2011年12月7日水曜日

エゾジカが多いのに裸地とはなっていない!

サルボ・サルルン展望台への案内板
周りにはササやアシが繁茂している。
案内板からすぐ、登りの木道がある。
この斜面は南斜面なので、春一番にアイヌギが採れるようだ。
また、フクジュソウも出るところでもある。 
 尾根道の遊歩道には砂利が敷かれている。
それでも雪解けの時には、ぬかるみの道となる。
シカ糞が落ちている。 
シカの警戒音が聞こえたので、サルルン展望台からさらに尾根道を行くと、
下のような遺跡あることを知らせる掲示板が笹薮の中にあった。 
尾根道となっており、シカやクマの獣道となっている。
シカが休息していた場所やクマ糞があったのもこの尾根道だ。
そのためだろう。この辺りはクマザサの丈が短いし、また、まばらである。 
この尾根を歩くと、シカ糞がたくさん、、、、

これは古いシカ糞だ! 
尾根道から少し離れるとクマザサの丈が高くなり、しかも密生している。
下の湖と斜面との間には釧網線の線路が見える。 
塘路湖方面をみれば、斜面はササで覆われ、平地はアシの枯草で覆われている。
釧路地方のエゾジカの個体数もかなり増加していて、農家では牧草地や農耕地の食害に困っているようだ。
しかし、このようにシカ糞がたくさんあるような所でも、下草が無いのは尾根道だけであり、斜面や平地は土が剝き出しになってはいない。

一方、丹沢では尾根ばかりでなく斜面も下草が生えていない。
釧路地方では、丹沢と比べて面積当たりのシカの頭数は圧倒的に少ないということなのだろうか?
シカに出会う機会や見つかる糞の割合は丹沢もこの塘路湖付近も変わりがないように思う。
やはり、丹沢の下草が無いのはシカの食害も含めて、大気汚染による影響があるのではと考えてしまう。

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