2011年5月9日月曜日

クマ糞ではない!

653ピークから北西に走る尾根を下ったところに、
キランソウの仲間のジュウニヒトエが!
ジュウニヒトエではなくツクバキンモンソウ(コメント2を参照)
2)パーティで拾ってきた「クマ糞」を昨日洗った。
8割以上が土であり、0.5ミリメッシュの茶漉しに残ったものは、
たくさんのキブシの種子、
ミミズやムカデの外骨格、
さらに両性・爬虫類の頭骨の破片と一個の頚椎だ。

途中でクマ糞ではないイノシシかな?と思い始める。
糞を採集した雨宮君から、撮った写真を送ってもらう。 
アナグマの家族がしたタメ糞だ!
糞を拾った場所にはアナグマの古い糞があったのだ。 
写真左は、ムカデたち、中央上は多分頭頂骨、その下には頚椎、中央下はムカデ以外の環形動物、他に昆虫の足や触覚、さらにはキブシの種子や果皮があった。
たくさんの新鮮な糞がビニール袋に入っていて
「クマ糞」だと見誤ったのだった。

2 件のコメント:

  1. 昨日は久々にアナグマが林道脇に堆積した落ち葉の中をあさったり、あちこち土を小さく掘り起こしてました。

    イノシシの痕跡との違いは、アナグマのは点々と飛び、イノシシは連続して深い、でしょうか?
    以前、アナグマを追跡したときに観察しました。

    アナグマもムカデ類を好むのですね。落ち葉の中の生物はみなエサになるみたい。
    ヒミズもとうぜん食べてますね。

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  2. 昨日、やまぼうしさんよりメールをいただきました。
    上のキランソウ属の花はジュウニヒトエではなくツクバキンモンソウという割りと珍しい花のようです。
    キランソウ属は日本には11種あり、ニシキゴロモの変種のツクバキンモンソウは、「関東から四国の太平洋側の山地にはえる」ようです。「日本の野生植物3」平凡社より

    やまぼうしさんにはいつも感謝です。

    take隊員へ
    そうですね、アナグマは点々と飛ぶことでしょうか!
    本当に何でも食べるのがアナグマやイノシシですんね。
    キブシの干からびた果実も。

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