2011年12月8日木曜日

ヒグマ糞の内容物

サルルン展望台からの尾根を歩いて、見つけたクマ糞である。
この中で一番太い一つを待ち帰ってきた。
今朝、庭の水道栓のところで、茶漉しに糞を容れて水洗いした。
どんな種子が出てくるのか?
あるいは、哺乳類の毛か骨か、歯でも出てこないか?

どんどん、洗い流されて、5ミリメッシュの茶漉しの網目から洗い流され、
とうとう下の写真のものが残った。
ほぼすべて植物質のもので、動物質のものは何も含まれていない。

植物質のものもどの部分の何なのか、まったく同定できず。 
しかし、36枚撮りのフィルム缶と同じような太さの糞の大半が、
茶漉しのメッシュから流れ去ったことと、わずかに残った下写真の
物に目を凝らしながら考えた。
食べた植物質のものは、ドングリではないか思う。1、2ミリから2、3ミリの光沢のある堅いものが無数にあるが、ミズナラなどのドングリの種皮ではないかと考えられる。
以前、ブナの実(種子)を食べたツキノワグマの糞を洗ったことがあった、
この糞はブナの殻斗がたくさん出てきたのでブナを食べたことが分かったのだ。
おそらく、ブナの実食いの時は、林床に落ちている実ばかりでなく、
ブナの木に登って食べるのだろう。
釧路では、10月を過ぎるとドングリの実は落下するだろう。
釧路で落下したドングリを食べるのは、ネズミ類、エゾリス、シマリス、モモンガ?そしてヒグマだろう。さらにはエゾジカも採食しているだろう。

昨夜、教え子から原発30キロ圏内の動物たちの保護活動に参加する予定で、
四輪駆動車のタイヤも冬タイヤに変え、出発しようとしていたが、
今になって気持ちがぐらついていると電話があった。
「やめなさい、若者が行くところではない」と押し留めた。
募集する団体もボランティアの年齢を考えて、活動の仕方を変えるべきだ。

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