2024年9月30日月曜日

ヒミズの全身の骨     All bones of shrew-mole

冷凍庫に納めていたヒミズを9月5日に水に浸して腐らし、骨を取り出した(図1)。このヒミズは2010年10月にやまぼうしさんが清川村寺家谷戸地区の畑の中の未舗装の道路で拾ったもので、12月に彼女から受け取り冷凍庫に保管していた。同時に彼女は同じ場所でヒメヒミズも拾っている。このヒミズとヒメヒミズに関しては2011年2月4日のこのブログでアップしている。
今日は、そのヒミズの骨を乾かし、部位別に並べた(図1)。頭蓋骨A&A’は細かな骨片に分かれており、元の状態に戻すことはぼくの能力を超えている。同じ様に骨盤Gも三つの部分に分かれ、肩甲骨Dの一つも折れている。更に、腓骨が折れて脛骨から離れてい(I)。恐らく、このヒミズは畑の道を通る人に2、3度踏まれたのだろう。
図1.ヒミズの全身の骨
A,A’:頭蓋部分 B:頸椎、腰椎を含む脊椎部分 C:切歯、前臼歯、旧歯
 D:肩甲骨 E:上腕骨 F:尺骨と橈骨 G:骨盤 H:大腿骨 I:脛骨と癒着した腓骨  J:肋骨 K:手指骨部分 L:胸骨柄

久しぶりの小動物の骨なので、ほぼ全ての骨をアップした。ヒメヒミズも骨にしてあるので、次回にでもアップしたい。

2011年12月にやまぼうしさんからヒミズとヒメヒミズをプレゼントとされ、2021年まで毎年専門学校の授業で両者の違いを学生たちに見てもらった。そのヒミズとヒメヒミズをやまぼうしさんが拾ってから13年振りに骨にしたのだ。様々な事を思い出し、感慨深いものがある。

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