2013年1月22日火曜日

大山登山(2)  The Ooyama climbing(2)

大山の山頂は、平日の駅前の人混みのようだ。
トイレの裏や鉄塔の方にも、雪がないところはご覧のように
登山者がお昼を広げている。
ここで、登山者が偶然見えなくなった頃合いを見計らっての登頂記念写真。
じっとしていると寒いので、ヤビツ峠方面から下社へ向かうコースをとる。
調子良く下っていたら、左足の太腿が攣る。
エ!どうして?という思いだ。登り口からスポーツドリンクを飲んでいたのだ。
幸い、2度攣っただけで治まった。これからは、もう少し飲むことにしよう。
シカのメスグループに逢う。
静かに寄る。シカたちは警戒音を出さないばかりか落ち着いたものだ。
ここは、参観を兼ねた登山者たちが多いので、大山は禁猟区となっているのだろう。
15メートルくらいのところの登山道から撮る。
4、5メートル下って撮る。
さらに、アップして撮る。木の根の樹皮を齧っている個体がいる。
 シカはアカンボウがメスなら母親のもとに残って一緒に生活する。
しかし、オスは性成熟前に母親のもとから追い出される。
だから、シカは母系血縁集団(メスグループ)を形成する。
晩秋の発情季がやってくると、オス間の戦いで勝ち抜いた個体が
メスグループに入って、メスたちと交尾し、発情季が終わると出て行く。
メスグループではもっとも老齢のメスがリーダーシップをとっていると考えられる。
 
こうやって、シカを観察できるのは歩いてきた喜びを噛みしめる時である。
しかし、今、丹沢では増えたシカによって草木が食べられて、地肌が剝き出しになっている。
 
シカを5分くらい見て、また、下る。雪の下りは、滑る。
転んでも笑っている。
下る。下る。ようやく下社が見えるところまできた。
何故か、雪ダルマだ。きっと、阿夫利神社下社から上がってきた人が作ったんだ。
ここで、アイゼンを取り外し、急で、腐った鉄の手摺りの階段を下る。
さー、下社だ。
正面に回って、丸い締め縄を通って、拝観する。
ここから450円のケーブルに乗る人と、歩いて下る人に分かれる。
ぼくは、太腿の攣りを恐れて、ケーブルにした。
Iwataさんと、Maedaさん、女子二人は歩いた。
ケーブルの方が、わずかに早く着いた。
この後、海老名駅ちかくに予約していたお店に全員、席におさまってほっとする。
お店の温度があたたかく皆の顔が赤くほてっている。
乾杯して、ようやく一息ついた。

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