三峰山の山頂の休み台で、もうしばらく休んでいきたいと思ったが、出かけることにする。こんなに暑いのにセミも鳴いてないことが不思議な感じもする。山頂の道標(図1)を左に下る登山道がある。ストックはザックに付けている。両手が空いているので岩、木の根、幹、鎖などに捉まって歩く。帰りは下りのせいもあって早い。
あのトレイルランの若者はどうやって走り降りたのかな?若いからバランスが良いから地面がざらざらして滑りそうでも難なく走っていけるのだろう。一方、後期高齢者のぼくは慎重だ。根や岩に捉まって登ったり下ったりするのがおもしろい。ザックが重く感じるので右肩の所にタオルを入れる。使いもしなかった、ラーメン用のペットボトルの水、ガスボンベ、コッヘルが重い。
図1.12:35 さぁー、出発だ!
下りは涼しい風が下から上がってくるので気持ちが良い。今まで下りはイヤだったが、登りよりも下りが楽だっと思った事がないなぁーと思う。
最初にイノシシ糞やアナグマ糞があった近くにアナグマ糞があった(図2)。ぼくが往き過ぎてからしたものだ。まだ、柔らかい。そうそう、アナグマとテン糞には見た目の違いがある。アナグマ糞は大半が土砂や腐葉の細片で出来ていて柔らかそうである。古く固まっていると黒い粘土の固まりのようだ。もちろん臭いが違い、ツンっと鼻にくる。図2.13:20 アナグマ糞
ほぼ1時間かかって馴染みの道標のある場所に戻って来た。休み台を見て、またザックを枕に寝ころび仰向けになる。
図3.13:25 戻ってきた!
図4.13:25 先ずは一休み
山で木の葉を見上げながら仰向けになるのは気持ちが良い。あのトレイルランの若者はどこを走っているのかな?ぼくも3,40代の頃、サルを追っていた時は山を走れたものだが、今は木の根に足を取られてすぐ転ぶだろう。そんな過去の事を想いながら目を瞑る。
図5. 13:33 見上げる
13:40 起き上がり、水を飲んで出発だ。ストックはザックにつけたままで下る。休む時間が長いせいか、膝が痛くならない。沢に出たので(図6)、岩に腰を下ろし手で水を掬って顔や腕を洗う。しばらくボーッと座って涼を取る。この水場はこの道標がある所だ(図6’)!登山靴を脱いで足を流れに浸したいと思いながら実行できず。濡れた足を拭いて靴下を履くことが面倒に思えたのだ。
図6. 14:56 沢で涼んだところ、図6’の方から
図6'. この道標がある水場
不動尻に着き(図7)、そのままゆっくり下る。広沢寺温泉無料駐車場に着いたのが、16:25であった。車の左右の4つのドアを開け放し、水道栓に行き顔を洗い、トイレに行く。車に乗って連れ合いに「今帰る」とSMSを送る。
図7. 15:14 不動尻着
0 件のコメント:
コメントを投稿