昨日、連れ合いと林道を歩いた時、堤川林道の雪面上や湖岸沿いの林道の雪面上にも動物の毛があった。それぞれ一カ所だけであった。
ここで、この毛の持ち主は横たわったようだ。
シカの毛と考えられる。
シカは、この林道の雪上に横たわって休養したのだ。
雪に埋もれた風が吹きさらしの林道は、快適とは云えないだろう。でも、今は野良犬(ノイヌ)もいないし、猟師の格好さえ覚えていれば外敵となるものはいない。だから、見つけられやすい林道でも横たわって休息することができるんだ。
女子柔道選手の監督からのパワハラや体罰がテレビで取り上げられている。
さらに、大阪の高校の顧問教員による体育科の体罰が問題となっている。
その前にも大相撲のある部屋での体罰が問題となった。
どうも、体罰やパワハラは日本のスポーツ界ばかりでなくあらゆる社会にあるように思われる。
テレビ界の局と下請けの会社との関係、あるいは芸能界に当たり前のようにある苛めやパワーハラスメント、これらは狭い社会の中ならどこにでも見られることである。
受験生が鉢巻を締めて頑張る姿、運動とは関係なくグランドを走らせれたりする罰などにみられるような気合を入れるという指導。それを日本の社会全体が容認しているのだ。典型的なのが、アントニオ猪木によって喜んでビンタをもらう人たちがいることであり、「気合だ!気合だ!」と鼓舞する女子レスレスリングのお父さんがマスコミで持て囃されていることなのだ。
何故か、指導する立場の人たちは精神力で解決できることがあると思っているようだ。
適切な指導のもとにスポーツでも会社の仕事でも、勉強でも行われていたら、精神力など持ち出さなくとも良いはずである。
この気合や精神力の鼓舞が体罰やパワハラという形で表われてきている。