焼小屋沢橋をすぎヘアピンカーブを登ってしばらくいくと、
伊勢沢林道から奥野林道へのぼくのコースがある。
急峻な斜面を木を伝いながらおりる。10分もしないで沢だ。
毎回、沢につくとイワタバコの様子をながめる。
伊勢沢ではもっともイワタバコが群生しているところでもある。
沢の岩の上にはウワバミソウが、、、、。
ぼくはこのウワバミソウを一度もしっかり料理して食べたことがない。
箱根のサルを調査していた頃、
奥湯河原の旅館では毎年、ウワバミソウを山のように摘んでいた。
皮を剥いて、叩くとねばねばした状態になるという。
岩魚?山女?が一匹流れに逆らって漂っている。
ときおり水面上を飛んでいる虫に飛びつく。
なんと、体全部を水面から飛び出て、飛んでいる虫を捕まえる。
ぼくは、鳥屋で買ったカツ丼弁当を食べながらそれを見ている。
ご飯粒を投げ入れてやる。
上手く、見つけたら飛びつく。
水の中に落ちて流れたものには興味を示さない。
なるほど、この魚は毛ばりが効くわけだ。
頭上にはチドリノキが陽光を浴びている。
ここでは、いつもお昼にしたり、湯を沸かしてお茶にしている。
そうそう、この日はヒルには一匹も遭わなかった。
雨が降らないので落ち葉の下深くに潜んでいるのかな?
今日は、これから慶應の女子学生と丹沢だが、やはりヒルは出ないかな?
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