2013年9月15日日曜日

イスタンブールとカッパドキア -トルコを思う- Istanbul and Cappadocia -Thinking about Turkey-

東京が2020年のオリンピック開催地となり、このところ毎日ようにテレビでは
東京オリンピックのことが話題にされている。
開催地を巡って争ったイスタンブールは気の毒でならない。
トルコはECの各国となんら変わらないくらい、否、一部の欧州の国以上に経済が発展していて賑やかである。
(2009年8月のイスタンブール)
イスラム教の国ではまだ一度もオリンピックは開催されていない。
トルコは、ゆるやかなイスラム色の国である。
招致のためのデモンストレーションの場で、
東京がイスタンブールを押したならばどんなに素敵だっただろうか!
東京開催が決まって、まもなくカッパドキアで二人の日本人女学生が事件に巻き込まれ、
一人が亡くなった。
(2009年8月のカッパドキア)
このことに関して、トルコの人たちが、日本人へ謝るプラカードを掲げた
デモ行進を行ったのをテレビニュースで見た。
何というのだろう。言葉にはできない。すごい感動だ。
日本人がトルコ人をあるいは他国の人を殺して、デモ行進して謝るだろうか?
トルコは日本に対して好意をもっているのは知っていた。
それは、1980年(明治23年)にトルコの軍艦が和歌山沖で遭難した。
この時、和歌山の人たちが献身的にトルコ人の乗組員たちを助けたことで、
トルコ人の日本への友好関係が芽生えたと云われている。
僅か、一人二人の人の行為によって、状況は変わることもあるが、
日本人の一人として、トルコ人への気持ちに応えていきたいものだ。


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