オリンピックのテレビ観戦をしていて思った。
レスリング、シンクロで日本人のコーチがアメリカや中国を指導しメダル争いをする。
日本のスポーツも外国によばれて選手たちを指導するようになった。
日本では、多くの技術者がやってきて明治以降の日本の発展に寄与してきた。
スポーツの世界でもしかりだ。
外国の優秀な文化を取り入れるためには、日本は随や唐まで使者を送った。
現在でも、日本は海外研修と称して海外の優れた技術を導入しようとしている。
一方、優秀な技術をもった日本人が海外で働き、技術を伝えている。
東南アジアのダム工事開発、道路や橋の設計に関わる人、
精密機械のための技術や工場の運営・管理を指導している人、
アフリカで農業や漁業、医療や行政の指導をしている人、
優れた技術を学びに来た者が自国へ持ち帰って広めていったり、
優れた技術をもった者が外国へその技術を伝えて行く。
明治以降、海外から導入された技術は少なくても貧しい農山村をなくしてくれた。
今では自由競争という一見公平に思える考え方が導入され、再び、貧富の格差が大きくなってきている。
インターネットが普及した現在、技術文化の交流はますます加速化されるかもしれない。
が、私たちは無批判に受け入れるのではなく、考える頭をもたなければならない。
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