2008年8月5日火曜日

湿原の思い出

釧路湿原の遠景
これは7月27日の釧路実習でサテライト展望台から撮ったものです。
手前の少し斜めに左右に走っている木が生えてないようなところ、わかりますか?
そこのさらに手前(手前の林と重なりそうなところ)に斜めに細く走っている道がわかりますか?
クリックして拡大して見て!
白い服をきた人が歩いていますね。
そこが、湿原探勝歩道です。左(実際は北にあたる)に進むと温根内ビジターセンターがあります。

この湿原探勝歩道はかって鶴居村と鳥取を結ぶものでありました。
鳥取小学校の頃の同じクラスに、鶴居村から通ってくる吉田くんと澤田さんがおりました。
彼らのおじいさんさんたちは鳥取県から屯田兵として渡ってきたのです。
ぼくは、2度吉田くんに着いて鶴居村の彼の家まで行ったことがありました。
片道10キロ?くらいあったとおもいます。
帰りは、真っ暗闇の道を遠くの光を目差して歩いたのが昨日のように思い出されます。
2度の内一度は、軌道の上を走るトロッコに乗って鶴居村まで行ったことがありました。

当時の湿原は、原野と呼んでおり、牧場にもできない不毛の地と考えられていました。
しかし、当時の子供たちにとっては、無限の楽しみを提供してくれる場でもありました。

春は、山菜採りやスズラン狩り、オタマジャクシ取り
夏は、ヤチウグイ、トンギョ、ドンコ、ドジュウなどの魚釣り、さらにはキリギリス取り
秋は、コクワ(サルナシ)やヤマブドウ狩りやボリボリ取り
冬は、スキーを履いて、どこまでも自由に歩ける開放感

谷内坊主の上を飛び跳ね、谷内眼に竦み、肘や膝はいつもすり傷だらけの子供の時が懐かしい。
そういう外遊びを今の子供たちにも味あわせてあげたい。

2 件のコメント:

  1. この全景すべてが湿原でしょうか?
    なんだか初めて見る釧路湿原の角度です。

    湿原の中に生えている木はなんですか?
    やはり中は歩けないのでしょうね。

    川をボートで遡って魚を釣るような記事は読んだことはあるのですが・・・。

    こんな道を10キロも歩く、子供の頃とはすごいですね。

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  2. 遠方に見える山並みの手前までが釧路湿原です。
    で、その山並みの真ん中あたりに3月16日にアップしたサルルン展望台があります。

    ハンノキの仲間やミズナラ、サビタ(ノリウツギ)などが生えてます。
    湿原の中はとても歩けませんが、冬は凍るので、どこまでも歩けます。

    カヌーで川下りをするのは釧路川です。塘路湖から貸しカヌーがあって少し下れます。

    同じクラスの吉田くんと澤田さんは、その10キロ以上も離れた鶴居村から鳥取小学校へ雨雪関係なく歩いて通ってきたんです。

    ぼくは人は歩くことで成長する生き物だと思っているんですよ。

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