子供の時の1年、お正月から翌年のお正月まではすごく長く感じた。〽もういくつ寝るとお正月〽と正月を待つ歌があるくらいお正月までが長く感じる。あるいは夏休みも、秋の新学期が始まるまでは非常に長く感じた。夏休みは屋外で朝から夕方まで遊びに遊んだ!
しかし、大人になると1年は短く感じるようになり、ぼくのような後期高齢者になるともう節分?もう雛祭りの桃の節句、子供の日の端午の節句があっという間に過ぎてしまい。暑かった夏ももう9月の半ばだ。
1週間も月曜だったのが、すぐ日曜日になる。歳をとると日にちや曜日が不明になるのはあまりにも早く日が過ぎていくと感じるので、覚えていられないからだ。1日だって、すぐ過ぎる。ぼくは時間が勿体ないので、朝は4時半頃起きるのだが、すぐお昼の時間になり、もう夕食が終わると寝る時間だ。
歳をとってからの時間感覚と子供の時間感覚はどうしてこうも違うのだろう。子供頃、風邪をひいて布団に寝かされていたことがあった。飽きる程寝てもまだお昼にもなっていないなんてことがよくあったものだ。
この時間間隔の子供と年寄りとの違いは、それぞれの人生の長さの違いに依るのだ!
それは、同じ1年でも10歳の子供の1年は今までの人生の10分の1だ。しかし、70歳の年寄りでは、70分の1だ。ぼくは76歳だから1年は76分の1だ。10歳の子供に当てはめれば7、8年過ごした感覚が後期高齢者の時間感覚だ。つまり、10歳の子供の1日は76歳のぼくでは1週間の時間感覚なのだ。
え?もうお昼だ!ソバにしよう!
子供の頃は大きな木だと思った故郷のヒメリンゴ
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