2011年12月11日日曜日

ナメコの収穫

唐沢林道を下ってきて、途中からショートカットしたところにAme君やMu君が
ナメコのようなキノコがあると教えてくれる。
ナメコそのものだ。図鑑で照らし合わせないうちに、連れ合いと二人で味噌汁で食べた。
いつもはぼくの採ってくるキノコは食べないのにナメコだというと納得し、食べる。
美味いねぇー、うん、旨いと汁を飲みながら声がでる。
1991年8月の下北半島脇野沢村の山中で、ナメコをみつけサブザックいっぱいに採って民宿に持ち帰ったことがある。その時は、翌年のサル年に向けてのフジテレビの番組取材で、A2-84群という天然記念物に指定されている群れを追っていた。
1年をかけてその群れを追跡取材した。プロデューサーは「福田さん、番組の山や谷が欲しいねぇー」といつも僕に言う。「自然番組は、できる限り多くの時間をカメラを回すことです」
当時の群れは発信機も取り付けておらず、若かった(でも45歳)ぼくは山の中を重い三脚を持って駆け回ることができた。
たくさん歩き回ることで、十分時間をかけてサルを追跡撮影することで「北限に生きる」が生まれた。サル年の正月に向けて放映するために、大晦日に打ち上げという日程だった。
そんな中で、下北の山中を駆け回っていた時に、大量のナメコを収穫したのだ。
今、考えると不思議な感じがする。その時、ぼくはナメコを野外で見たのは始めてだ。が、ナメコだと確信して収穫し、民宿に持ち帰った。
ナメコは4、5日間、朝食、夕食にでた。ぼくらテレビスタッフとその時民宿に泊まっていた電気?工事の作業員の人たちも食べた。感謝されたが、毒キノコだっていうこともあった訳だと考えると恐ろしい。

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