2025年7月2日水曜日

ウサギの腓骨は脛骨と一部癒合            Fibula of rabbit is fused to the lower half of tibia

 マウスやラット、アカネズミの脛骨と腓骨は脛骨の半分くらいから遠位端にかけて腓骨が癒合・合体していた。が、リスになるとサルやタヌキのように脛骨と腓骨は分離していた。ウサギでもネズミと同じように腓骨が癒合・合体している(図1,2,3)。

ウサギもネズミも蹠行性の踵を地面に着けて歩く。サルのも蹠行性だ。地面に踵を着けて歩くかどうかは、全く脛骨と腓骨の癒合・合体とは関係がない。ウサギの後肢の踵から指先までは、左右に回すことが出来ないのだ。ただ、上下に可動するだけだ。

図1.カイウサギOryctolagus cuniculusの前からの左右の脛骨・腓骨
図2.アマミのクロウサギPentalagus frurnessiの後ろ斜め上方からの下肢骨の脛骨・腓骨
from A.Yoshida


図3.アマミノクロウサギ左斜め前方からの左の脛骨・腓骨
from A.Yoshida
しかし、ピョンピョン跳ねるのはこのように腓骨が脛骨の遠位端の方で癒合・合体すると飛び跳ねる威力が増すのだろう。走る、跳ねる動物と云えばシカやウマがいる。彼らの脛骨と腓骨はどうなっているのか?

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