家のビオトープ  A biotope in my small garden.

我が家の小さい小さい庭に小さい小さい睡蓮鉢とさらに小さい水鉢がある。
睡蓮鉢と並んで水鉢が置いてある。
時々、ヒヨドリやシジュウカラなどが睡蓮鉢で水浴びをする。
睡蓮鉢には相模川で獲ってきた一匹のヨシノボリが3年間くらいいた。
このところは4月下旬になるとグーピーを泳がしている。
ハクビシンがウンチをしたのも睡蓮鉢である。
水鉢には時々丹沢のアカガエルの卵を容れている。
顔を出しているのがそのアカガエルであり、一昨年からここに棲みついている。
昨年は産んだ卵塊は有精卵で、大量にオタマが孵ったが、今年産んだ卵塊は無精卵だった。
浮草は花屋で買った浮草だ。この浮草、冬季には絶滅するかと思ったが持ちこたえ増えている。
先ほど、見たらびっくりだ。カエルとは5センチも離れてないところにヤゴがいる。
ん?脱皮した抜け殻か?っと思って庭にでて触ると移動する。
小さな小さな水鉢なのにヤゴまでいるとは、昨年トンボが卵を産んだということだ。
庭を掘って、プランターを埋めてそれに水を入れて動物たちの憩いの場にしたいが、
その広さを確保できない。

今朝5時半に家をでて伊勢沢林道から音見沢を詰めてみた。
最初は丹沢の女王のバイカウツギに会いに行ったのだが、途中で気が代わたのだ。

2014年5月25日日曜日

初めて見つかったコウモリの骨  A bat's mandible and teeth which were found for the first time in the marten's scats.

17日の丹沢山付近歩きで見つけたテン糞から出てきた内容物の骨や歯について:
この糞は標高1050m付近の尾根にあった。
テン糞①から出てきた歯や骨片である。
Aはアカネズミかヒメネズミの切歯である。
Bは下顎骨である。Cは臼歯である。DとEは初めはヒミズの切歯かと思った。
Fは頭蓋骨の骨片だ。Gは脊椎骨だ。★は爪だ
B、C、Dを拡大した。
Cの部分の臼歯は4本あり、どれも歯根が2本である。
Bの下顎の歯並びを見るため、縦に並べてボンドで止めた。
この4つの下顎はどれも齧歯目のものでも、トガリネズミ科のものでもない。
当初はヒミズのものかと思ったが、手持ちのヒミズやジネズミの下顎と照らし合わせても違う。
で、唯一の小翼手目のユビナガコウモリの頭骨を見た。
コウモリだ!ヒナコウモリ科Vespertilionidaeの仲間の下顎だ!
 ヒミズUrotrichus talpoidesの下顎
 ユビナガコウモリMiniopterus fuliginosusの下顎
イヤ、見れば見るほどわからなくなったのだ。
一番上の写真のDとEは歯は尖っており根本でちょっと小さな突起があり、歯根は1つだ。このような形状を持つ歯は、切歯・犬歯・第一前臼歯に見られる。
ジネズミやヒミズでは切歯となるが、似ていない。もちろん齧歯目は問題外だ。
ユビナガコウモリの犬歯ににているが、さらに下顎を立てた写真のBの臼歯は???
やはり、ヒナコウモリ科ということになるがどうだろうか?
で、阿部永著「日本産哺乳類頭骨図説」北大出版をみた。
Bの臼歯はチチブコウモリやウサギコウモリのものに似ている。
では、★印の爪はヒミズのものに似ているが、誰の爪?
うぅーん、わからない!降参だ!
いずれにしてもコウモリの下顎や臼歯が動物の糞の内容物として見つかったのは初めてだ。
テンに食べられたコウモリは、テンが登れてあるいは跳び上がって捕まえられるような洞穴に潜んでいたのであろう。となると木の洞穴か!

このテンは、切歯からアカネズミ属、爪からヒメorヒミズ、下顎と臼歯からヒナコウモリ科の動物を食べたと思われるが、、、、。

あー、脊椎骨が出ているので、それも合わせて考えなければいけない。
しかし、脊椎骨から目(Order)の違いさえまだまったくわからない。
「犠牲者は誰だ?アウトドア探偵の糞探し」には哺乳類も不確実、まだまだですね。

2014年5月24日土曜日

テイカカズラが咲きだしている。 The star jasmine comes into bloom.

