18日(金)・19(土)と一泊二日の丹沢野外実習があった。
山歩きが少ないので、自分たちで地図と磁石をたよりの尾根歩きをしてもらった。
男組と女組の2グループに分かれて、高畑山山頂で落ち合うことにした。
尾根歩きの基本として、高い所、常に高い所を目差して登ることと注意をした。
待ち合わせ時間がきても女組が来ないので、何かのアクシデントが生じたために来られないと判断し、山頂から尾根を下り、キャンプ場に着いた。
女子たちは、ぼくらに「びっくりするものを見つけた!」と目を輝かせて話す。
彼女らがまるで絵本に出てくるような狩人のような姿で、ニコニコと小鹿を担いでもってくる。
そうやって何度も交代しながら運びおろしたようだ。
もちろん、それからは小鹿の死因の話しで盛り上がった。
キャンプ場では解体作業ができないので、明日の早朝、人がやってこないところまで運んで解体することになった。
女子二人が笑いながら早朝シカを運ぶ。
暗いうちに小鹿を置いてきて、キャンプ場に戻り、朝食を食べ、後片付けをして小鹿のところへ行き、先ず、ぼくが皮の剥ぎ方を教える。学生たちの驚きの声をバックにある程度皮を剥がし、学生に代わる。男子は足を持つくらいであった。
綺麗に履皮した毛皮と足を並べて記念撮影。
前脚、後脚は女子たちがそれぞれ欲しがり、尾と耳も女子、頭部も女子で男子は最後まで腰が引いていた。
この小鹿の死因はなんと脊椎を撃たれたことであることが解かった。毛皮に直径1センチくらいの穴が開き、背骨に弾が貫通していた。
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