2012年6月3日日曜日

分散 Dispersal

6月1日の続き:
金沢林道を歩いていて、今までみたことがない虫こぶを見つけた。
コナラの枝を巻き込むようにして着いている。
どんな虫の卵か幼虫が入っているのだろうか?
今、インターネットがあるから簡単に調べられた。
「コナラ 虫こぶ」とこの二つのキーワードで検索すると、すぐに似た写真が出てきた。
ナラメリンゴタマバチというハチの仲間がコナラの冬芽の時期に卵を産みつけたようです。

今日は、新横浜で、じゃおクラブという定年退職者たちの集まりで
話しをしなければならない。
話しのタイトルを「分散」にした。

どんな生き物も生まれた地域や親のいる集団から出ていく。
哺乳類でも生まれた子供は親元から分散していく。
しかし、ある哺乳類では、
オスは出ていくがメスは親元に残るという動物たちが多い。
そのような動物は社会集団(メスグループ)を形成する。
集団を形成する哺乳類の大半は、生まれた社会からオスが出て行く。
母系制の社会を形成しているのだ。
サルの仲間もうそうだ。
ただ、サルの仲間では発情季・非発情季を問わず、年中、他の群れ出身の
オトナオスがメスグループの中に加わっている。
つまり、婿入りしてきているオスがいる。
もちろん、例外の動物がいる。チンパンジーやヒトだ。
チンパンジーやヒトはメスが生まれた社会から出ていき、オスが生まれた社会に残る。
つまり、メスは嫁入りする父系制の社会を形成する。
しかし、そんなヒトの社会に、進化の流れに背くサザエさん現象がみられる。

と、こんな内容の話しをするつもりだ。

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