我が家にあるテイカカズラはスイカズラと同じ年に挿し木したものだが、
スイカズラは庭に置いていたらそのまま寝ずいてしまった。しかし、テイカカズラは駐車場前の砂利の上に置いてあるのでときどき鉢を動かすので鉢の中の土と水分だけで生育している。
ときどき鉢の土が乾き弱っていることもある。そのため成長が悪い。
しかし、もう4、5年前からテイカカズラはスイカズラ同様甘い香りを漂わせてくれる。
ぼくは、どうも花々の甘い香りに魅かれる。 
花を一輪とってお猪口に挿し机の前に置いた。
テイカカズラは切るとゴムノキやトウダイグサ、シラキを切った時のように白い汁を出す。
どうもこの汁は有毒のようだ。
花はまるで風車のようだ。中心部が粘液状に輝きがある。

テン糞  The marten’s scats.

一週間前の土曜日の丹沢山付近の散策の続き
テン糞の分析だ。これまでに見たこともない下顎と臼歯がでてきた。
テン糞①13:38
キブシ種子多数、小哺乳類毛多数骨片アカネズミ切歯不明下顎臼歯、膜翅目翅、甲虫(オサムシ?)頭部外骨格
テン糞②13:46
ミズキ蕾多数、羽毛1センチ以下3本
テン糞③13:50
ミズキ蕾多数、小哺乳類毛少し脊椎骨1個、ムカデ2センチ外骨格
テン糞②、と③にはミズキの蕾が多数入っていた。
①にはキブシの種子が含まれ、①、②、③とも動物の羽毛や毛が含まれていた。
①の小哺乳類にはアカネズミの切歯が入っていたが、下顎の臼歯はネズミ科の動物のものではないので、今、同定中だ。
③の小哺乳類の脊椎骨が1個だけなので、まだ、ぼくは脊椎骨から小哺乳類を同定できない。


2014年5月23日金曜日

タヌキ糞の内容物 The contents in racoon dog's scats.

17日に見つけたタヌキ糞
タヌキ糞①7:34
シカ毛、甲虫外羽肢外骨格、サワガニ脚外骨格、
タヌキ糞②13:32
キブシ種子、脈翅目翅1肢、カエル?骨片
タヌキ糞③15:36
甲虫害骨格脚、カエル?骨片
これらの三ケ所のタヌキ糞はいずれも糞塊の7割ちかくが茶漉しの0.5ミリメッシュから洗い流れる土砂であり、残った2割くらいが腐葉の切れ端であり、1割くらいが上にアップしたそれぞれの区別できるものであった。
①からシカ毛が出てきたが骨片はみつからなかった。大雪で餓死したシカを食べたようだ。
②と③からはカエルの骨だろうと思われるものがでてきた。
 ②から出てきた骨片、右の部分は骨片だが、左の板状の破片はまるでカメの甲羅の一部のようでもある。焼いてみたがそのままの焼けて白くもろくなり匂いがしない。何か不明だ。
③からでてきた骨片、②や③の骨はまるでプラスチックで作ったように薄っぺらで軽く、
このような形状の骨は哺乳類の肋骨、指骨や尾骨に似ているが全くことなる。
そんな訳でカエル?とした訳だ。
カエルの死体を拾わなければ、我が家のカエル君がちゃんと庭の水鉢で一生を終えてくれれば
その骨をとれるのだが、今朝も顔を出している。

2014年5月22日木曜日

スイカズラの花がいっぱい!  Plenty of honeysuckle's flowers!

先ほど、庭の水道栓で17日のタヌキ糞3個とテン糞2個を洗った。
洗っている最中、微風とともにスイカズラの香が漂う。
部屋に入って、糞の内容物を選り分けていると風向きによって
網戸を通して良い香りが漂ってくる。
糞は水洗いしても臭いので、プラの鉢受けを一つづつ机の上に置いて選り分ける。
ようやくタヌキの3個が終わった。
テン糞の分析はお昼を食べてからにしよう。

ヤマウツボ

17日の続きです。
ゴマノハグサ科のヤマウツボだ。
毎年この時季に樹林の林床に咲き出る腐生植物だ。
昨日は2時過ぎから10時頃までなんと8時間も飲みつづけてしまった。
ビールに始まり、ワインとなりウィスキーで終わった。
ウィスキーは一人でボトル一本をほぼ飲んでしまった。
それでも千鳥足にはならなかったのは、美味しい鍋焼きうどんを食べたからだろう。
しかし、夜中喉が渇いて水を飲み、さらに今朝も喉が渇き水を飲んだ。
ぼくは楽しい酒はいつも度を超してしまう。
適度なところで止められない。ダメな性格だ!

2月の大雪の時に清川のIさん宅の側を流れる沢に、
ヨウラクランとカヤランが着生している杉の枯れ木が落ちていたようで、
育ててみてはとそれらをいただいた。
二つは枝ごと鉢に挿してミズゴケでおさえた。
  もう一つはミズキの木の間に杉の枝ごと挿し込んでおさえたり、
枝ごと木にシュロ縄でしばりつけた。
以後、毎朝その様子を見ている。
カヤランよりもヨウラクランは湿気を必要としそうだ。
上手く育ってくれると良いのだが、、、、。