サルの仲間の口蓋は凹んでいて歯列は放物線を描くようだった。一方のネコの口蓋は平で歯列はハの字型であった。食物の摂取の仕方で、サルの仲間は臼歯で咀嚼を繰り返すが、ネコは咀嚼は殆どなく丸飲みのようであり、サルの食物の摂取の仕方が、口蓋に表れていると考えた。
サルと同じように口に入れた食物を何度も頬歯で咬む行動をする動物に反芻類のシカやカモシカがいる(図1)。何度も咀嚼すると云うことは左側で咬んでいたものを右側に移動して噛み、また、左側へ移動させて咬む。この咬んでいる物を移動させるのが舌や頬の運動だ。移動させるには口蓋が凹んでいる方が、食物を上に上げて反対側へ移動させさせ易いと云うことだろう。
さらに、草食性のウサギの仲間もそうだ(図2)。シカ、カモシカの左右の頬歯は放物線を描くようになっており、ハの字型ではない。それは面白い事にウサギでもそうだ。
図1.シカCervus nippon(左)とカモシカCapricornis crispus(右)の凹んだ口蓋
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