10月2日の東丹沢:
7時43分、もう、肌寒いくらいである。林道上に寒さで動けなくなったウマオイがいた。
ウマオイは弱弱しいが、夜になるとスィーチョンと鳴いてメスを誘う。
首尾良くメスと出会って交尾できたのだろうか?
コオロギもキリギリスも春に孵化して、晩秋には死んでしまう。
随分、内容の凝縮した生き方をする動物だ。
失敗は許されない。
ぼくらは来年こそは!と未来へ希望を託す。
ウマオイたちはその希望を子供に託す。
大きなケヤキの木の幹に直径10センチくらいの穴が開いている。きっと、森の鳥たちや動物たちが利用しているのだろう。
穴の下にムササビの糞を捜したが見つけられなかった。モモンガでもここでは暮らせそうだ。 シラカシ、コナラ、ミズナラなどのドングリが早くも、林道に落ちている。それらを踏んでしまうと「ギャー」と叫んで死んでいくようだ。アケビの実はまだ割れてはいないが今年はたくさんアケビの実がなっている。早くも、アケビのタネだけのテンによる落し物が見つかった。 帰路、矢部さんがヤマカガシと指差す。まだ、首の周りに黄色の輪が残るコドモだ。生まれるのが遅かったようだ。この子が冬をどうやって地中に潜って過ごすのか、それまでお腹を満たすことができるのだろうか?このコドモは生まれてすぐに厳しい冬に対応しなければいけない。
ぼくの人生は失敗ばかりだが、大成功は老若男女を問わず多くの友人に恵まれたことだ。
興味深い穴ですね。直径10センチあればキツツキではないですね。
返信削除それに穴の下や周辺に樹皮のすれた部分が見られるから、ムササビかなぁ?
モモンガもこのぐらいの穴を開けるのですか?
でかい穴です。
返信削除面白いのは穴の回りが異様に黒っぽくなっているんです。
ぼくの想像では、動物が何度も上からも下からも横からもどんな方向からでも出入りしているために、穴の回りが何か毛で擦れたような感じに見えました。
モモンガは小さいが大は小を兼ねるで入らないでしょうかね?
いずれにしても森の中のこのような樹穴は、動物たちが利用しているので、この場所は車を置いてから1時間半歩かなければ来られない場所だが、年に2、3度は来るので注意して見ていたいです。
穴を覗いてみたいものだが、、、。