2026年2月11日水曜日

シカの成長別大孔の大きさ                        The sizes of magnum foramen by growth in Sika deer

シカのオトナ、ワカモノ、コドモの大孔がしっかりしている標本があるのでアップする。オトナは2009年7月に早戸川沿いの伝道へ行く道で頭骨を見つける。ワカモノは2009年9月に長者屋敷付近で専門学校の学生が死体を見つけ、翌日中津川の橋下で解剖・解体、コドモは2005年8月に札掛森の家側で事故に遭った個体を神奈川県自然保護センターが安楽死させ、研修中のMOが死体を解剖。
図1.シカCervus nipponの後ろ腹側から見た大孔の大きさ
左:オトナ 中:ワカモノ♀ 右:コドモ
図2.後ろから見たシカの頭骨の大孔の大きさ
左:オトナ 中:ワカモノ♀ 右:コドモ
大孔の大きさは、見た目は同じくらいだが、コドモ(横:17.7 mm 前後:21.3mm)、ワカモノ(横:22.2 前後:22.9)、オトナ(横:23.7 前後:20.8)であり、横はオトナが一番大きいが前後はワカモノで、オトナの前後の長さはコドモより0.5ミリ短った。
図3.正面からのシカの頭骨
左:オトナ 中:ワカモノ♀ 右:コドモ
正面から見た頭骨はオトナ>ワカモノ>コドモである(図3)。上から見た頭骨もオトナ>ワカモノ>コドモであるが、ワカモノやオトナが大きくなったのは前頭骨と上顎骨、鼻骨であり頭頂骨はコドモ、ワカモノ、オトナとも少し大きくなるが、顔面頭蓋の大きくなる割合と比べると大差が無いと云える。
図4.上から見たシカの頭骨
左:オトナ 中:ワカモノ♀ 右:コドモ
今朝からしょぼしょぼと雨が降っている。久しぶりの雨だ。雪で地面が濡れ、この雨でさらに湿気を含んだことだろう。このまま春になれば一斉に木々の芽が膨らみ、地面からはクロッカスの蕾が顔を出すだろう。北海道ではまだまだ春は遠いが、軒先のツララから滴り落ちる水の音も大きく聞こえるようになるだろう。

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