2008年8月8日金曜日

歯科医院に行くのが嫌な理由

カニクイザル(Macaca fascicularis)の推定8、9歳メスの上顎の歯
私たちヒトの歯並び(前歯が2本、犬歯1本、小臼歯2本、大臼歯3本)と同じだ。
昨日、歯科医院に行った。
椅子に座らされていた時間は30分くらい。
口を開けたままでいること25分以上。
大口を開けながら、何故、歯科医院に来るのが嫌なのか考えた。
キーンという歯科独特の歯を削る機械音!
ガリガリと患部を削られる時の頭骨・脳への不愉快な衝撃!
この削られる時の不愉快な衝撃が唯一最大の歯医者嫌いの理由であると思っていた。
今回は6ヶ月目の定期検診であり、歯を削られることはなかった。
にも拘らず、歯科医院に来るのは嫌だと思った。
その嫌さとは、半ば強制的に他人に自分の口内を隅々まで見られ、さらにいじくり回されることだ。
歯科医師や衛生士に口を開けてバカ面をして見せて、幼児言葉のような言い回しで注意される。
この嫌さ、屈辱は歯を削られるのと同等かそれ以上のものである。
大口を開けてバカ面をさせられている、この屈辱から一刻も早く開放されたい。
逃げたい気持ちになる。
検診が終わった後、礼を言うのに相手を見るも恥ずかしい。

4 件のコメント:

  1. カニクイザルの歯、きれいにそろってますね。虫歯だらけの私はうらやましいです。歯医者さんのこと、同感です!しかし、歯科と縁がきれない私はもう図々しくなって、大口開けての治療後も、あ、どーも〜とあっさり言って帰って来ます。慣れっておそろしいですね。

    釧路からのブログアップ、楽しく拝見しました。山や釧路湿原、動物や植物、地方の問題、なんか現場中継のようで臨場感がありました。
    あんな大きな、それこそ原野と呼べるようなところで思いっきり遊んで子ども時代を過ごせたなんて、危険も多かったでしょうけど、幸せですね。

    釧路実習、ひそかに、うーむ、これは学生だけの実習なのかなあと思っていました。isa隊員と行ってみたいなと思ってます。

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  2. taka隊員へ
    今の若い人たちは歯科衛生が小学校以下の時から叩き込まれているから、二十歳になっても虫歯が少ないですね。

    ぼくの時代は歯科衛生に関しては、酷いものだった。インドネシアや中国やぼくの子供の頃よりも東アフリカの人たちの方が歯を大事にしている。このことについてはサイトの「チンパンジーのマハレ国立公園」に載せております。

    釧路実習、今年は卒業生などにも声を掛けませんでした。isa隊員なら一夏居ても飽きないでしょう。是非、いらしてください。学生と一緒なら実習参加もかまいません。毎年、ふたば幼稚園の先生方も学生と一緒に登山や湿原歩きをします。

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  3. こんにちは。
    写真では大きく見えますが、実物はすごく小さいですよね。
    猿って歯並びがいいんですね。
    ほんと、うらやましいですね。
    あんなに小さい歯なのに本気で噛むときの強さといったらたまりません。
    以前生え変わるときに抜けた乳歯を取ろうと狙っていたら、飴玉のように口に入れてころころ転がして遊んでいました。
    なので見れずじまい。
    このように写真で拝見できてうれしいです。

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  4. 雲山さんへ

    サルばかりでなく野生動物の歯並びは皆綺麗です。

    私たち現代人の歯並びの悪さは、柔らかい加工された食物を食べることによって、歯茎が小さくなっているのに、歯の大きさが変わらないので、どうしても1、2本の歯が横にはみ出てくることになります。

    柔らかいさまざまな伝統的な食品を多く食べる、日本や中国をふくむアジアの人々の歯は、アフリカの人たちの歯に比べると、虫歯も多いし、歯並びも悪いと思ってます。

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